ジョイフル三ノ輪商店街の中の
写真スタジオ「ワンダフル」につづき、
今日木曜日は、チャンピオンという写真屋さんの
シャッターに、描かせていただきました。
まずはバケツとぞうきんで、拭き掃除に1時間。
はじめはじつと黙っていたシャッターが、
拭き込むうちに
「黄緑に塗って」とつぶやきはじめる。
さらに拭きつづけるうち、
「上は白で」と増える。
シャッターのアルミに僕の無意識が電氣信号として流れたのが
返ってきて、シャッターの言葉に聞こえるのだろうか。
それとも…?
チリ芥がとれて色の変わったシャッターとのバランスなのだらうか、
シャッターによる希望はこんどは
「上に白、中腹さ空色、下方面は黄緑」
という。
今回はローラーがあるが1本だけなので、
上から白・空色・黄緑と、色が混ざっても大丈夫な
順番でペンキを塗っていった。
さういふかんじに、都度シャッターにどうしてほしいか
訊きながら進め、塗るときは
目を見ひらいて、即興のための情報を
より鋭敏にキャッチできるよう
心がけた。
そんなこんなどんなで、
13時まえよりノンストップで作業をつづけ、
20時半に一応のかたをつけた。
また描く機会を得たら、右側に木、
ジャージズボンの外側に
白線でも、そして
自分のサインでも付け加えるだろう。
一つずつの作業に
素直に臨めたから、
ほとんど疲れなかった。
次にするべきことだけで完成図は知れないため、
どんな絵になるか、いつ終わるのかは
自分でもちっとも分からないから、
途中途中の変化も併せてたのしみに感じて、
疲労感のしみ込む隙が無かったのでしょう。
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