♪「亡国のイージス」真田広之主演 福井晴敏原作
「父さんのGW DVD特集」第一弾。一言で言えば、「ダイ・ハード」の日本版だね。もう中年の、普段は冴えない下っ端専任伍長がテロリストからの日本の危機を救う話しだ。「ダイ・ハード」のアクションスペクタクルに、「日本人は自らの危機に鈍感過ぎる!命を掛けて守るべきものがあるのか!?」という重厚なテーマが重なり、かなり面白い…はずなんだけれど、どうも底が浅い感じがした。こういう重いテーマは、もはや日本映画では描けないのだろうか。
このブログを書くにあたってAMAZONのレビューを1~2読んだが、みんな同じことを書いている。特に原作を読んだ方は、映画の内容(表現力)の薄っぺらさに納得いかないらしい。父さんはこの原作は読んでいない。でも原作者の本は本作以前の2冊は読んだ。登場人物の背負う人生の苦悩を濃密に描いて、なかなか読み応えのある話だった。多分この「亡国のイージス」も、小説では選任伍長や寺尾聡演じる副長、それから特務機関DICEから送り込まれるキサラギ達が抱える人生は相当に複雑そうだが、映像からは伝わってこなかった。それにイージス艦の将校達がなぜテロリストに迎合したのか、なぜ副長の一言で行動を翻したのか、その辺も明確には伝わって来ず、そこが薄っぺらなアクション映画になってしまった要因だろう。
真田広之は、前にも書いたと思うけど父さんの大好きな俳優だ。年をとって冴えないオヤジ役をやるようになってから、凄く良くなった。今回の作品は、寺尾聡や中井貴一、吉田栄作など、いい役者が揃っているのに残念だ。
福井晴敏は映画化を前提にこの原作を書いたそうだ。今回は借りていないが「ローレライ」(原作は「終戦のローレライ」)もそうだ。まあ原作が面白いから、そういう企画もありかもしれないが、そろそろ映画制作のほうは見直したほうが良いかもしれない。
「父さんのGW DVD特集」第一弾。一言で言えば、「ダイ・ハード」の日本版だね。もう中年の、普段は冴えない下っ端専任伍長がテロリストからの日本の危機を救う話しだ。「ダイ・ハード」のアクションスペクタクルに、「日本人は自らの危機に鈍感過ぎる!命を掛けて守るべきものがあるのか!?」という重厚なテーマが重なり、かなり面白い…はずなんだけれど、どうも底が浅い感じがした。こういう重いテーマは、もはや日本映画では描けないのだろうか。
このブログを書くにあたってAMAZONのレビューを1~2読んだが、みんな同じことを書いている。特に原作を読んだ方は、映画の内容(表現力)の薄っぺらさに納得いかないらしい。父さんはこの原作は読んでいない。でも原作者の本は本作以前の2冊は読んだ。登場人物の背負う人生の苦悩を濃密に描いて、なかなか読み応えのある話だった。多分この「亡国のイージス」も、小説では選任伍長や寺尾聡演じる副長、それから特務機関DICEから送り込まれるキサラギ達が抱える人生は相当に複雑そうだが、映像からは伝わってこなかった。それにイージス艦の将校達がなぜテロリストに迎合したのか、なぜ副長の一言で行動を翻したのか、その辺も明確には伝わって来ず、そこが薄っぺらなアクション映画になってしまった要因だろう。
真田広之は、前にも書いたと思うけど父さんの大好きな俳優だ。年をとって冴えないオヤジ役をやるようになってから、凄く良くなった。今回の作品は、寺尾聡や中井貴一、吉田栄作など、いい役者が揃っているのに残念だ。
福井晴敏は映画化を前提にこの原作を書いたそうだ。今回は借りていないが「ローレライ」(原作は「終戦のローレライ」)もそうだ。まあ原作が面白いから、そういう企画もありかもしれないが、そろそろ映画制作のほうは見直したほうが良いかもしれない。