呑む気オヤジ/蔵王山麓蓬莱庵便り

訳アリで山暮らしから都会に戻ったオヤジの日記。合唱も映画もドライブも温泉も、たまには俳句も・・・😄

映画「坂道のアポロン」

2018-03-30 | 映画(DVD)の話
この前、長崎で10年ぶりに会った友人は佐世保出身で、今も実家の家業に就いています。
その彼は佐世保北高卒業で、その後輩?が書いたコミックが原作です。ロケも彼の母校で行われたという映画「坂道のアポロン」をぜひ観てくれというので、観に行きました。僕らよりも5〜6歳上の世代の青春グラフィティ的作品です。

◯「坂道のアポロン」⭐️⭐️⭐️⭐️☆
佐世保の公立高校に、横須賀から家庭の事情で転校してきた薫、成績優秀でお坊ちゃんでクラシックピアノを弾く。
最初はなかなかクラスのメンバーと馴染めなかったが、その後親しくなるのが、ジャズドラムを叩くやんちゃな千太郎とレコード店の娘の律子。薫は次第にジャズの魅力に惹かれ、千太郎や律子の父親、近所の淳兄らとセクションを楽しむようになる…。しかし、一方通行の淡い恋心や誤解、ちょっとした友情の行き違いなどでギクシャクした関係に…

まぁ、ストーリー展開や最終的な収まり方は、それなりに有りがちなとはいうものの、結構引き込まれます。
それよりも何よりも、この手の「音楽」を題材にした物語には、やられます。特にアマチュアがいろんな障害を乗り越えてみんなで音楽を作り上げる!みたいな話はダメです。「のだめ」を観てからかなぁ〜
今回もクラシックしか知らなかった少年がジャズに目覚めたり、一度は喧嘩別れした親友と、学園祭のアクシデントを機にまたセッションしたりのシーンは、ジイさんもちょっとウルウル。演奏シーンでは、思わず踵や手でリズムを取ったりしてしまいました。
音楽を題材にした映画もいろいろありますが、ここ数年で観た「くちびるに歌を」(合唱)、「マエストロ」「オケ老人」(オケ)など、ウルウルでした。
やっぱり音楽っていいなぁ〜。老若男女、プロアマ問わず感動を共有できますね。

PS)律子の父親役の中村梅雀さんは、本チャンのプロベーシストということを、今回初めて知りました。ジャコ・パスとは相当親密な関係であったらしいです。
それと知念くんのピアノ、中川くんのドラム、見事でした!こういう映画を観るたびに、役者ってすごいと思います!


コメント
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