ふろしき王子のブログ◎
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下駄履きならばいつも足はさっぱりしているが、
蒸し暑いこのごろ、一日外に出てて靴を履きぱなしでは
足も蒸れて疲れが増しまする。

そんなとき、替えの靴に履きかえるだけで
ずいぶんと爽やかさを取り戻す。

ですので、職場で上履きなど室内用に履きかえて、
帰りはまた外靴になれば
日に三度靴を替えられて涼やかさを得る。

でもやはり、下駄の快さにゃかなわない。
そんなわけで、今日土曜日は朝からTシャツと麻のズボンという
涼しい服装に、腰にぱしっと帯を締め、
ふろしきしょって、下駄履いて、群馬県安中の
イベントに向かっている。(下着はひもと手拭いの越中褌)
ミッションは
日に二度の風呂敷のお稽古なり。

空き時間は似顔絵でも描いてようと、ささやかな画材を持参。

実は昨夜帰りが遅く、蒲団で寝れていない。
床で力尽きて眠り、起きて入浴しながら浴槽に眠り、
もはや朝きらきらの様相なれば、準備をし
6時半すぎに出発。
時間ぎりぎりなので、駅近くに自転車を停めたら
下駄ながらもすたこら走りつづけて何とかセーフ。

しかし今日もあさから日射しぎらぎら。
まるで梅雨が明けたようだ。
異常気象が当たり前になった。

そんな不安定を安定化するためのはじめの架け橋として、
環境変化の影響をまず受けやすい、ちいさき生きものたち
カエルや虫や小鳥のしあわせを、自分自身の喜びとして
感じる耳や目や肌であるように。

ひとりひとりの思いが出逢いや選択を呼び、
それらのかけ算が、世を美しうする。

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庭の鉢植えはとうに来月中旬からの新居に移動し、
今は角材やブロックやレンガなど、外にある物を
徐々に運びながら、ペットボトルに残り湯など汲んで
ちょくちょく水やりに励んでいます。

元々、同市内の引越しですが、この作業によって
あらかじめ近所の地理も肌で覚えてくるし、
ご近所さんと顔見知りになるので佳きことです。
大きな坂を下って行くので、帰りの上りもよい運動。
近ごろは下駄です。

既に睡蓮鉢にはメダカと小エビがいるのに、
息子が帰宅するたびに、カワニナやタニシ、
今日はしじみを捕らえてきた。
大昔から、いつだって貝を採っていたDNAと狩猟本能だね。

最近の悲報?は、稲の苗がなんだか横に寝ちゃって
空へぴんと伸びていない。あれ?と思ってよく見たら
元の実(コメ)の部分が無い。
苗床に金網をかぶせてなかったので、スズメが食べちぎったようだ。
苗の草自体はあるから、なかなか氣付かなかった。

せむ方なく、再び稲もみを水に浸している。
ま、田植えが遅れても、真夏にみんな追いつくものです。
このごろは全国的に雀も少ないと聞くから、
スズメの仕業も恨むことなく、応援、というか
みなみな運命共同体の生態系、食物連鎖の中に在る。

雀が少ないということは、餌の虫が少ないということ。
普段は草の種などついばむが、繁殖期、交尾や産卵前や
ヒナを育てる折は、虫を捕らえて動物質の餌をやる。

げんきあふるる緑の、間引きや枯れ草の分解の役割も兼ねて、
虫が繁栄する。緑を育てるのは土。土を育てるのは雨。

こんなにたくさんの人々が自動車にのって、車内はよくても
外に排ガスを出していれば、雨も汚れて、土も弱り、
植物はどことなくハリを失い、虫は減り、鳥が消えることになるのか。

ただ、自動車に乗るのをやめるとか、昔の暮らしに戻ろうとは
考えていない。燃焼効率を上げて、不完全燃焼による排ガスが
出なくなるように、科学の分野で研究を深めることが大切。
なぜならば、過去に科学による化合物などで汚染された環境は、
自然の浄化に任せて何百年も待つのではなく、
同じ科学をもって、積極的に解決することが人類の責任と思う。

そして、命を中心にとらえて科学の方向性を誤らなければ、
もっと効率的に、便利な世の中になってもよい。
からだを蝕むことなく、こころも健康になれば、
便利だからといって堕落するとは限らない。

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なにかとばたばたしてて疲れるのか、
昨夜は夕食後そのまま床に眠り、
深夜起きて風呂へ行き湯舟で眠り、
早朝ようやく布団にへえって1時間寝てから
跳ね起きて、千葉県船橋市飯山満(はさま)での
風呂敷講座に向かいたり。

自宅から1時間強を経て、ようやく大川(すみだ川)を渡り
東国入り。スカイツリーを見上げる低地が広がり、
かつては長屋が立ち並び、鬼平が見廻り、
原っぱにヨシが繁り、少しくだれば広大たる江戸前の干潟。

乗り換えの西船橋は、ふた昔前まで縄文時代から
ハマグリの名産地だった浦安の隣り町。

ディズニーランドや埋め立てを否定する氣はないが、
干潟は干潟のままにしておくのが楽ちんで、
こういう所を埋め立てるとその後の管理、メンテナンスに骨が折れる。
平成の震災では液状化で道がぼこぼこと割れた。

経済効果にしても、これからは海底の汚染を改善しながら、
江戸前ブランドの海苔や貝の産業が長い目でみて
期待できるから、異常気象が当たり前となった時代、
たびたび地盤工事をつづけるよりも
低地は低地の利を、理を生かした町づくりを推進したい。
(最後は知事口調)

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腕をつかまれても、振りほどくことに心を注ぐことなく
他の自由な部分を使ってミッションを続行する、それが野性。
赤ちゃんの動きから教わりました。

さて、来月引っ越したら、近所(日野市万願寺近辺)の地区センターを借りて
古武術サークルをはじめる予定です。

とはいえ、目的は敵の城に闖入し密書を獲って逃げ去る、そんなもんじゃなくて、
・日常動作の改善・効率化
・負担をかけず、生涯つづけられる適切な運動
・恨みを買わない安全な護身

こういうことで、
具体的には
・日本古来の歩き方、走り方
・風呂敷むすびによるサバイバル術
・足腰を中心とした「にんじゃ体操」
・合気道的な力の受け入れ方
・力に頼らない相撲
・重心を下げる、帯と下駄
・風呂敷を背負うことによるリンパや血流促進
・木刀、しゅりけん

をやっていこうと考えています。

木刀を3本持っていますが、外で振るえば通報されそうなので
狭い部屋で振り舞っていて、前々からサークルなど作りたい思いはありました。
このたび、割合近くの方で一緒にできそうな人と出逢ったのと、
飯能や浜松には素晴らしい同士がおはしますので、
これはタイミングと感じています。

特徴的な歩き方は、よく「ナンバ歩き」とも称されますが、
腰を捻らず、体が上下しないため、足腰や関節への負担が
すこぶる少なく、大変快い歩行術です。
同じ力学で走ることもでき、ダッシュしながらも
縦揺れなしに映像を撮影することもできます。

いずれにせよ、特別な術というよりも、日々に日常を
暮らしやすくすることを主眼としておりまする。

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昨日の朝、ご近所に住む友達が車で
残りの鉢植えの全てを、新居に運んでくださった。
お礼というほどでもないけど、甘夏と
トリの砂肝を下処理して冷凍したものと、
ミニトマトの苗をお分けしました。

雨はありませんでしたが、湿度が高かったようで
どこかの樹からアマガエルが鳴いていた。
この町内は高台で、元々雨蛙はいなかったけど
去年息子が坂の下の田んぼで捕ったおたまじゃくしが
庭の池で巣立ったのが、真冬の大雪もどこかで生き抜き、
今もげんきにしている。

家の中にネズミは出ないけど、町内には居て
たまに道を横切る。都会のネズミは
体を浄化するために、キトサンの多いごきぶりを食べるので
ネズミの棲み家にはゴキブリの羽が溜まっていたりする。

うちのアパートのブロックのすき間にもネズミの
居場所があったが、そこにゴキブリの羽はなく
代わりに、カボチャの種の殻がたくさんあった。
南瓜の種は栄養豊富を物語っている。
野生の動物は、からだに必要なものを、必要なだけ食べて
食物連鎖を成す。

本来なら、ネズミはイタチやキツネ、青大将、ふくろうに
食べられるからこそ沢山殖える、比較的弱い立場にあるが
現代はそれら天敵の棲みかがない。

裏庭に石を積んでおけば、ヘビが現れるかもしれない(湿った岩場をこのむ)。
裏庭に常緑樹を植えておけば、いずれフクロウが来るかも
(樫、椎、くすのきなど常緑樹は、冬の北風や飛び火を防ぐため北側に植える)。
雑草も上手に共存し、様々な居場所があるいのちの庭、
そんな庭のある家が増えれば、いのちの道ができる。
こんどの庭は裏庭のほうが広い。
うら庭の生かし方を実践、探究していこう。

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少しずつ、引っ越しモード。
植木鉢も少しずつ運んでいます。
ありがたくも、近所に住む友達が
大物を車で運んでくださったりと
助けていただきました。
やはり人は、一人ずつ完璧を目指す
のではなく、それぞれの得意を
世のために生かして助け合うものだと
改めて感じます。

何もせずとも、そこに居るだけで
みなをしあわせにする存在だって
この世にはいっぱいある。

自分にとって楽なことを、つづけつづけることが大事。

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蓮のカメに浮かぶウキクサの友達に、デンジ草のような
四枚葉の子がいて、妙(たえ)なる小空間。

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髪をサッパリとセルフカットした翌朝は
大雨。
駅まで傘をさす道のり、
弁当が濡れないように風呂敷で巻いたのを
帯のごとく腰にくくってみた。
ウエストポーチみたいだけど、中は竹かごにおむすび。

最近、ふろしき一枚運動という言葉がよぎる。
使わんでもよいから、いつものカバンに
風呂敷をいちまいしたためておく。

何かあったときにその場で考えたり工夫して、
日常も旅でも何かと役立つものだし、
とりあえず持ってさえいれば、非常時などに
有用な使い方を教え合ったり、すけたりできよう。

本当は大小で2枚あれば心強いが、どちらかだけでもいい。
バンダナ1枚だってよい。

色んな結び方を知らずとも、
いちばんシンプルなお弁当包みで
たいていの物が包める。

また、ほどいて何遍でも結び直せるから失敗もない。

そんなわけで、バンダナなりスカーフ、
実家のタンスで熟成中のおばあちゃんの風呂敷を
ひょうと抜いて、あなたの今のカバンに
忍ばせはじめたときから、きみは忍者となるんだ!

いつもは何とはなしに涼しい顔して出しゃばらないが、
困ったときは風呂敷むすんでだいたい解決。
冗談でなく、斜めに折りたためばロープ代わりにもなるし、
折り紙の実用版たる風呂敷は期待以上に活躍するでしょう。

ともあれ、使わんでもいいから、いちまい入れといてね、
ふろしき。日本人ならなおさら。

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許可を得、来月引越しの新居に前もって鉢植えを運びはじめる。
自転車のカゴに乗せ、息子を幼稚園に迎えに行く前に寄って
庭に置いておく。そんなピストン輸送を日々つづけていきます。



来るたびに、ペットボトルに汲んだ残り湯の水やりをするが、
ピンで穴を開けたフタに付け替えて、シャワー状に撒く。

夜にふと、今ごろあの木たち元氣かなーって思うけど、
仲間と一緒だから大丈夫と思う。
そして、そこの土地のみなみなと語り合っているでしょう。

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今日は福生のウイメンズフェスタで午前午後と風呂敷講座をしました。

それ以外の時間はブースで風呂敷の販売などしていましたが、
画材を持ってきて、お隣のピアノ演奏の方からのリクエストで
今流行りの「アナと雪の。。」(観ていませんが)の女性の
絵を描いたり、似顔絵を描きました。

(ブースの看板)

とっても、たのしかったです!!!

近ごろの街角、ジャスミンの香りから コナラ(どんぐりの樹)の花の香、
夏みかん?の白い花の芳香が風にそよいできます。

あんまり服を持っていなくて、特にズボンが少なく、先日ついに
高校時代の学ランのズボンのひざに穴が開きました。
もちろん修繕できますが、地が化繊の混紡であるし、
直してまで履くかどうかと惑い中。

そんな折、友達がズボンを2つもくださいました。
それをさっそく改造、というか、腰のゴムになじめないので、
ゴムを引き抜いてしまいます。代わりに長めのひもを通し、
2周ほど巻いて結べばしっかりとひもパン(?)になる。
また、もしもズボンが緩んでも、腰に帯を締めれば問題ありません。
その帯は、斜めに折りたたんだ風呂敷でも代用できます。
バイアス方向の伸縮があり、馴染みます。

帰りの電車に乗り込むと、確かに日中は日差しもつよくて暑かったですが、
それでもやり過ぎなほどに冷房が効いていました。
そこで、大判の風呂敷の隣りの角同士をそれぞれ小さめに
真結び(普通の2回結び)してから、背負うように両腕を通して
かたちを整えれば、マーガレットマントという、しゃれた
羽織りになります。これを用いて、寒風に対応しました。

帰宅して夕方庭に水を撒いていたら、ハサミ虫が後ろのはさみで
ダンゴ虫をはさんで運んでいました。
はさみ虫って、人を攻撃はあまりしなそうですが、
虫たちにとっては恐るべき存在かも。
もちろん自然界には知らずともみな役割があります。

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プロスノーボーダーの内山ミエさんと。
はつらつとし、心くばりに熱い女性。
車中泊に詳しいそうなので、今度色々とお話を聴いてみたいです。

彼女のブログ

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午前中、雑誌掲載用ふろしき結び方のイラストを
描くために、編集社の個室にこもっていました。
自宅だと子たちに這い登られて大変ですが、
しかしこんど、来月に同じ日野市内の一軒家に
引っ越すので、部屋がふえて 自分の絵や縫い物に
集中できる環境になりそう。現在引っ越し屋を探し中。

近いし、荷物も少ない方なので(鉢植えが多少あるが)
自分でトラックを借りて(片道10分弱)何度か往復すれば
レンタカーの1万円以内で収まるけれど、
ペーパードライバーが急に運転も危ないので業者に依頼する。

今日見積もってもらったら8万円だったので
もっと安いところを見つけよう。
鉢植えはリヤカーで運んでもよさそうだが、
とりあえず自転車で新居方面に行くたびに
少しずつ鉢を置いて、その都度水をやることを繰り返そうか。

植物は上に物を置けないのでかさばり、荷物と一種に運ぶのは難儀そうだから。



そもそも引っ越しの第一の目的は、息子虎之介の幼稚園の近くがよいこと。
第二に、赤ちゃんが泣くので長屋じゃないほうがよい。

庭はそれほど広かないが、僕は元々庭のない下町育ちで、
路地やベランダに鉢を並べる文化だから、邪魔にならないよう
空きスペースを使って、いい感じにしていこう。

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繁みより つよく蛙の鳴り渡る

その日から めだかの稚魚は 泳いでる

夏みかん 種が芽吹きて アゲハ蝶

おとなりの 砂漠の畑 トカゲ行く

食べないで 待てばふくらみ ねぎ坊主

ルッコラの 葉っぱからくて 白き花

黄色い花は 同じ のらぼう チンゲン菜

伸び放しの 葉蔭に憩う あまがえる

橋の下 亀が浮いたり沈んだり

植木鉢の裏 小虫ら家族会議

なめくじの昇る 小麦の穂のしずか

レンゲ揺れ 水の溜まりて 玉じゃくし

小雨のふる 前日にアマガエルの笑い

長き冬 明けてもまるまる 団子虫

狭いけど 秘境いくつか うちの庭

紺いろのスカート 長くあたたかく

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先日から発売の『キモノスタイル3』(グラフィス)で、
きものに似合う風呂敷の使い方を紹介させていただいています。



とてもすてきなページになりましたので、本屋さんで見かけた方、手にとってみてくださいね!

ところで、一箇所訂正があります。
76ページのお腹ポケットの1コマ目の説明文、正しくは
「フロシキの向かいの端同士を真結びする」となります。
誠に申し訳ありませんが、どうぞよろしくお願いします。
写真は合っています。



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ふろしきの基本中のきほんです。

角を2回むすぶだけですが、
不安定な、十字の縦むすびにならないようにしましょう。

まず1回結んだら、手前にきた角をまた手前になるようにかぶせて
もう1回結ぶと、きちんとまむすび(角と元が平行)になります。

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