呑む気オヤジ/蔵王山麓蓬莱庵便り

蔵王山麓暮らしのオヤジの日記。合唱も映画もドライブも温泉も、たまには俳句も・・・😄

音楽アウトリーチコンサート in ざおう

2018-09-24 | コンサート・LIVE・演劇などの話
晴天の秋分の日、ドライブがてら蔵王町にこれを聴きに行きました。相棒コペンをオープンにして。気持ち良かったです。
「音楽アウトリーチコンサート in ざおう」
バリトン歌手の高椅正典さん、コンポーザー・ピアニストの鬼武みゆきさん他が出演。
前半は正典さんのオペラ名曲集とゲストのドラマティックソプラノの早坂さんのステージ。
ソプラノの中でも、低めの太い声で歌うのをドラマティックソプラノというらしい。早坂さん、ノリもまるで渡辺直美みたいで、なかなかの迫力でした。
そして後半は、エンターテイナー高橋正典の真骨頂、ポップスステージでした。いやぁ何度聴いても素晴らしいなぁ!
ピアノ伴奏は、作曲家・アレンジャーでピアニストの鬼武みゆきさん。この人はすごかった。(詳細は別途)
とても楽しいコンサートでした。このコンサート、地元の小・中学生は無料だったけど、ホールにはあんまり来ていなかったようです。入りは6〜7割ぐらい、もっと聴きに来て欲しかったと思います。ちょっと残念…

追伸
アウトリーチ= 公的機関、公共的文化施設などが行う、地域への出張サービス。例えば公共ホールがプロのアーティストを地域の学校や福祉施設に派遣してワークショップ、ミニコンサートなどを行う普及活動。(コトバンクより)

高橋さんと鬼武さんが蔵王町の小学校を訪問したということですが、その時に鬼武さんがやったアドリブ演奏、今回はそれを再現して聴かせてくれました。
いやぁ〜、すごい❣️聴衆に、ドレミファソラシドから1音を選んでもらい、五線譜に置いていく。10音ぐらいになったら、その音符の並びをその場で即興で曲にするんです。
最初は単純な並んだ音符を弾いて、だんだん展開していって、キース・ジャレットばりのジャジーな曲になる…、聴いていてゾクっとしました。
なんとも雰囲気のある美人さんで、音大ではなく東京理科大卒の理系女!加藤登紀子のツアーにも参加しているとか。興味あるねぇ〜、機会があれば彼女のコンサートを聴きに行きたいものです。

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読書感想文「抱く女」20180917

2018-09-17 | 本の話
◯「抱く女」桐野夏生著 新潮文庫 ⭐️⭐️⭐️✨
1972年秋、主人公の直子は大学3年生。
学生運動がまだ盛んな時代で、直子は運動には加わっていなかったけれど、当時の退廃的な学生の例に漏れず、怠惰な生活を送っていた…
72年といえば僕は高校1年、この物語で描かれる大学生活や学生運動の退廃感、閉塞感などは、高校生ながら理解でき、多少は体験していました。でも、この数年後に大学に進学した時には、大学構内も学生も、随分様変わりしていました。
学生運動の「タテカン」は残っていたものの、ほとんどの学生は無関心で、部活やバイトに勤しんでいました。それなりに将来への期待感は持っていて、何をしていいか分からない、何をしてもつまらないというような閉塞感はなかったと思います。僕が鈍感で何も考えていなかったから?
この作品は、桐野夏生の実体験なのかなぁと思わずにはいられないけれど、自分の青春の入口の時代の、ある種の備忘録、日記みたいな作品です。
面白かったけど、⭐️4つにはちょっと足りなかった…


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DVD「マン・ハント」

2018-09-13 | 映画(DVD)の話
◯DVD「マン・ハント」⭐️⭐️✨
TSUTAYAに別のDVDを探しに行って、少し前に封切りの本作を発見。福山雅治と中国のスターが共演するアクション活劇ということで、興味あったけど、封切り時は見過ごしました。
で、DVDを借りてきて観ましたが…う〜〜む、イマ3かなぁ。
大阪?を舞台にした拳銃撃ちまくりのアクション映画だけど、あまりにも荒唐無稽で飽きました。ストーリーも中身ないし、物語の背景や人物設定に無理があるし…
福山くん、頑張っているけど、ちょっと大変だったろうな。よく出演したと思います。
まぁ、全く同じ内容で香港とかマンハッタン、ドバイ辺りを舞台にして撮れば、それなりに見れるかもしれませんが、やっぱり日本ではしっくり来ません。日本の風景に合わないです。逆に言うと、日本は平和ボケしているのかもしれないなぁ。
自分的には星3つに足りなかった…

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映画「カメラを止めるな!」

2018-09-13 | 映画(DVD)の話
◯映画「カメラを止めるな!」⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️✨
随分前から気になっていたけど、なかなか時間が合わなくて観れてなかった「カメラを止めるな!」
いやぁ〜、おもしぇがったぁ〜〜❣️
友人何人かがFB等で取り上げてるし、全国・ローカルのワイドショーでもやっているので、中身の詳細には触れません。
とにかく面白いです。前半の30分以上のワンカットカメラ長回し、なんか観ていていくつか引っかかるシーンがあるものの、カット割りなしに圧倒されて観てしまい、後半へ。
後半で、その引っ掛かりが全部解消されます。それも抱腹絶倒を伴って!ハンカチで目尻の涙を拭きながら観ました。
面白すぎます。こういう制作費300万程度、監督も俳優もほとんど無名の小品が、これだけ話題を集めるのはすごいと思います。
フォーラム仙台の90席程度の小さなハコで観てこそ、とも思うし、上映前に異例の?スタッフによる「この映画は、絶叫、大笑い、ご自由に大きな声を上げでください」という説明も、納得しました。
是非、ぜひ、是非、ご覧くださいませ!(^^)v
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読書感想文「下町ロケット・ゴースト」

2018-09-07 | 本の話
◯「下町ロケット・ゴースト」池井戸潤著 ⭐️⭐️⭐️✨
佃製作所とベンチャー企業が提携し、新しいトランスミッションの開発に取組むことになった。しかしライバル社から、特許侵害を絡めたM&Aが仕掛けられ、万事休す!
相変わらず面白い!痛快!一気に読める!
うーん、でもそろそろマンネリ感あるなぁ〜。
「空飛ぶタイヤ」は、実話に基づいた財閥系大企業の傍若無人、極悪非道?と対決する零細企業、「下町ロケット」も巨大なガリバー企業に立ち向かう町工場みたいな構図で、どれも面白いんだけど、もうそろそろ別なパターンでよくない?と思ってしまいました。
「陸王」は同じような構図だけど、常勝社会人チームに捨てられたマラソン選手の復活劇が絡むので、これは面白かったけど、下町ロケットシリーズはどうなんでしょう。「ゴースト」は続編がありそうだけど、一応期待してます。
取り敢えず、⭐️3つ半かなぁ。


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