ここ小平に来てほぼ2年、
我が家では野菜の皮
(食いしん坊なので他に残飯は無い)を
脇の土に軽く埋ずめて土に還していたが、
引っ越し1か月前からはそれをやめて
燃えるごみに出すようにしている。
新たにここに住む方が土を掘ったときに
野菜の皮が出てきたらびっくりするかもしれないから。
10月は暖かな日も多かったので
前に埋めてたものは
だいたい分解されています。
分解者は小虫やミミズなど多種ですが、
ハチみたいな虫の子どもが旺盛な食欲で
かなりの速度で分解されます(成虫も無害)。
落ち葉のごとく地表に積もるのが自然なので
深く埋めるのではなく
本当はただ撒くのがベストです。
(水分が溜まらなければ臭いはない)
ただ、果物の皮には
フルーツフライ(ショウジョウバエ)が来るし、
見た目の問題もあるから
軽く土をかけるか、
ワラくずや落ち葉をかぶせる、
よしずをフタにする、
草を繁らせておいて
その隙間に野菜の皮を置く
など工夫する。
大量の生ごみを一ヶ所に、しかも深く埋めると
分解も遅いし地下水汚染にもつながるから
片手間でできない量や
肉魚などはごみに出す。
庭のない実家では、屋上に
目の細かいステンレスのカゴを置いてよしずで囲み
上野公園の落ち葉を入れて
野菜くずを混ぜ、木ぶたを乗せていた。
通氣が大事で、プランタや発泡スチロールに
土と野菜くずを混ぜると
雨水が溜まって腐ることがある。
簡単な方法は、砂袋など通氣ある袋を2,3枚用意し
ワラや落ち葉を入れてから野菜くずを混ぜて
ベランダの雨の当たらない所に置く。
水分が落ちるように少し吊るすか
2つ並べたレンガなどに乗せる。
結構溜まってきたら寝かせて、
新たな袋を利用する。
分解のサイクルで、
2~3枚を中身そのままで使い回すか
完熟(形と匂いがなくなる)したものは
土として使ってもよい。
基本は、その土地の常在菌(土着菌)に分解してもらうことで、
他の菌類を自分で培養して撒くのは
土壌のバランスを崩し、最終的に
大地と調和しない。
ただ酸性雨も強いから、
下草のクッション層を残す(抜かずに、整えたいときは刈る)か
木炭や貝がら(細かいほうがよい)を根元に撒くのはあり。
石灰は土が固くなるので僕は使っていない。
まあ、色んな考えややり方があるけれど
自分がカエルだったら棲みたい庭、
自分が小鳥だったら遊びに来たい庭、
自分が虫だったら鳴きたい庭
そんなんがエなもんと思う。
| Trackback ( 0 )
|