ふろしき王子のブログ◎
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頭で考えたものは
意味が限定されやすく、
インパクトがあっても、いづれ飽きるだろう。

ただただ対象へ、穏やかにやわらかにまなざしたとき、
言葉を超えて、降って湧くもの、それを形に起こしたなら、
きっとそこには
言語じゃない見えない愛情が
みえる形へ変換されている。

だからたぶん、究極は、何をやるか、ではなく
何をしても、そこにどんな思いを乗せるかが重要なのだろう。

表面的な結果は似ていても、乱暴に行なったのと
あたたかい思いでしたこととでは、見えないけど
確かな何かが、完全に別世界への扉を開かむ。

極論すれば、内容も
デザイン(見せ方)もあまり重要でなく、
どんな氣もちをもってそれをものしたかに尽きる。

手練れたモデルさんが抜かりなきポーズや表情を演じても、
内から本当にしあわせのエネルギーがあふれている人の、
何氣なきワンカットの前では薄れてしまう。

変わったことをする必要はない。
地味で不器用で、こじゃれていなくても、
一つ一つのプロセスを、暮らしを、
赤ちゃんを抱くようにやさしく丁寧に
していけば、秘めたる共鳴の連鎖が
しずかに渦まいていって、
目の前の風のなかに
きんいろの扉が、自ずと開かれていくでしょう。

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シンプルなお弁当つつみ。結びめをリボンにアレンジ。


にんじゃかな?
花蟷螂(はなかまきり)のお滝.


おばあちゃんが25の頃。


和のこころは、かたちよりも素材でやんす。


虫のくう安全なかさ。

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火曜日の撮影、早朝目覚めたら4時をとうにすぎており、
パタパタと身仕度し、着物とハカマで自転車を漕いで、
何とか4:50の電車に間に合って、ほぼ6時に銀座に
間に合いました!

それから21時くらいまで15時間、撮影して歩いて食事休憩をして、
を重ねながら、お蔭さまで4700枚もの写真を
撮っていただいた結果となりました。

一つひとつのシーンが濃くて、それが幾たびもあったので、
一日が数日分に感じ、早朝に集合したのがずっと前のようです。
実際、4日分くらいは歩いたかもしれません。
荷物を提げてシャッターを切りながら歩きつづけた
カメラマンさんと、
衣裳を替えながら共に歩き、たくさんの表情を魅せてくださった
モデルさんには、感謝し尽くせません。

たかが風呂敷と思われるかもしれませんが、
実際にはまだ始まっていないとすらいえるほどに
未知の可能性とポテンシャルではち切れそうな、
いちまいの四角の布。

意図せぬ不思議な導きによる必然のながれで生じた企画と
このたびのチーム。

何も起こらなそうな場に、
人と風呂敷が出逢うことで
目くるめく歓びがうまれ、それを写真という形に
掬いとっています。

この先は、それらの写真たちに
永遠のことの葉が寄り添って、
本という結晶となります。

まだ、どんな本になるか
ちっとも決まっていないが

形を決めるのは中身です。

形ある器に中身を詰めこむんじゃなくて、
中身に添うて、しぜんで必然たる形が
生えてくるのを
たのしみにしている。



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ななめリュック
日野市在住、お馬のマリヤ。


巻きスカート
浅川の川原は春げんき。


ふろしきのエプロンをして風呂敷を縫う。


羽織、かごカバー、サドルカバー
寒からば 風呂敷はおる 帰りみち

(撮影:白井智)


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明日はふろしき本の撮影ですが、
開始が都心で朝6時のため、郊外暮らしのアテクシは
4:30の始発にのる予定。
3時台に起きて、着物で駅まで自転車を漕ぐ。
この姿こそシャッターチャンスでなかろうか。

各メンバーの、勝手知ったる街々でのロケなので、
そのまちの風に委ねた足まかせで巡られよう。

折々の食事タイムも楽しみであるし、そこもまた
撮影現場となる。
いつも境界はどこにもない。

それとまた1つの楽しみは、前回の日野で撮影した写真を
焼いたCDを、カメラマンから受けとれること。
何しろ馬にも乗ったし、子どもも合流した日で、
きっとすてきに違いない。

僕は不真面目なつもりではないが、撮影の都度に写真を
確認していない。
カメラマンを信頼しているのもあるが、
とにかくみなが氣持ちよくいられていれば、
そういう本質がにじみ出るだろうから、OKなのです。
表面的な指示や作り込みも無用ではないが、
みなが心より楽しんで、自然体でいられていることが大事。

肩の力が抜けていれば、表情はしぜんと穏やかになる。
作ったオダヤカ顔なんて、むしろ固い。

そんな超早起きな、あすを控えつつも
帰りみちに新宿のオカダヤへ寄って、
あした使えそうな生地を買った。

今夜さっと縫おう。
きっと明日は大活躍してくださるでしょう。

どんな風に撮るかはちっとも決めていないが、
よい素材(スタッフ・モデル・服装・風呂敷)があれば、
あとはその場所に着いたときに
何かが生えてくる。

植えたものではなく、
生えてきたもの、
それは生のいのちと暮らしのリアル。

モデルさんのフローラ(すべてを司る体内の微生物たち)が
つい躍り出したくなるような、
そんなロケを思い、
丁寧に縫って、はやく寝よう◎

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新しく、ふろしきの本をつくっています。撮影:白井智


むすび目をリボン型に。


ピカチュウみたいな


昔ながらの背負い方でも、色や柄で印象はかわります。


フロシキ星からきたあの子。

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ふろしきの新しい本へ向けて、
3000枚の写真を80枚ほどに、惜しくも厳選してみました。
37.5枚に1枚の割合です。
でもあと3回の撮影分があり、
全部で1万枚とすると、同じ割合では266枚となるため、
さらに絞る必要があります。

写真はなるべく加工しない方針で、明るさの調整程度。
やむを得ない場合は切り抜き。
加工するなら、イラストと合わせるなど思いきって変える。

次回の撮影は、早朝の銀座、その後浅草、昼下がりから銀座ふたたび。

土くさいながらも、銀座には縁がある。
両親は銀座の職場で出会った。
モデルさんも銀座で働いている。

そういえば、僕の名前の画数は24画で、銀座と一緒だ。

どこかしらの共鳴のあるらん。

ちょうど先ごろも、数ヶ月ぶりに上着に粉のお香をはたいてみたら、直後に
それをプレゼントしてくれた友達から電話がきて驚いた。

波動波動というが、受信するチャンネルがなければ
結ばれない。大切なのは共鳴であり、ほんの少しでも、
通ずる何かがあればそこから扉はひらける。 

実はいまも銀座へ向かっている。
何が起こるか分からないが、
何も起きなそうな処であっても
ゼロから楽しさやコミュニケーションを生み出すのが
絵心であり、
その絵は自分から抽出さるるイメージというよりも、
場からの贈りものであろう。

ふろしき本の撮影も、
この場所で
この風呂敷と結び方、
モデルはこのポーズと表情、
というデザインはしていない。

準備はするが、その通りにはせず、
そこに来てみて浮かんだものを形にしてみる。

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先日、地元日野市にて
風呂敷の新刊のための撮影の2回目をおこないました。

雨と雨の日に挟まれた晴天となり、みなみなさまの応援を
覚えずにはいられません。

ご近所さんのお馬に乗ったり、土手や川原、
竹林のピクニック、自転車、裁縫など、
暮らしのリアルに添った風呂敷風景。
引きつづき、愛らしいモデルさんと天才カメラマンとの
奇跡の?チームです。

当日の撮影のために、朝に一枚風呂敷を縫いました。
大あさの大風呂敷(アナスタシア)の上に、
黄色いリネンの中風呂敷を当てたもの。

無地の風呂敷が多いですが、次回銀座と浅草の撮影では
青赤白のストライプのものも加える予定です。

話を戻し、ランチは川原そばの竹林の脇の草はらに
風呂敷敷物をひろげ、手作りのサンドイッチやクッキーをいただきました。 

撮影のための撮影にならぬよう、いつも通りの
自然体の暮らしのなかにある風呂敷を
見せられる本になればと思っています。

地元だから分かる雰囲氣や場所、さじ加減があります。
前回は
・上野…横山故郷エリア
・日暮里…横山故郷エリア
・三ノ輪…カメラマンが暮らしている町

今回は
・日野…横山が暮らしている里

次回は
・銀座…モデルさんが働いている街
・浅草…横山の故郷で、カメラマンも以前暮らしていた

さような感じにございます。

こんどの撮影ではいかなる出会いがあるのか、
そして、形としてどんな本になるのか、
まだまだ未知な木みちですが、
足元の一歩に心を尽くせば、次のいっぽが
映し出されていく。
その繰り返しが
結晶を生み育てていくでしょう。

今日は留守番で、夕方から銀座へ向かうため
家や近所でできることをします。

既に撮影した膨大な数の写真から選ぶ作業。
2回のロケで6000枚以上あります。

娘っちを幼稚園へ迎えに行った後は
川原の秘密エリアでみなでよもぎを摘みます。
先日も摘んで茹でて、
蒸したもち米とともに当たり鉢で撞いたら、
心身がトリップするほどの生命のよろこびに満たされる
ものとなりました。

この時季のよもぎを茹でて冷凍し、一年中草もちや草だんご、
よもぎクッキーを作れるようにしたいです。



暮らしにおいて、主役はありません。
あらゆる存在が助け合いながら
いのちを回しつづけ、うつくしく豊かに彩っているばかりです。

あたらしい本も、
撮影場所のもつ雰囲氣、
モデルさんの人生とまなざし、
そこに溶け込む風呂敷のかたち、
撮影するカメラマンの経験と技と今のインスパイア、
脈絡不明な僕の視点、
なんでだか応援としか思えない見えない佳き流れ、
てんき、通りすぎる人やいきもの、草花
すべてがその手をさしのべあって、
いちまいの写真が誕生する。

あらゆる要素がこの星の絵の具となって、
この星の絵を描いている。

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何だかんだと外へ出張ってばかりいることで、
働いてる氣になっていても、家ん中の片付けを
おろそかにしてたり、庭の手入れや水やりもままならなければ
決して、こころ豊かな生き方たぁいえず、
掃除の刻、布縫うひととき、近所のひだまりを
娘とあるく時間などを上手に編み出していきたいもんだ。

さてきょうはめづらしうも
そんな電車に乗らぬつもりの日にあれば、
予定は以下と相成って。

これらをしながら、きっとしょっちゅう浮かんでくる、
きみの顔。
君たるは、いくつかの顔ね。
以前の飼い犬や猫だったり、いまは離れて暮らす家族、
大切な友達の顔、昔あの街で語っていたあの人。。
そう、きみのこと。

・子たちと川原でよもぎを摘みつつ、
 ふろしき本の撮影のためのロケハン

・カルチャースクール(4/21に西新宿カルチャーで講座あります)
 に飾るための拙著を送る。

・日々せおう風呂敷の中の小物入れきんちゃくに、
 小さなペーパークリップを補充する。

・実験的に、庭の各所に野菜くずを重ねてから枯れ草をかぶせておく。
 豊かな発酵をめざして。

・穴のあいた、ズボンのぽけっとを直す。

・撮影用のふろしきを縫う。

・撮影日につかう部屋を片付ける。

・裁縫箱等の整理

たんたんと作業をつづけていると、
大切な方の顔が次々と浮かんでくる。

みなへいちだんと、やさしい光の風のそよがむことを。

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山の手線に揺られている。
足元にはドジョウが4匹。

あるおうちで数年飼っていたのだが、
このたび里帰りとなった。
たまにキャップを開け、空氣を入れ換える。

この子たちは何処に入れようか。
網やフタが無いと、外へ跳びだしてしまが、
網をすれば、庭のカエルが産卵しづらくなる。

とりあえず、メダカの水槽の1つに入れて、
何か網をかぶせてそこへ2匹。

裏庭の池に2匹。
これからもげんきにいてほしいが。

眠たくなって、
渋谷-新宿間。
かつて、春の夜の澁谷川では、
水面たゆたう花びらを、どぢやうが見ていたやもしれぬ。

春はかわる。
春は歓喜だ。

どじょうは旅へ発ち、
さくら色の静けさと柔らかさがのこる。
きみは異郷の菓子をうれしげにかじり、
そして

ふる里のあなたと、通いあう。

また
振り返れば、
髪をきった
あの子が 笑って
まっている。

ゆき解けて、みなとまた会える季節。

過去の全てが、応援にまわって行く。

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・4/2(火)は静岡県の掛川で風呂敷講座でした。
 古民家のようなすてきなスペースで午前午後、
 楽しい参加者のみなさまと過ごすことができました。

 夜は親戚の住む島田へ行き、ZEROというおしゃれな
 お店で夕食。
 駅近からお店まで、荷物のふろしきを背負って走ったため、
 東海道島田宿を風呂敷せおって走った人というのは
 百何十年ぶりかも?なんて話をしていました。

・その前の日は、新しい風呂敷の本のための
 撮影でした。天候と桜にも恵まれ、鳥や猫そして人の
 ベストタイミングの応援に守られながら、
 最高のロケとなりました。何より楽しいのはやはり
 愛らしいモデルさんと天才カメラマン、マイペースの私の
 三者各々が、ひとコマごとにベストを探って
 臨機応変に動いていったことですね。
 この場所で、このモデルさんには、この結び方がしっくりする。
 すると、それを手にとった彼女から、その場の
 樹やお日さまや風と共鳴したしぐさや
 表情がしぜんとふくらんでくる。
 それをちゃんととらえるカメラマン。
 佳き一日でした!新しい本をおたのしみに☆◎

・もう4月になってる。今日も晴れて、
 上着も薄手。みんなの春に、会いに行こう。
 きょうはどぢやう(ドジョウ)を引っ越すミッションもある。
 フリーランス忍者(?)は、勝手に応援したい人のためなら
 全力尽くさむ◎◎


おたまじゃくしの孵るころ、

きみはもっと笑う。

野に咲く花とともに

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