呑む気オヤジ/蔵王山麓蓬莱庵便り

訳アリで山暮らしから都会に戻ったオヤジの日記。合唱も映画もドライブも温泉も、たまには俳句も・・・😄

「誰か Somebody」

2019-02-26 | 本の話

「誰か Somebody」宮部みゆき著 文春文庫⭐️⭐️⭐️⭐️

杉村三郎シリーズの第1作目。このシリーズは知らなかった。

巨大コンツェルンの会長の娘と結婚した杉村三郎は、グループの広報室で社内報の編集者をやっている。ある日、会長のお抱え運転手が自転車との接触事故に遭い死亡。運転手の娘姉妹に頼まれて、亡くなった父親の人生を振り返る本の出版を手伝うが、結果事故の犯人探し、父親の知られざる過去の解明に関わることになる…

宮部みゆきらしいミステリー性、人間模様が盛り込まれており、それなりに面白かった。ただ、僕の宮部みゆき像からすると、もっと個々の登場人物を深掘りし、意外性を含んだ感動が欲しかった。少し物足りなし。

でも、今後の杉村三郎にはいろいろ波瀾万丈な人生が待ち受けているようで、それは興味深く、しばらくはこのシリーズを読んでみようと思います。早速、第2弾の「名もなき毒」を買い求めました。(2019-04)

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仙台フィル「クラシック・スタンダード Vol.23」

2019-02-21 | コンサート・LIVE・演劇などの話
仙台フィル「オーケストラ・スタンダード vol.23」
今回は、チャイコフスキー特集。いゃあ、津田さんのピアノコンチェルトは、すごかった。まだ30歳の小柄で華奢な青年、どこからこんなパワーが出るの?という感じです。とっても良かった!
そして、圧巻は山下一史さんのシンフォニー第5番。第1楽章は、僕はチャイコフスキーが白夜の雪に埋もれた草原を、ザクザクと歩いている光景を思い浮かべます。
第2楽章は美しいなぁ〜。今回もホルンのソロは名演!第3楽章は、暖炉の燃え盛る暖かいお屋敷での舞踏会。第4楽章のダイナミックな荘厳さには毎回涙が出ます。
考えてみると、チャイコNo.5はここ2年ぐらいで4回聴いてました。仙フィルが山田さん、角田さん、今回の山下さん、それと広上さんのN響。僕はそんなによく分かってはいないけど、同じオケでも指揮者により印象は変わりますね。
ポップスは基本的にミュージシャンが自分のオリジナル曲を演奏するので、毎回そんなに変わらない。クラシックやジャズは演奏者によって、いろいろ違いが出てくるので、聴き比べる面白さがあります。オーケストラ鑑賞は、とても楽しい❗️
終演後は、仙フィルメンバーのYさんとお疲れ様会を。
いろいろ多岐にわたる話が出来て、これまた有意義でした。自分の知らない世界の友人を、これからも増やして行きたいです。

PS)
今回の青年文化会館、とても響きの良いホールで、仙フィルのホームグラウンドになっているけど、今日の津田さんのピアノは、ほぼ最後列の僕のところにはあまり届かなかった。ステージのどこで弾くか、客席のどこで聴くかによって、相当違いが出るらしく、難しいホールだそうです。
早く、2000人級の音楽専用ホールが欲しいですね!


#仙台フィル









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チョコレート

2019-02-15 | 家族のこと
シオリちゃん、チョコが届きました。
ジイちゃん、涙がちょちょ切れます❣️
3歳半、お絵かきは随分上手になったね。チャンと顔って分かるよw。字は…、字っぽいけどなんて書いたのかな?
今度会えるのは4月かな。その時は、この前みたいにジイちゃんを無視しないでね。お願いします。
その時まで元気でね!パパ、ママにも宜しくね!

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読書「ツバキ文具店」

2019-02-09 | 本の話

「ツバキ文具店」小川糸著 幻冬舎文⭐️⭐️⭐️⭐️✨

読みかけで、なかなか進まなかったけれど、チェリーパークホテルのプチ湯治で一気に読了。「先代」の跡を継いで、鎌倉の一軒家で文具店と代書屋を営む鳩子。ツバキ文具店にはいろいろな事情を抱えた人々の代書の依頼が舞い込むいやぁ~、とっても良いお話でした。鎌倉が舞台で、いろいろなお寺、実在する鰻屋さんやカフェなどが登場します。10数年前に藤沢に勤務していて、鎌倉も営業のテリトリーだったので、随分歩き回りました。とっても懐かしい。そして、鎌倉の四季や登場人物の心情などの描写がとても繊細で瑞々しく、読んでいてその場に吹く風が感じられるような感覚になります。上手だなぁ。まさに女流作家ならではの感性と思います。本屋大賞第4位。この本は、年末になつかし屋のわごちゃんからもらった数冊の中の1冊。自分では絶対読もうと思わなかっただろうから、ありがたいことです。持つべきものは友!星4.5

#読書感想文

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映画「エリック・クラプトン 12小説の人生」20190122

2019-02-06 | 映画(DVD)の話
昨日(1/22)はこれ観てきました。
「エリック・クラプトン 12小説の人生」
完全ドキュメンタリーなので、クラプトンファンには堪らない映画でした。
クラプトンって、すごい人だねぇ。音楽面ももちろんだし、薬物中毒とかアルコール中毒から何度も立ち直って、今はすっかり更生してミュージシャンを続けている。
最愛の息子を亡くしたことが、ある意味良い方に影響したんだろうなぁ。普通なら、また酒に溺れるよね。
女性遍歴もすごい(笑)。それだけ魅力的ってことだね。
「レイラ」、普通バージョンもアンプラグドも、生で聴けたことは幸せです。

「ボヘミアン・ラプソディー」も良かったけど、いくら似ていてもホンモノじゃないからなぁ。あのブームは、ちょっと異常です。

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DVD「三度目の殺人」

2019-02-06 | 映画(DVD)の話
これも1月です…

DVD「三度目の殺人」⭐️⭐️⭐️⭐️✨
是枝監督×福山雅治コンビの2017年の話題作。見逃していたので、正月休み用に借りていました。
職場のトラブルで雇用主を殺した罪で逮捕、起訴された男(役所広司)の国選弁護人を引受けた弁護士(福山雅治)。
男は30年前にも殺人を犯していて、今回の殺人も自白しており、死刑は免れない。弁護士はなんとか死刑を避けるべく奮闘するが、接見する男の話が二転三転する。
弁護士がいろいろ調べていくうちに、今回の被害者の高校生の娘(広瀬すず)が殺人に絡んでいる可能性も出てきて、ますます混沌としていき…

結局最後まで事件の真相は分からず、解釈は観客の判断に委ねるような結末でした。また「三度め」が何を指すのかも不明確で、死刑のことを指すのか、それともこの男は別な殺人を犯しているのか…
うーむ、消化不良な終わり方だったけれど、そこはさすがに是枝監督、計算し尽くした「悶々感」と納得するところでもあります。

この作品、俳優陣が素晴らしいです。
特に役所広司、この人はすごいな。むずかしい役どころだけど、見事に演じていました。娘役の広瀬すずも上手いねぇ。これから大物女優になることでしょう。
福山雅治はとても良いんだけど、ニヒルでクールな役どころが定着しつつあり、前にやっていたラジオ番組みたいに、三枚目的な面白いキャラを、演技でも出さないと、これ以上はないような気がします。
それを引き出すのも是枝監督なのかもしれません。
ジイさん、オススメの作品です。まだ観ていない方、ぜひDVD借りてきて観てください!


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映画「かぞくいろ-RAILWAYS わたしたちの出発-」20190104

2019-02-06 | 映画(DVD)の話
今年の映画鑑賞第1発目です。かなり遡りますが、1/4でした。

映画「かぞくいろ-RAILWAYS わたしたちの出発-」⭐️⭐️⭐️⭐️✨

新年初鑑賞作品です。絶対に見逃したくなかった作品、でも仙台ではあんまりやっていなく、利府まで行って観てきました。
いゃぁ〜、なかなか良い作品でした。
有村架純ちゃんの、亡き夫の連れ子の母親になろうと一生懸命努力する健気さ、息子のために免許を取ったローカル線の運転手の制服姿、おじいちゃん役の國村隼の渋さ…
でも、それらとはまた違う、「鉄ちゃん」としての楽しみ方があります!
舞台となる肥薩おれんじ鉄道が一両でトコトコ走る海辺の美しさ、國村ジイさんの運転手のカッコよさ、有村演じる晶がいろいろ怒られながら見習いで運転するシーン…、プチ鉄ちゃんとして楽しさ満載!ぜひ鉄ちゃん同輩に観てほしいです。
肥薩おれんじ鉄道に絶対に乗りたい!「電車でGo!」またやりたい!切にそう思う作品でした❣️



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