・昨晩も夕食後に床に倒れるように
寝入ってしまい、早寝ゆえに朝もはやく目覚めて、
ふろしきの本の最終調整をしていた。
といっても、どこかに手を入れるごとに他の夢想が
湧きおこり、発注直前でも大幅な変更に踏み切ってしまう。
はじめに「こういう本にしよう」という明確なイメージが無い
お蔭で、つくりながら健全な変化が生じる。
本にも記したが、イメージは経験値以内に過ぎず、
後から降りてくるインスピレーションに蓋をするなら、
ただの二番煎じで、どこかで見た猿真似に過ぎない。
こうあるべき、という設定は存在しない。
さじ加減次第で天地の差が出るし、
誰がつくるか、逆にだれが読むかによっても
印象はまるで異なるのが自然だから。
世の多くの人の一般的感性に合わせる
=多数派の洗脳常識に媚びる
ことをして、共感や賛同を受けることで
自身のコンプレックスを忘れたいのであれば
そういう無難な方法論もあろうが、
他人からどう思われようが、
自分の心臓をやわらかくして
決めてゆかなければ、どれだけ誉められようが、
身体はすすり泣くだろう。
・四の五のいっても、いよいよ発注します。
作り手の感覚では、1万円の価値がある本。
それを送料サービスの3000円で売るので、
よい本といえる矜持があります。
・さて本日は、まず品川方面へ来ました。
手伝っている事務所の観葉植物に、休暇中の水やり。
その後に、日暮里のザクロでお昼をしてから、
三ノ輪でカメラマンにサンプル本をお渡しします。
問題は、サンプルを注文してから配達されるまでに
編集画面は大きく加筆修正を入れているので、
あくまで参考ということになります。
・日焼けして、暑さにも慣れ、
先日はファッションに詳しい友達から
僕のサイズも教えていただいたので、
これからもすてきな夏の日々を、
泣いたり笑ったり、してゆけるでしょう☆
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