・風呂敷を使ってメイドの衣装ができないかと相談を受け、
黒地に白のフリルを縫いつけたふろしきを、帽子と手袋とエプロンの形に結んだが、
男性が身につけた。
・小田原の友達からもらった何百ものぬいぐるみを込めた、
富士山のような風呂敷を背負って伊豆へ向かい、知り合いの旅館に寄付。
ふろしきしょって旅をすると、時を超えた感覚をおぼえる。
・紙袋の荷物を2,3個、しんどそうに持っていた高齢のご婦人に、
試しに風呂敷で持ちよく包んでみせたら、風呂敷を買い取ると仰って
そのままお持ち帰られた。青地に鯉のもよう。
・実家のある浅草でつけ麺をたぐっていると、隣に
ファッションデザイナーの山本寛斎さんがお座りになった。
僕がレジで会計の際に目が合うと、寛斎さんは
「いいね!そのカバン」と黄色のふろしきバッグを誉めてくださった。
・20代のころ、山や野原、浜で野宿しながらの旅。
寒いときは風呂敷のバッグをほどき、羽織ったり腰に巻いて寝た。
傍らには水筒や本をそのまま置いている。誰も来ない、妖怪の縄張りで。
・白い水着が透けてしまう、と浜に戻れなくなった友達のいる沖まで、
泳いで青い大風呂敷届けた相模湾の夏。
・巨大な風呂敷を背負っている。中身も全部ふろしきだ。
・着物を着るとき、帯は斜めに折った風呂敷を使っています。
バイアスで伸縮するため、一周でもずれません。
・風呂敷を背負うようになってから自然と歩き方が変わり、
腹をねじらず縦揺れしない、昔ながらのナンバ歩きと
忍者走りが身につく。走って撮った動画もなめらかに。
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