呑む気オヤジ/蔵王山麓蓬莱庵便り

訳アリで山暮らしから都会に戻ったオヤジの日記。合唱も映画もドライブも温泉も、たまには俳句も・・・😄

金曜日、最近の定番

2010-10-31 | 徒然なるままに
このところ、金曜日は五反田のコナミで水中ウオーキング&スイミングをやって、そのあとに目黒のだるまに寄るパターンが定番になりつつある。
まぁただ呑むんじゃなくて、運動するんだから健康的でしょう?
しかし五反田に目黒?30年前の行動範囲と変わってないなぁ。この辺りは学生の頃からほっつき歩いていた。
社会人になって最初の配属も自由が丘。北海道から戻ってきた時の社宅が目黒本町。
なんか似たようなところをグルグル回っている感じだ。狭い範囲で動き回って進歩がないってことかなぁ。
でも、目黒にしても五反田にしても生れ故郷のように懐かしい。そういうところで呑めるんだから、幸せと言うべきか…?

この日は鮪の赤身とイカの耳とゲソで一杯。家に帰っても誰もいないから、だるまの居心地の良さが身に染みる。もうちょっと近いと尚良いんだけどなぁ。





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人生甘くない・・・のは分かっているけどさ

2010-10-29 | 徒然なるままに
そう、世の中そう簡単に行かないといことは分かっているんです。人生だってそんなに甘くないさ!
でもなぁ、やっぱり思うように行かないと、ガックリ来る。

仙台に帰ろうといろいろとやっていたけど、結果的に最初のトライは失敗。まぁ、まだ次の別のチャンスもあるので、来年の夏に向けて頑張るんだけどね。
でも今回目指したところのほうが条件も良くて、一番進みたかった進路だった。悔しいけれど、僕の力量不足なので自業自得。
昨日実家に電話して報告したら、最初に電話に出た親父は随分ガッカリしていた。そのあと電話を代わったお袋は、相変わらずの気丈さで「お父さんの反応で分かったけど、まぁ仕方がないね。その話はまたゆっくりね。ところでね・・・」と別な話にさらりと変えた。
僕は受話器を握って思わず泣きそうになった。本当はお袋が一番僕に戻って来て欲しかったはずなのに、一番ガッカリしているはずなのに…。
お袋よ、何でそんなに強がっているんだよ!ゴメンね、ふがいない息子で心配ばっかりかけてさ、変に期待させて悪かったよ!どこまで親孝行に縁のない息子なんだろうね。
親父よ、お袋よ、僕は頑張るよ。といっても多少の働き掛けの他には、それほどやりようもないんだけど、でも仙台に帰ることを第一に考えて頑張るよ。待っていてくれよ!!




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呑む気オヤジの“Dancyu”~最近の夕ご飯3題

2010-10-26 | 徒然なるままに
♪鰹刺身のヅケ&白菜豚炒め



前にだるまで食べた鰹刺し&辛子をもう一度やってみたくて、また買ってきた。今回はヅケダレがあったので、それにしばらく漬けておいて、辛子を添えました。
う~ん、やっぱり辛子で食べた鰹刺しは美味いや!特にヅケにはぴったりだ。次男も気に入ったようだ。今度は刺身は辛子にしようかなぁ。
あとは冷蔵庫に残っていた白菜と豚肉を炒める。塩コショウだけで味付けしたけど、それなりに美味い。白菜はこれから美味いよね。何をやってもそれなりに美味い。


♪鯖の一夜干し&大根とシーチキンの炒め煮&きゅうりと茗荷の浅漬け



鯖の一夜干しは、簡単で油がそれなりに乗っていて、美味かった。昔は鯖って嫌いだったんだけどね。一定の年齢になってから、その美味さが分かってきた。秋刀魚と一緒で、安い魚だけど美味いよね。庶民の味方だ!
大根とシーチキンと豚バラ肉の炒め煮。これまた美味い!最初のレシピでは、大根とシーチキンだけを使うことになっていたけど、生協で買った豚バラの冷凍スライスがまだ随分残っているので、豚も入れてみた。
これまた濃厚な味わいで、美味い!酒の肴にも、飯のおかずにもぴったり。ご飯も酒も進む!
(レシピは「COOKPAD」をご覧ください。簡単でホントに美味いよ)
なかなか良いきゅうりを手に入れたので、簡単に一夜漬けの素で茗荷と一緒にモミモミ。これまた簡単で美味しいです。


♪サツマイモと豚肉の甘辛炒め&厚揚げ&キャベツと胡瓜の浅漬け



随分前に急にサツマイモが食べたくなって、スーパーから帰って来た。
ふかしてもいいし、天ぷらにしてもよい。なんて、天ぷらはこの前以来やっていないんだけど・・・。
結局2~3週間置きっぱなし。なんかに使わないと、いくらなんでも腐っちゃうよ。
ということで、レシピを見つけて挑戦。サツマイモは1cm幅で輪切りにして、数分チンする。そのうえで1cm幅の短冊切りにしておく。
フライパンにゴマ油を敷いて温め、ショウガの千切りを炒める。バラ肉を入れて少し炒めて、サツマイモを加えしばらく炒める。その後醤油、酒、味醂、砂糖で味付けし、しばらく炒め煮にする。最後に白ごまをパラパラと。
レシピにはご飯のおかずにも酒の肴にもなるって書いてあった。確かに甘辛い味付けなので酒の肴になる。でもご飯のおかずはどうかな。所詮お芋だから、ご飯とは口の中でもぞもぞになってむせそうだ。ビールや日本酒には合いました。。
厚揚げはフライパンで両面を焼いて、万能ねぎと生姜を乗っけて食べた。厚揚げ、好きなんです。それと残りのキャベツとゆうりと茗荷をタレで揉んで。

ウン、それなりにオヤジもやっているでしょう!? (^^)/




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呑む気オヤジの観る・聴く・読む!~DVD「FACE/OFF」

2010-10-23 | 映画(DVD)の話
フェイス/オフ 特別版 [DVD]
クリエーター情報なし
ブエナ ビスタ ホーム エンターテイメント



♪映画「FACE/OFF」主演 ジョン・トラボルタ、ニコラス・ケイジ

だるまの跡取り息子?のSちゃんから随分前に借りていたDVDの1枚。もう半年ぐらい借りっぱなしだ。
平日はゆっくり観れないし、土日もなんだかんだあって観れていなかった。でももうそろそろ返さないとなぁ。
ハイ、頑張って観ますよ。観れば面白くて楽しいことはよく分かっているんだから。

で、「FACE/OFF」
いやぁ~、久しぶりに手に汗握り、ハラハラドキドキのめちゃくちゃ面白い、そして怖い映画だった!1997年公開のジョン・トラボルタ、ニコラス・ケイジ主演のアクション映画だが、ただのドンパチ活劇ではない。
FBI捜査官のアーチャー(トラボルタ)は息子をテロリストのトロイ(ケイジ)に殺されて以来、執拗にトロイを追い続ける。ついにトロイを追い詰め激闘の末に逮捕。トロイは瀕死の重傷で植物人間状態に。
ところがトロイはロサンゼルスを全滅させるような細菌兵器を仕掛けていた。アーチャーは細菌兵器の仕掛け場所を聞き出すためにトロイに成りすますことにする。その方法が、なんと最新の医療技術で自分の顔とトロイの顔を付け替えるというもの!!

最初はトロイに成りすまし刑務所に侵入し、情報を入手するなどうまくいっていたが、トロイが目覚め医師団を脅してアーチャーの顔を自分に付けさせ、FBI捜査官になって細菌兵器を撤去し一躍ヒーローになってしまう。なんとアーチャーの妻とベッドインまで…。
怖いねぇ~、恐ろしいねぇ~。観ていてハラハラドキドキ!
ジョン・トラボルタとニコラス・ケイジが、悪人と善人、まじめな堅物とクレイジーなテロリスト役を、入れ替わって見事に演じ分ける。ニコラス・ケイジというと、ちょっと神経質で誠実な好人物の役回りが多かったと思うが、頭のねじが一本はずれたようなエキセントリックな役も上手。
反対にどちらかというと軽いイメージのトラボルタは、息子が殺されたのは自分のせいと苦悩し捜査に没頭するシリアスな役もしっかり演じている。役者って凄いね!

マーク、文句なしの5つ!久しぶりに映画の醍醐味を味わいました。観ていない方。必見です!!




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呑む気オヤジの観る・聴く・読む!~TV月9「流れ星」

2010-10-18 | 映画(DVD)の話

えっ、今日から月9の新番組?誰が出るの?どんな話?
どれどれ新聞を観ると…、上戸綾に竹野内豊?上戸綾ちゃんが風俗嬢?? 面白そうじゃないか!
前にも書いたかもしれなけど、僕は竹野内豊が好きなんです。渋くてカッコいいイケメンなのに、泣き始めるとハラハラと大粒の涙を流す。僕は泣き顔の似合う男優が好きなんです。

で、ドラマは? ウン、なかなか面白そう。
梨沙(上戸)は金にだらしない兄(稲垣五郎=これがまた憎たらしい役が似合っている)のために借金を抱え、風俗嬢に身をやつしている。そのことを隠して結婚寸前だった彼とも、兄の企みにより破談になる。
健吾(竹野内)は水族館の職員。肝臓移植をしないと余命1年の妹のことで悩みと葛藤を抱える。そんな二人が出会って…。
いやぁ、久しぶりに楽しめそうな「月9」です。オジサンも毎週観ようかな!



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呑む気オヤジの観る・聴く・読む!~小説「白銀ジャック」

2010-10-18 | 本の話
白銀ジャック (実業之日本社文庫)
東野 圭吾
実業之日本社



♪「白銀ジャック」東野圭吾著 実業之日本社文庫

超人気作家東野圭吾の新作が、いきなり文庫で登場!
しかしビジネス書専門出版社だった実業之日本社が、こんなエンターテイメント小説を出すなんて。世の中も変わったもんだなぁ~。

某国内大型スキー場。このところのスキー場の衰退には厳しいものがあるが、今年は雪も多く客の入りも順調だ。
そんなスキー場に脅迫メールが届く。「ゲレンデに爆薬を仕掛けた。ゲレンデのスキー客すべてが人質だ…」スキー場の経営を第一に考える経営陣は、警察に届けず身代金を払うことにする…。
来場者の危険を考えず会社の経営を優先する経営陣に批判的なゲレンデ・リフト管理責任者、体を賭してスキーヤーを守ろうとするゲレンデパトロール隊の面々、昨シーズンにボーダーとの接触事故で妻を失った親子…。いろいろなメンバーの思惑や葛藤が絡み合う。

まさにどこの本屋にも平積みで並んでいる新作なので、ネタばれは止めておく。
でもなかなかスピード感があって、最後のどんでん返しもあって、久々にあっという間に読んでしまった小説だった。さすが東野圭吾!この前の「悪人」ほどのずっしり胸に響く感動はなかったが、楽しく読むことができた。
う~ん、スキーやりてぇ~。今年の冬はスキーに行くぞぉ~!と思わずにいられなかった小説でありましたよ!


追伸)
ところで、この本を読んでみたい!というあなた、上記画像の表紙をクリックして、Amazonからご購入ください。
そうすると、僕のところに5~10円が入ってくるらしいです。200冊売れれば1千円から2千円になる。それは取っておいて皆さんに還元するからさ。よろしくお願いします!


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食べて、呑んで・・・

2010-10-17 | 食べ物・お酒の話
♪蕎麦屋で夕飯



川崎からの帰り道にある蕎麦屋での夕飯。
まさに普通のお蕎麦屋さんで、つまみは板わさ、鶏わさ、卵焼き、お新香ぐらいしかない。でもその鶏わさが美味しい。甘辛い辛子醤油がかかっていて、下にほうれん草のお浸しが敷いてある。海苔が香ばしくて良い。
鶏わさでビールを呑んで、そのあとに燗酒。そして盛り蕎麦で〆る。
これだと最後の蕎麦がちょっと多めだ。今度は少しは減らしてもらおう。
基本的に8時過ぎには店仕舞いだ。もう少し遅くまでやってくれるといいんだけどなぁ~。


♪すみれのラーメン



札幌ラーメンの超有名店「すみれ」が、ラゾーナ川崎の1階のフードコーナーに出店している。
札幌にいた頃には何度か食べたことがあり、コクがあって美味しかった記憶がある。無性に食べたくなって出掛けるついでに昼飯に寄った。
前にも何度か書いているかもしれないが、札幌ラーメンというと味噌ラーメンが一般的に人気がある。もちろん味噌ラーメンも大好きだが、僕としては醤油ラーメンもお勧め。醤油を焦がしたような濃厚な味が、他のご当地ラーメンにはあまりないと思う。
とうことで、今回も醤油ラーメンにした。ウン、この味です!懐かしい!!
だけど…、う~ん、こってり過ぎる! すみれのラーメンは、スープの上澄みのラードが特徴なんだけど、ちょっとしつこ過ぎる。50代のオヤジにはきついな。
やっぱりこのラーメンは、真冬の札幌でシンシンと雪が降る中で食べるラーメンだね。関東の生温かい気候のもとで食べるものではないかもしれないな。
(この感想は、以前にも書いたような気がする。懲りずにまた食べたということだ…)


♪今年は何本?



男声合唱練習終了後の、いつもの反省会。
結局いつものメンバーが最後まで残って、だらだらと呑み続けた。本日の最後は221本目を入れました!
去年は年間で248本呑んだ。今年は何本だろうね。まだ2か月以上あるし、混声合唱のほうの反省会や忘年会(僕は参加していなけど)もあるから、昨年と同じ本数ぐらいまでいくかな。
あと27本です。まぁ別に本数を競って呑んでいるわけじゃないけど、250本という数字を体験してみたい…?



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徒然なる主夫の日常~大入り袋&定期・・・

2010-10-16 | 徒然なるままに

@先週、ヨーカドーに買い物に行った。クールビズも終わったので、これから仕事で着るYシャツや普段着などを購入。
レジで代金を支払ったら「現金キャッシュバックセール中です」とのことだったへぇ~、知らなかった。帰りに特設レジに寄ったら、1,800円ばかり現金が戻ってきた。しかも「大入り袋」入りで。
なんか得した気分だ。どうせならもっといろいろ買い物すればよかったな。(これが狙いだろうけど)




@水曜日、朝に雨が降っていたので、バスで駅まで行くことにした。バス亭に向かって歩いている途中で、定期を忘れたことに気がついた。もう今から戻ったら会社に遅刻する。
ひぇ~、バスが200円、電車は川崎から海浜幕張まで、片道780円もかかるよぉ。往復1,760円だ!もう、現金をどぶに捨てた気分、もったいねぇー!! 昼飯2回分、居酒屋でビール大瓶2本は呑めるゾ!!
この前の大入り袋が、完全に消えた。



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鰹を辛子醤油で食す!

2010-10-14 | 食べ物・お酒の話

このところ、のん兵衛漫画の第一人者(?)ラズウェル細木の「大江戸酒道楽」を読んでいた。これは棒手振り酒売り大七の日常を通して、江戸時代の庶民の文化や食生活に触れる話だ。のん兵衛の大七が、毎回うまそうに呑むんですよ。

その中で、大七が仲間から貰った鰹の刺身を、辛子醤油で食べるところが出てくる。
ほぉ~、今はほとんどが生姜か山葵だけど、江戸時代は辛子で鰹刺しを食べたんだぁ~。今度、ぜひだるまで試してみよう!



ということで先日だるまに行ったら、板さんが「鰹のいいのがあるよ、どう?」
おぉ~,その言葉を待っていたんだよ!
「じゃ、鰹をお願いします。ところで辛子ある?」
「あるよ、辛子醤油で食べる?」
「ウン!この前ちょっと本で見てさ、昔は辛子で食べてたみたいだから」
「そうね、そういうお客さん、結構いるよ」

なるほど…、結構いるんだ。で、食べました。
う、美味い!辛子醤油って美味いじゃないか!山葵は、鼻からつ~んと抜ける辛さで、ある意味爽やか。でも辛子は口の中でまったりと食材に絡む。なんか鰹の味わいが、より豊潤になった(気がする)。
こりゃぁ、他の刺身でも美味いかも。鮪の中トロや赤身の漬け、白身も合うかもしれない。
ちょっとネットで調べてみたら、刺身を辛子で食べるという人は結構多いらしい。確かに美味いなぁ。
山葵の清廉な辛みとは別な、コクを楽しめる。知らなかったなぁ~、「食」って奥深いね!


追伸)
今年の「めぐろの秋刀魚」です。
う~ん、間違いなく美味い!やはり、さんまは目黒に限るよのぅ!





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呑む気オヤジの観る・聴く・読む!~NHK「クローズアップ現代・男ひとり残されて」

2010-10-11 | 家族のこと

先週のNHK番組「クローズアップ現代」で取り上げたテーマが「男ひとり残されて」
中年以降になって妻に先立たれた夫の葛藤と苦悩にスポットを当てたテーマだった。

俳優の仲代達也氏、国立がんセンター名誉総長の垣添忠生氏が、妻をがんで亡くした後の呆然自失の悲嘆に明け暮れた生活を淡々と語る。
仲代氏「妻を亡くした時は手足をもがれた気がして、何も手に付かなかった。後追いも考えた。仕事をがむしゃらにして、その時は忘れるが、家に帰ってくると待つ人はおらず、寂しさに押しつぶされそうになった」
垣添氏「最初の頃は本当にぼろぼろだった。酒びたりになり生きていても仕方がないと思ったこともあった。酒も食事も美味しくない。ただ酔うために酒を飲む。仕事にもTVや新聞にも興味を失った」

その他にも、妻に先立たれて孤独な生活を強いられる男性の告白が続く。妻の逝った次の日から、食事は作れない、通帳はどこにあるか分からない、家のことも何もできない。毎日ひとりで酒を飲む生活が続く。生きているうちに妻にもっといろいろしてやればよかった。家のことをやればよかった。後悔、後悔、後悔!
あぁ~、みんな同じなんだね。みんな辛いんだね。僕はまだ50代最初で、子供も家にいたし仕事もしていたしで、悲嘆に暮れてばかりはいられなかった。それでもまさに最初の頃は、思わぬところから妻の遺品が出てきたり、近所のスーパーに買い物に行っても仕事中でも、妻のことを思い出して涙が止まらないこともあった。
これで60歳半ばぐらいで、子供も独立して仕事もリタイアしているときに妻を亡くしたら、毎日悲嘆にくれて、家に籠って酒ばかり呑んだくれていたかもしれない。

著書「妻を看とる日」がベストセラーになっている垣添氏は仰る。
「心の中で妻と対話したり、日記や妻とのことを書いたりして自分を表すことは自分を癒す力になる。親しい人を亡くすことは辛いことだが、あらたな人生を生きてい行くきっかけである。そう心がけて生きていくようにしている」
そうなんです、僕も今の合唱と偶然出会ったことはとても幸せで、自分の人生の大きな原動力になっているのだけれど、それとは別に「これも運命。何でも自分でやろう、新しい人生を歩もう」と考えるようにしている。こういう気力がないとしょぼくれてしまう。

ご同輩諸氏、がんの罹患確率は相変わらず高いよ。夫婦のうちどちらかががんで亡くなる確率だって、決して低くはないんです。大体にして男は自分が先に逝くと思い込んでいるところがあるけど、でも違うだよね。
今のうちだよ、妻孝行も家事を覚えるのも。その時になって「あとの祭り」「後悔・懺悔の日々」にならないよう努力すべし! そして、一生の趣味を見つけましょう!!
(まぁ、我が友人たちは、趣味の部分は心配なさそうですけどね)


*今日のような快晴の休日には、ちゃんと洗濯やってます。主夫やってます!!


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呑む気オヤジの観るぞ、聴くぞ!~映画「悪人」

2010-10-11 | 映画(DVD)の話

♪映画「悪人」

観ました、映画「悪人」!
う~~~ん、原作に輪を掛けて切ないなぁ~。
文章を読むとき、自分の頭の中でその場面や風景を想像(妄想)するけど、映画は否が応でも映像として見せつけられる。
もちろん小説のほうが、場面も状況も人物の感情や想いも文字で表現している分、詳細に描かれている。でも映像では、役者がそれらを瞬時に観客に伝えてくるし、人物を包む周りの情景が効果的に映し出される。(でも考えようによっては、小説って文字だけでそういったものを伝え、読者に想像させるんだから凄いね)
実は小説を読んだときはもう映画公開直前だったから、主演の妻夫木クンと深津サンもよくTVなどに出ていたし、映画の予告編なども観ていたので、純粋な意味でまっさらな状態で本を読んだわけではなかった。それでもあれだけ深い感動が得られたんだから、尚更あの二人がどう演じたんだろうという興味が強く湧いていた。

いやぁ~、妻夫木クンも深津サンも良いや、凄いや!
本を読んでいて、妻不木クンはちょっとイメージが違っていた。祐一の役をやるんなら、あの根暗の?山田孝之だろうとずーっと思っていた。でも、豈図らんや!やり場のない閉塞感と鬱屈した毎日を送る青年役を、妻夫木クンは見事に演じた。あの暗く沈む、どこに焦点を合わせているのか分からないような目つきが印象的だ。
深津サンも、変化のない日常を抜け出したくて出会った青年と泥濘の愛に溺れていく平凡な女性店員役を好演。誰でも持つ?心の奥底の暗い欲望や懊悩を曝け出した。モントリオール世界映画祭最終周女優賞受賞も納得だ。
脇役陣も良かったなぁ。
祐一に殺害された軽薄なOL佳乃役の満島ひかり、ボンボン大学生約の岡田将生も好演。そしてなんといっても、佳乃の父親役の柄本明、祐一の祖母役の樹木希林が傑出!
娘が出会い系サイトで知り合った男に殺され、その娘が売春まがいのことをやっていたという噂話が耳に入る。娘を半分疑いながらも、親元から出したこと悔い、娘を置き去りにした大学生を憎む父親。
子供の頃に母親に置き去りにされ、自分が親代わりに育ててきた孫。その孫が殺人を犯した?そんなはずはないと否定しながらも、自分の育て方が悪かったのかと悩み苦しむ祖母。
それぞれの、胸が張り裂けそうな想いを考えると、観ているこちらまで遣る瀬なくなる。
それと主人公を包みこむ周りの風景の撮り方も秀逸だ。長崎の田舎の港町、佐賀の田んぼの中の紳士服店やアパート、そして海に突き出た岬にポツンと佇む鄙びた灯台と毎朝晩に表情を変える海の情景。
李監督の捉える「日本の田舎の原風景」のようなものが、きっちりと取り込まれたのだと思う。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
映画の脚本も、原作者の吉田修一だ。
そのせいか、映画のストーリーも原作の小説とほぼ同じ様に進んでいく。これは先に小説を読んでいても、全く違和感がなく安心して映画を観ることができるということ。
これまで数多の名作小説が映画化され、その中にはどう考えても原作のストーリーをいじり過ぎて逸脱していると感じるものが多かった。今回の映画を観て、やっぱり脚本家は原作のあらすじを尊重すべきと強く感じた。
いや、あくまでも小説は原作であって、映画を作るときは脚本家と監督が別物として構成していくという考えもあるかもしれない。
でも僕は反対だ。原作者もそれを許すべきではないと思います。

ということで、ストーリーは小説とほぼ同じなので、その感想は小説の時と同じです。ただ映画のほうが、最後の祐一の想いがより強く描かれたかな。良かったです!




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呑む気オヤジの読書感想文・寅の10「悪人」

2010-10-10 | 徒然なるままに
悪人(上) (朝日文庫)
吉田 修一
朝日新聞出版



♪「悪人(上・下)」吉田修一著 朝日文庫

映画化された話題作。
う~~ん、切ない話だなぁ。人生ってなんだろう、愛ってなんだろう、親子って家族ってなんだろう…、いろいろ考えさせられる小説だ。
解体作業員で車にしか興味がない祐一、紳士服売り場の店員で平々凡々と暮らす光代、親元から独立して保険の外交員を務める佳乃、実業家の放蕩息子増尾…。それぞれ親や家族とのしがらみと、その家族も知らない一面も隠し持ちながら生きている。
祐一と光代の、行き場のない愛。娘の自堕落さを突き付けられ、呆然としながらも復讐心を燃やす佳乃の父。孫の罪をしっかり受け止め勇気を漲らせる祐一の祖母。人間の愛は理屈抜きに強くて純粋なのだと思う。
佳乃の父の言葉「あんた、大切な人はおるね?その人の幸せな様子を思うだけで、自分までうれしくなるような人たい。(中略)今の世の中、大切な人もおらん人間が多すぎったい」
大切な人がいない人間が、本当にそんなに多いのだろうか。それはあまりにも寂しい世の中だ。

祐一の、光代に対するの最後の思いやりが、あまりにも切ない。
でも、光代だって、本当は祐一の思いやりに気づいているんだよね?そうじゃなきゃ、あまりにも悲し過ぎる。

久しぶりの5つであります。





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呑む気オヤジの読書感想文・寅の9「砂漠」

2010-10-10 | 本の話
砂漠 (新潮文庫)
伊坂 幸太郎
新潮社


♪「砂漠」伊坂幸太郎著 新潮文庫

伊坂幸太郎の小説は、今まで何冊か読んだし感想文も書いている。
彼は仙台の大学を出て、今でも仙台を拠点にして小説を書いている若手のホープの作家だ。仙台が舞台だし、人気もあるし、オジサンとしては世間の流行りものに乗り遅れたくないというスケベ心もあって読むんだけど、う~ん、やっぱりピンと来ないなぁ。

仙台の大学の法学部に入学した5人の男女の、あれやこれやの青春グラフィティー的物語。自分の学生時代を懐かしく思い出すところもある。もちろん僕とは比べ物にならない凄い経験もあるのだけど、それがすんなり僕の体に入ってこない。
何で超能力?なんでシェパード?なんでプレジデントマン?
いろいろ普通の学生では経験できない事件に巻き込まれたりするんだけど、その割に話が淡々と進んでいって起伏が感じられない。主人公が淡々として常に覚めているからなのかな。
でも最後の卒業式の件(くだり)は、胸の奥が少し暖かくなった。淡々とした中にも『いろいろあったけど、みんな元気でな!これからも社会という砂漠で毎日もがき苦しんで必死に生きていこうな!』みたいなみんなの思いが滲み出ていて、まさに自分の大学卒業の頃を思い出した。

そうなんです、別に伊坂さんが嫌いというわけではありません。合唱団のYさんの娘さんがファンとのこと。Yさんご自身のお勧めの小説や映画もあるので、それは読みたいし観たいと思います。
なんたって僕は、食わず嫌いをしない、何でも食べる雑食オヤジですから!??





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国鉄201系&115系車両

2010-10-09 | 徒然なるままに

通勤の京葉線で乗った車両。
この全面ブルー塗装の古い車両が近々廃止(廃車)されると聞いた。乗り鉄、撮り鉄に人気とのこと。
そういえば先日のTVで、中央線快速電車でも、全面オレンジ色の車両が1本だけ運行していて、これは10月17日が最終運行だそうだ。
似非(えせ)鉄ちゃんの僕としては、少し気になったので調べてみた。(Wikipediaを見ただけだけど)

この車両は、正式には「国鉄201系車両」という。まだJRになる前の日本国有鉄道で、1979年(昭和54年)に試作車が中央線快速として導入された。その後関東では中央線や総武線で使われていたが、2005年ごろに京葉線に編成替えになったらしい。
僕はてっきり京浜東北線から持って来たのかと思ったら、現在走っているのは総武線から来たので、車体色をあのイエローからブルーに塗り替えたそうだ。
ボディーは鋼鉄製なので全面塗装がしてある。総武線のイエロー(カナリアイエローという)の車体だって懐かしいし、若者の中には知らない人もいるんじゃないだろうか。
今はどの電車もアルミボディーになって、各路線の色も申し訳程度に車体横にラインが入っているだけだ。省エネボディーということで仕方がないのだが、ちょっとさみしいね。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

僕が藤沢に通っていた6~7年前までは、東海道線にもたまに全面グリーン&オレンジの車両が走っていた。
座席はお見合い席で、クッションもうすっぺら、窓は下から上にせり上げるタイプだ。振動も大きかった。
平塚で毎月会議があって、帰りにみんなで呑んだ後、東海道線に乗る前に必ず缶ビールやワンカップを買う。大体時間帯が一緒なので、いつも旧車両に当たった。古い電車のお見合い席で、みんなでワイワイ(遅い時間の上りなので、空いている)2次会をやりながら帰ったっけ。
今となっては、懐かしい良き想い出です。



これこれ、懐かしの湘南色。国鉄115系です!!



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山下達郎~Performance 2010

2010-10-09 | 徒然なるままに

山下達郎氏のコンサートを聴きに行った。それこそデビューした頃の30数年前からレコード(!)は聴いているけど、コンサートに行ったのは初めてだ。(以後、敬称略)

☆山下達郎 Performance2010
・日時:9月29日(水)18:30開演
・場所:NHKホール

幕張から渋谷まで駆け付けるため、5時のチャイムと同時に退社しようと思っていたら、なんとチャイムと一緒に緊急地震速報が流れた。ゲゲゲェ~!それでも大した揺れもなく、京葉線も遅れなかったので、開演時間に十分間に合うかと思ったら、地下鉄が遅れていた…。
席に着いたのが1曲目の途中。後から聞いたらオープニングがアカペラから始まって、とてもカッコよかったらしいが、そこは聴き逃した。でもまぁ間に合ったから仕方がないか。なんで6時半なんて早い時間から始めるんだろう。(その理由は最後に分かりました!)

達郎は今年デビュー35周年、御歳57歳。僕より3つ上。そうか、そうだよなぁ~、僕が学生の時にシュガーベイブのレコードが出て、その筋?のバンド青年たちには、はっぴいえんどと共に大人気になった。当然やりましたよ、シュガーベイブの「Show」「Down Town」アルバム「Songs」は良かったなぁ~!

想い出話は置いておいて…、いやぁ達郎さん、元気! 途中、バンドのメンバーは休みがあるが、達郎はのべつ歌い、語り、ギターを弾き…だ。凄いなぁ~、体も細いしなぁ~、結構ストイックに生活してるんだろなぁ~。
演奏曲目は、懐かしのシュガーベイブ時代の曲から、最新シングルまでヒット曲を網羅したものだった。大ファンとは言えない僕でもほとんど知っている曲ばかりで、それだけ彼の曲は売れていて、どこかで聴いているということなのだと思う。
それにあの達郎ならではの、ギターの超シャカシャカカッティング!縦横無尽にカッティングしまくる。これまた聴いていてゾクゾクする。
MCは、もうラジオの「サタデーソングブック」そのままで、立て板に水?状態。よくしゃべりが続くなぁ。滑舌もいいなぁ。(最近、オヤジは歳のせいで?言葉がもつれる…)

ステージでご本人が「ブログやツイッターをやっている方が大勢いらっしゃるでしょうが、ネタばれにはお気を付けください」と仰っていた。そうだよね、まだツアー中ですからね。
ということで詳細には触れないが、アンコールもたっぷりやって、終わったのがもう10時近くだ。なるほどね、これじゃ6時半から始めないと電車やバスがなくなる人もいるよね。
とても熱く、かつ清々しく、かつ温かい気持ちになるコンサートだった。達郎の人柄と年季かな。これからも毎年ツアーは続けるつもりらしい。毎年聴きたいなぁ。


追伸)
コンサートの最後の最後は「Your eyes」
これは僕にとって想い出の曲です。妻と結婚した時、昔のバンド仲間が集まって披露宴の2次会で何曲か演奏した。その時に達郎の「Let's kiss the sun」と、最後のアンコールに「Your eyes」を歌った。
そう、最後は妻の肩を抱いてYour eyesを歌ったんです。
妻よ、そんなこともあったよね、覚えているかい? 僕は今でもYour eyesは暗譜で歌えますよ!






コメント (2)
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