「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

釣り紀行♯16~釣りはリズムに乗って~

2007年10月07日 | 釣り紀行

開高 健さんの著作「釣り人語らず」の巻頭に中国の古いことわざが載っていた。

1時間、幸せになりたかったら酒を飲みなさい
3日間、幸せになりたかったら結婚しなさい
8日間、幸せになりたかったらブタを殺して食べなさい
永遠に 幸せになりたかったら釣りを覚えなさい

前回の釣行(9月25日)から1週間以上経過したものの、その間、いい潮と好天にめぐり会えず切歯扼腕しつつ、ようやく10月5日(金)に白羽の矢を立てた。

テレビの天気予報では午前、午後ともに降水確率0%で平年より5度ほど高めの気温で日中は結構暑いといっている。

当日は3日連続の小潮のあとの長潮で、干潮が9時前後、あとは満ち込み一筋で海水温が上昇する午後にポイントを合せて自宅を出発したのが9時頃。

丁度、ヤンキースのプレーオフ初戦が7時15分から放映中。1回表の凡退に続き4回表の松井の三振で後味悪い気分を味わいつつ出発した。

途中、釣具店に立ち寄り現地に着いたのが、11時15分。相変わらず波止場には人影なし。釣り開始は11時40分からで以後約40分ほどひたすらマキエに専念。しかしクロがなかなか浮いてこない。

エサ取りの小魚の数はものすごいが、どうもクロの動きが鈍いようで今日はダメだと早くもアキラメムード。夏の時期とは明らかにクロの活性度が違う。

13時ごろから、ようやくクロが浮いてきておなじみのパターンに入ったが、どうもいつものリズムに乗りきれない。

通常のパターンでは、まずエサ取りの小魚に専用のマキエを被せ、本命用のクロのマキエを遠投し、正確に竿を振ってウキをその地点に落とす、クロが寄ってきて当たりウキが消しこむと同時に静かに竿を立ててクロを引き寄せて取り込む。この一連の動作がスムーズな流れにならない。

まず、風のために正確な投入が難しく、しかも波のうねりのためウキが投入地点からすぐ動いてしまう。加えてエサ取りの、足が速くて大きめのウマズラハゲが出現しクロのマキエを食い荒らす。

これらは秋特有のパターンで、釣りの腕が落ちたわけではないので、我慢、忍耐、粘り強くと自分に言い聞かせながら浮き下をこまめに替え、錘をうち替えながら、こつこつと丁寧に釣りにいそしんだ。16時前後からは満潮時となり潮の動きがパタリと止まって、まったく釣れない。

結局、16時30分に納竿。今日は、手の平サイズ未満のリリースは3匹程度で、型の方はそろっていてこれまでで一番良かった。クロは計37匹。この時期にこれだけ釣れれば贅沢はいえない。しかし、これから季節の推移とともに気温が冷え込んできて釣果の方はじり貧になること間違いなしで、覚悟しておかねばならない。

         

と   き   2007年10月5日(金)

と こ ろ   Y半島F波止

潮       長潮  満潮16時前後

マ キ エ   オキアミ2角小粒、パン粉、グレパワー、アミ3角(マキエ用、米ぬか)

釣   果   クロ37匹、はげ2匹、あじ2匹

メ    モ   クロの食い気がなくなったので、マキエ、集魚剤などの見直しを。
         潮どまりの対処の仕方にひと工夫がいる。
         この時期は夕まづめにこだわるよりも潮の満ち引きのほうが重要。 


 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

釣り紀行♯15~夕まづめ近くに良型が~

2007年09月27日 | 釣り紀行

9月25日(火)、朝のNHKテレビでは”富士山頂に初雪”と報道している。中秋の名月にしては早すぎる冷え込みだが、これはあくまでも日本一高い山の上での話で、平地での日中はまだまだ暑さが残っている。

また、今日は福田内閣の組閣の日。所詮は1億2千万分の1の小さな存在に過ぎないが閣僚の顔ぶれには大いに興味がある。夕刊を楽しみにして、前回(9月20日)からまだ4日しか経っていないが、3連休明けの25日に釣行してみた。
天気もいいし、潮の満ち込みもよいし、新しい仕掛けを早く試してみたいのも理由のひとつ。

今日は大潮の2日目で干潮は12時30分。前回の釣行では午前中が全然釣れなかった。魚の食い気がなかった理由は冷たい潮流が流れ込んだ夜間の冷え込みで海水温が下がったのいずれかと推測したが、どちらにしても今日は午後の満ち込み一筋にかけてみた。

したがって、自宅出発はいつもより4時間遅れの10時。今回から釣具店を替えたのでO市のY釣具店に立ち寄り解凍したエサを手に入れて、現地到着は12時10分。クルマの中で軽い昼食をとっていつものF波止に上る。

釣り開始は、ちょうど干潮時の12時30分。相変わらず広い波止には誰もいないが、風が結構強い。マキエが向かい風になってなかなか飛ばない。水とパン粉を加えて粘り気を増したらようやく距離が出だした。

しかし、折角工夫した新しい仕掛けの方はこの強風のためまったく使いものにならない。やはり、仕掛けは机の上でいくら考えても限界がある。これまでの経験で現場の感覚が大切だと骨身に沁みて分かっているのに
何度でも同じ過ちを繰り返す懲りない自分がいる。


快晴で海水温も上昇気味のようなので、結局、これまでの無難で堅実な仕掛けに戻すことにした。せっかく波止まで来ているのに仕掛けを初めから作り直したので相当の貴重な時間をロス。

しかし、マキエ開始後すぐにクロが活発に動き出した。
”今日もそこそこいける”との確信のもとに、ひとまず安心して竿を振った。

いつもどおり順調に推移したが
初秋の時期はつるべ落としで暮れやすく、すぐ暗くなる。

16時ごろからウキが随分見づらくなるがそれと引き換えに良型が警戒心を解いて次から次に海面に湧いてきた。思わず高まる心臓の鼓動とともに、竿が弓なりになって糸がビュン、ビュンとうなる。続けざまに10匹前後はいっただろうか。手ごたえ十分、やはり夕まづめが近くなると型が良くなる。これこそ釣りの醍醐味で今日は快心の釣りだった。

マキエがすっかり無くなって、納竿は16時40分。結局、最後の40分間が勝負だった。
自宅到着は17時55分で、いつもより3時間遅れなので腹がペコペコ。釣り道具洗いは翌日回しで、急いで薄暗い中でフラッシュをたいて魚の写真だけ撮った。

その後は、「西の関の秘蔵酒」を冷で一杯やりながら刺身と焼き魚を堪能しつつ、竿から伝わってきた手の痺れ感覚を憶い出しながらこの世の天国気分を味わった。やはり刺身は日本酒の冷が合う。

釣りは味覚を含めて五感をフルに刺激し身体感覚を伴うところが他の趣味とは明らかに一味(ひとあじ)違っている。        

                  

と   き     2007年9月25日(火)、快晴、海上風強し

と こ ろ     Y半島F波止

マキエ       クロ用(オキアミ小粒2角、グレパワー、パン粉1袋)
           エサ取り用(ジャンボ2角、米ぬか1袋)

釣   果     クロ55匹、アジ6匹、ハゲ3匹

メ    モ    夕まづめに近い時刻にポイントを置いた釣りを
           ウキはむやみに取り替えないこと 

 

 




 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

釣り紀行♯14~粘り勝ち~

2007年09月21日 | 釣り紀行

朝晩はめっきり涼しくなったが、日中は何だか蒸し暑い日が続いている。19日(水)夕刻の天気予報では、20日(木)は夏型の気圧配置となり真夏並みの暑さで熱中症に注意といっている。どっこい、夏はまだまだ終わっていない感じだが、果たして海上ではどうだろうか。

前回の釣行(9月12日)以来、1週間ぶりの釣行となった20日は潮が3日連続の小潮のあとの長潮で干潮は9時前後。午前から午後にかけて満ち込み一筋で潮の状況はF防波堤にとって好条件のようだ。

自宅を6時に出発、エサを予約(6時で確約)していた釣具店に到着したところ何とまだ店を開けていない。結局15分間ほど待たされてやっと開店。通勤ラッシュを避けるために折角早起きしたのに、釣具店がこのザマではあきれてモノが言えない。これからこの釣具店では絶対にエサの予約をしないことを心に決めた。無意味な
待ち時間は本当に腹立たしい。

朝からこんな状況では今日1日が思いやられる。何だか不吉な予感がする。結局、現地到着はクルマが多かったせいで8時35分。

釣り開始は8時50分からで、いつもどおり始めはマキエに専念。ひたすら30分ほど続けるもエサ取りの小魚は湧いてきたが肝心のクロは全然影も形も見せない。根気よく3時間ほど続けるもクロは食い気を見せず、12時前後で釣果は5匹前後留まり。

海上では風が吹きぬいて随分涼しいが、明らかに夏の盛りのクロの動きとは違う。

調子に乗って、偉そうに
「クロ釣りのノウハウ」なんか書くから釣れないのだと思わず自虐的になる。たしかに、これまでの人生経験で、釣りに限らず慢心、増長すると不思議にロクなことがない。

場所替えするか、あるいはマキエを捨ててすごすごと退散するかと一瞬頭の中をよぎったが、待てよ、午前中は夜の冷気で海水温度が下がりすぎてクロが元気を失くしているのかもしれない、太陽の日差しで海水温が暖かくなる午後まで待ってみようかと粘り強く待ったのが結果的には正解だった。

13時ごろから、やっとクロが食い気を見せ始めた。それもなかなかの型で、これまでのこの波止ではいちばんの良型が次々に上がる。これでやっと愁眉が開いた。

結局、納竿は14時30分でこの1時間半が勝負だった。クーラー4分目でクロが40匹、小型のチヌが1匹、アジが7匹の釣果だった。

今日は
粘り勝ちの一言。しかし、マキエの打ち方を変えたりウキの種類、ウキ下の調整、釣り針、エサのつけ方、ヨリモドシの取替え、錘の打ち方を変えたりするなど、持てる限りのノウハウを駆使して本当に疲れた。

とにかく、このF防波堤では間違いなく秋が半分以上来ている。これからは午前中は望み薄で午後の釣りに期待するしかなさそうで、仕掛けのほうも大幅な変更が必要。

               

と   き   2007年9月20日(木)  海上ときどき風強し

と こ ろ   Y半島F防波堤

釣り時間   8時50分~14時30分

潮        長潮(干潮9時)

釣   果   クロ40匹、アジ7匹、小型チヌ1匹

メ   モ    仕掛けの反省点多し




 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

釣り談義~クロ釣りのノウハウ~

2007年09月17日 | 釣り紀行

先日、自分のブログを見ている知人から、”クロという魚はそんなに簡単に釣れるものですか、年中釣れるものですか”という問いを受けた。

何しろ釣行のたびに、約50匹前後コンスタントに釣っているので自然に尋ねたくなる疑問だろう。

自分の記憶では、初期のクロ釣りではせいぜい1日で10匹釣れればいい方で、今のように沢山釣れだしたのは独自の仕掛けを工夫したときから。

したがって
、”慣れてしまうと簡単ですが、それまでに結構ノウハウを身につける必要がありますよ”という返事をしておいた。結局、20年近いクロ釣り経験を踏まえての現場を通じてのノウハウである。自分の釣り方はどんな釣り雑誌にも書かれていないはずだし、同じような釣り方をする人も全然知らない。

その「ノウハウ」とは次のとおり。

①独特の仕掛け

重めの飛ばしウキと2連玉ウキの選択、極端に短いウキ下、極小の「道糸、ハリス、ガン玉、釣り針」

②マキエの種類と打ち方

本命用のクロとエサ取り用の小魚との2種類のマキエ(当然中身が違う)を準備して、お互いをできるだけ切り離すように距離をとってマキエを打つ。したがって、大量のマキエを準備。

③頻繁に仕掛けを変化させる

魚は結構学習能力があるので、頻繁に目先を替えてやる必要がある。たとえば、ウキ下の長さ、ガン玉の数と位置など。

④長竿の使用

エサの投入をマキエを打ったところにできるだけ正確に、しかも遠くに打ち込むため、リールのベールを起こさずにアンダースローで投入する。したがって6m以上の長竿が有利。

⑤予備の仕掛けの準備

釣り場での時間を有効に活用するため、大量の仕掛けを前もって準備しておき、少しでも傷んだら即交換する。したがって、事前準備に丸1日以上かける。

といったところだろうか。とにかく、この釣り方で
いちばん肝心なのはクロをマキエに狂わせて海面に浮き上がらせることで、釣りはそこから始まる。

ただし、以上の釣り方は6月から10月前半ぐらいにかけての比較的暑い時期のもので、やや冷え込む11月以降から厳寒の2月ぐらいにかけてはまったく違う釣り方になる。

また、3月から5月にかけてはクロはほとんどいなくなるので年中釣れる魚でもない。

いちばんおいしいくて値打ちのあるのは寒グロといって厳寒期のクロで海苔を主体に捕食するので臭みがなく、刺身は絶品である。一度食べるとヤミツキになること請け合い。

しかし、なかなか数が釣れない。しかも深場を探るのでついチヌ(黒鯛)と同時並行の釣りとなり、二兎を追うものの類でいい結果が得られない。冬季は海上の風も強くなり釣りづらい。

11月以降にクロを沢山釣るのは本当に難しく、どういう風に釣るかこれが本当の腕の見せどころで、おそらく釣れないだろうと半分諦めているが今から釣り場所に合ったエサの種類や仕掛けを工夫しなければと思案中。

                          
          飛ばしウキ(左)と当たりウキ        予備の釣り針つきハリス









  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

釣り紀行♯13~大漁は続かず~

2007年09月13日 | 釣り紀行

朝晩めっきり涼しくなって、就寝のときに毛布が1枚から2枚となった。日中もようやく暑さが薄らぎはじめ、ひときわ高くなった曇がちらほら垣間見えて秋めいた天候になりつつある。

12日(水)は前回の釣行(9月4日)から数えてちょうど1週間が経過。運動ジムも定休日だし、潮風に当たって海の匂いを嗅ぎ、魚の顔でも見に行ってみるか(魚にとっては随分迷惑なハナシ!)ということで前日の11日昼過ぎからそそくさと準備にかかる。

潮の方は大潮の3日目で、良し悪しの判断は定かではないが前回、小潮にもかかわらず波止の突端に場所を移動して大漁だったので、柳の下で2匹目のどじょう狙い。

ただし、潮はともかく満ち引きの時間は絶対に考慮に入れざるを得ない。干潮が14時とのことで”下げ(引き潮)7分、上げ(満ち込み)3分”のセオリーに合わせて、現地到着をいつもより3時間遅れの11時とし、釣りのヤマ場は12時から16時前後と踏んだがさて計算どおりにいくだろうか。

当日は朝から快晴で、出発は8時45分なので随分と楽である。遅れて到着しても、平日の波止には誰もいないことが確実なのでこういう贅沢ができる。

現地到着は結局10時35分。通勤時の早朝よりも随分クルマの流れが良くて予定よりも早く到着。予想どおり、誰もいない広い波止の上を海鳥が低空飛行をしている。釣り開始は10時50分。

波止の突端は結構風が強く、涼しいかわりに向かい風になって竿が振りずらい。マキエも遠くに飛ばすことができず、手前に落ちてエサ取りがすぐ食べ尽くしてしまう。クロの食い気もないようで動きが鈍く始めからどうもリズムが悪くて全体的にしっくりこない。

早くも”今日はハズレ”の予感がする。これまでの経験で最初の30分ぐらいでおよそ見当が付く。

干潮が14時のところ、ようやく13時ぐらいから食いが立ってきた。以後15時30分まで、入れ食いとまではいかず、ぼちぼち来たがやはりいまひとつリズムに乗れない。とにかくクロの食い気が無くて、型も悪く手の平未満のサイズがやたらに多くて3匹に1匹はリリース。

この波止はこれから付き合いが長くなりそうなので、今日は潮の種類、干満の状況と釣果との関連とをじっくりと見極めるいい機会になった。

この波止の突端の場合は、大潮はあまり良くない、引き潮は悪くて満ち込み向きのようだ。

結局のところ釣果は正確に数えた結果、大小織りまぜてクロが51匹、アジの中型が10匹前後だった。型は全体的に今ひとつ。マキエの最後の一投でこの日いちばんの大物が来たのは皮肉。マキエがすっかりなくなって納竿は15時30分。

やはり、前回に続いての大漁の連荘は適わなかった。魚の食い気の有無はとにかく永遠のミステリー。
                          


と   き     2007年9月12日(水)、快晴、海上風やや強し後弱まる

と こ ろ     Y半島F防波堤

釣り時間     10時50分~15時30分

潮         大潮 (干潮:14時)

釣   果     クーラー4分目、51匹、あじ中型10匹

メ   モ      この波止は大潮を避けたほうが可。
           マキエ(エサ取り)用のバッカンを新調のこと
           錘(じんたん7号)補給のこと
           釣り針は伊勢尼3号に固定のこと
           道糸は1.5号に変更のこと




 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

釣り紀行♯12~波止の突端で大漁~

2007年09月07日 | 釣り紀行

9月4日(火)の夕方の地元NHKの天気予報で、現在の空の状態は残暑の雲と初秋の雲が凌ぎあっている状況でこれを”行きあいの空”といっていた。最近よく見かける”にわか雨”はこれが原因とのこと。

夏と秋が同居した不安定な天候のもとで、潮の状況も小潮の3日目であまり良くないが前回(8月27日)からかなり経過し、魚が恋しくなったので9月5日(水)、思い立って釣りに行ってみた。

予報では遠く、伊豆諸島の沖に迫った台風9号の影響がこの地まで押し寄せて波のうねりが出て来るとのことで海水をかき回して魚の食い気が増すかもというまったくの素人考えによる期待も入っている。

場所はいわずと知れたY半島のF防波堤。この場所は連続4回釣行した結果、前回感じたことだがこれまで通算して200匹以上を釣り上げたのでクロの数が少なくなった感がするし、魚の方にも仲間が次々と釣られることで学習能力を向上させてきて若干スレてきたように思う。5回目の釣行となる今回、釣果が上がらなければ次回では場所替えとの考えもちらほら湧いてくる。

現地に到着したのは、7時35分。相変わらず広い波止は誰もいないが、今日は思い切って釣り場所をいつもの場所から波止の突端部分に替えてみた。

クロは汐通しが良いところを好むのを思い出したのが原因。突端部分は潮の流れが複雑にぶつかり合うところで変化があるところ。しかし、海底の根の所在がわからないのである程度博打でもある。

しかし、これが何とズバリ的中。最初の30分間ほどはマキエに専念したがそれからは次々にクロが湧きあがるように出てきた。それも防波堤にしてはまあまあの型ぞろいで、手の平サイズ未満のリリースは5匹に1匹程度。

エサ取りの小魚の数も半端ではなかったが、クロの数と勢いの方が優った。錘(じんたん7号)を付けたり外したり、果ては付ける位置を変えたりしてクロの目先を変えながら5時間、結局、今年いちばんの大漁となり快心の釣りとなった。

これだけ釣れれば完全に満足。マキエが無くなる最後の最後まで釣りまくった。面白いことに満ち込みの終わりになるほど型が良くなった。大型クーラー8部目程度、80匹前後は釣っただろうか。納竿は13時25分。

同じ波止でもちょっと場所を替えただけでこの有様で、やはり釣りは場所の選定が一番である。これまで潮の状況や満ち引きを念頭においていろいろ対策を考えてきたがどうも関係ないようで、これまた釣りのミステリーに出くわした思いである。

なお、台風9号の影響による”うねり”らしきものはまったくなかった。それに海上は結構涼しくて、熱中症には程遠く水の補給はペットボトル1本半で済んだ。

また、油断して防波堤から海中に転落するとお陀仏の可能性があるので安全対策として今回から新たにエアベスト(救命胴衣)を購入して着用することにした。仕事中ならともかく遊びの最中に亡くなるのはミットモなくて完全な自己責任。

今の製品は便利が良くて、海中に落ちた瞬間に炭酸ガスボンベが反応して膨張(浮力10.8kg:がまかつ製)するようになっており、実にスリムで着やすい。(写真)

                       

と き    2007年9月5日(水)   快晴・無風

ところ    Y半島F防波堤

釣り時間   8時~13時25分

潮       小潮(干潮時:7時前後)

マキエ     オキアミ(小粒)1角、アミ3角、パン粉1kg、グレパワー1袋

釣  果   80匹前後、(手の平~足の裏サイズ)

メ  モ    今日は錘(じんたん7号)を打つ位置(釣り針上2cm)がよかった
        次回は水汲みバケツを忘れないように! 


 

 

 


 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

釣り紀行♯11~釣果は魚の食い気次第~

2007年08月28日 | 釣り紀行

日ごろ慎重な物言いのNHkテレビの天気予報の担当が珍しく改まった口調で、今日(8月27日)を境に秋の気配に転じますという早朝アナウンスをしていた。

ということで27日(月)は、猛暑の締めくくりかもしれない日だが、とにかく暑いという実感がこもる中、潮の具合がよさそうだし、土、日は所要があって動きが取れなかったせいもあって満を持しての釣行となった。自分の健康(熱中症)の心配よりも魚の型が優先するのはいうまでもない。

目指すは相変わらずY半島のF防波堤だが、今日は大潮の2日目で、午前中が引き潮のグッドタイミング。前回引き潮で良型が来たので大潮の日の引き潮はさぞかしという期待に大いに胸が弾む。

引き潮のタイミングにあわせて、やや遅めの出発で現地到着は通常より1時間遅れの9時到着。相変わらず広い波止は誰もいない。今日は干潮が13時前後なのでヤマ場は12時前後だろうとの予測で早速マキエ開始。

ところがお目当てのクロの動きがまったく鈍い。とにかく食い気がない。ゆったりと動いてマキエに群がらない。釣果の方も開始2時間で5,6匹程度。エサ取りの数が滅茶苦茶に多い。

いくらヤマ場が12時前後とはいえ、開始2時間でこの状況では今日はダメかもしれないというアキラメムード。どんなに秘術を尽くしても魚に食い気が無くては完全にお手上げである。サッパリ原因がわからない。なぜ食い気が無いのか魚に聞いて見たいほど。

ようやく11時前後から散発的に当たり出したが、手の平に近い木っ葉(こっぱ)グロ程度ばかりでほとんどがリリース・サイズ。考えてみるとこんなに暑いと魚の食欲も無いし、それにこれほどの快晴だと警戒して良型は底深く潜っているはず。

結局のところ釣果は手の平クラスで30匹前後だったが、この真昼間にこれだけ釣果があればオンの字かもということで13時半ごろ納竿。

しかし、自宅に着いても写真を取る気力はさすがになし。今日は完全に当てが外れた。こちらは遊び半分だが、魚の方は命が掛かっているということで納得。しかし、自然が相手の釣りはやはり難しい。

と  き   2007年8月27日(月)   快晴、無風

ところ    Y半島F波止場

釣り時間   9時15分~13時30分

潮       大潮

釣 果     手の平クラス30匹前後

メ   モ    魚の食い気は何に左右されるのだろうか。
         潮、干満、海水温、天候、マキエの食べ過ぎ、マキエの種類   


 


 

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

釣り紀行♯10~引き潮で良型が~

2007年08月18日 | 釣り紀行

8月16日(木)は40.9度を記録した地域が全国で2箇所あり74年ぶりの記録的な猛暑とのこと。しかも明けて17日(金)はペルー大地震により北海道から沖縄まで太平洋沿岸は津波注意報のお触れ。

こういう悪条件にもかかわらず、何だか魚が食べたくなったので釣りに行くことにした。場所は釣果が確実に見込めるY半島F防波堤。前回(8月11日)はこの場所で涼風により秋の気配を感じたが、猛暑の昨今、どういう体感が味わえるか確認する興味もある。果たしてあの涼しい気配は見せかけだったのだろうか。

到着したのが、7時50分。予想どおり平日とあって釣り人は誰もおらず広い防波堤は独占状態。早速釣り開始。今日は前回と違って全然風が吹かないようだ。さぞやと覚悟したがそれが不思議なことにあまり暑くないのである。第一に汗が全然出てこない。とにかく蒸し暑くないのでさわやかである。やはり海上の方が秋に一歩近づいている感があり、陸上とは随分違う。

さて、釣果の方だが始めから案の定の入れ喰い状態。型の方は全然期待していないので、機械的に取り込むだけだが、3匹に1匹ぐらいの割合で手の平未満をリリース。

今日もそこそこ釣ったら帰り支度でもするかと思っていたところ、12時前後の引き潮5分目(ごぶめ)ぐらいになってかなりの良型が浮いてきた。一般的に
釣れる時合いは上げ3分、下げ7分という言葉があるが、もちろん上げ(満ち込み)向きの防波堤と下げ(引き潮)向きの防波堤と二つのタイプがある。ここは、どうも引き潮向きのタイプのようだ。

こうなると竿の曲がりが気持ちよくなり、俄然やる気が湧いてきて、マキエが完全になくなるまで釣った。納竿は13時15分。

結局、足の裏サイズが10匹前後、手の平サイズが50匹前後は釣れただろうか。全体的に型も良くなり、このF防波堤で良型を全然期待していなかっただけに今日はうれしい誤算だった。この場所はもしかすると夕まずめの干潮前後は大穴場かもしれない。これは是非試してみる価値がありそう。なかなか魅力ある防波堤である。

なお、津波の影響かなと思わせる不自然な波が午前中に突然30cmくらいの高さでザブッと押し寄せてきた。

                       

と   き       2007年8月17日(金)、快晴、海上無風

と こ ろ       Y半島F防波堤

釣り時間       8時10分~13時15分

潮           中潮

釣   果       足の裏サイズ10匹前後、手の平サイズ50匹前後

メ   モ        集魚剤は効果大なので是非使用のこと
             今後、金具のヨリモドシは使用不可








 

 

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

釣り紀行♯9~海上は秋の気配~

2007年08月12日 | 釣り紀行

お盆が近づき、どうやら猛暑も峠にさしかかったようだ。夏の風物詩「炎天下の甲子園」も白熱した好試合が続いている。

さて、8月8日(水)に釣行したばかりで、あまり日にちが経っていないが8月11日(土)は中潮の後の大潮の日。もしかすると大物が釣れるかもしれないと思うと我慢ができず思い切って釣行してみた。それにお盆休みで大阪から娘が帰ってくるので新鮮な魚をという物欲も重なり合っている。

通常、土、日は釣り場所が混むし、休日にしか行けない釣り人に場所を譲る意味合いもあってなるべく遠慮することにしているが、この日だけは特別。

場所は、前回(8日)、大漁でいい思いをしたY半島のF防波堤。果たして柳の下にどじょうが2匹いるだろうか。前々回のT防波堤に比べて、距離としては25分ほど近くなり往復50分ほどの時間短縮となる。この差は大きい。その分じっくりと腰を据えて釣ることができる。

到着したのは7時35分。真夏の釣りは誰もが避けるのだろうか、釣り人が誰もいない。よく考えてみるとこんな炎天下に釣りをするのは自分ぐらいのよほどの釣り好きのおバカさんだけかもしれない。

熱中症対策はゆめゆめ怠りなくということで、なりふり構わず盗人(ぬすっと)スタイルでタオルを頭から被せ、野球帽と偏光グラスで目元だけ出し、こまめな水分の補給は欠かせない。ところが、釣りだしてみるとそれが思いのほか涼しいのである。

ときどきの強い風とともに爽やかな微風が気持ちよく肌を撫でるように吹き抜けていく。これはたしかに秋の気配である。海上では一足先に季節が動いているのを実際に体感した。結局、用意していたペットボトル3本のうち2本の補給で済んでしまった。

さて、肝心の釣果の方だが数のほうは予想通りといったところ。大潮なのでもっと大物を期待していたが、ほとんどが手の平サイズだった。それ未満はリリースしたが、T防波堤でもあまり大きくはなかったが、それ以上にF防波堤は内陸部に近いだけあってやや型が小さいようだ。それでもクーラー6分目、キープした数は70匹前後はいただろうか。

しかし、40代の頃と違って同じような型が連続して釣れると13時ごろにはもう根気が尽き果て疲れてきたので、マキエとエサが3分の1ほど残っていたが全て海にばら撒いて帰途についた。これだけ釣れればもういい。

なお、釣っていると黒い子猫がそばに来てお行儀よく足をそろえて魚を欲しそうにじっと見ている。あまりに可愛かったので釣ったばかりの小クロを投げ与えたところ走って持っていった。

結局、都合2回ほど持っていったが、クロがおいしいのならもっと来るはずなので"猫またぎ”というほどではないが今の時期はあまりおいしくないのかもしれない。

                     

と   き     2007年8月11日(土)  海上ときどき強風、常時微風

ところ       Y半島F防波堤

釣り時間     7時50分~13時

潮          大潮

釣  果      クーラー6分目、手の平サイズ70匹前後

メ  モ       錘の打ち方に要注意、食い気のないときは外すこと

 







 





 


 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

釣り紀行♯8~場所替え~

2007年08月09日 | 釣り紀行

台風5号が大分を文字通り縦断した(8月3日)が、その後天候不順の日々が続いている。やや不安を持ちながらも、潮の状況がいいので8月7日(火)に釣行を予定していたところ、雨の予報が50%以上なのでやむなく8日(水)に変更した。

前々回の大漁(7月23日)のときは、小潮が3日連続した後の長潮の日だったが、7日も同じで3日連続の小潮の後の長潮の日という好条件だったのだが、8日は1日延びて若潮の日となる。

これがどう釣果に反映するのか、とにかく前回(8月1日)の雪辱を期しての出発となった。それに潮の状況と釣果の因果関係が研究できるチャンスでもある。

場所は同じくY半島T防波堤。ここには連続6回と足繁く通っているが、知人から毎回同じ場所に行くのだねと言われた。

たしかに、ごもっともな意見。これまでの経験でいえることは、釣り場所は毎年同じように釣れるわけでもなく、1~2年もすると全然釣れなくなる場合が意外に多い。やはり自然が相手なので黒潮の流れや海水温の影響で釣り場を取り巻く環境が刻々と生き物のように変わっていく。したがって、同じ場所で釣れる間は徹底的に釣り上げようというわけ。

予定通り、8時着。早速釣り開始だが、これが予想外にサッパリ釣れない。エサ取りの小魚の数がものすごい勢いで群がり、クロが食べる余地がない。6回も続けて来て、1週間に1度の割合で大量のマキエをまいたので、どうやらエサ取りが味をしめて居ついてしまったようだ。

これでは潮の研究どころではなく、釣果も上がらず結局3時間で10匹程度でがっくり。今更ながら、クロ釣りがこんなに難しいとは思わなかった。型の文句を言うどころではない。早々の退散で場所替えとなった。

いさぎよく道具をたたんで、Y半島のつけ根の位置にある別のF防波堤に移動。到着したのが12時10分。このF防波堤は初めての釣り場だがT防波堤が釣れないときはと、かねてから目をつけておいたところで周囲の地形や汐の流れ具合からいかにも釣れそうな嗅覚がはたらく。平日なので誰も釣り場にいない。

駐車場から約5分と非常に便利もよく足場もよい。早速の釣り開始だが予想通りだった。はじめから入れ喰いの状態で次から次に面白いように釣れる。結局全部で60匹程度(大型クーラーで約5部目程度→写真)ぐらいになっただろうか。

釣りはやはり場所が一番重要と改めて認識した。この場所はエサ取りが非常に少なく釣り荒れていないので、これに味をしめて当分連続してこの場所に来ることにした。

結果としてはT防波堤が釣れなかったおかげでF防波堤を発見できたので、何が幸いするか分らない。

なお、家内の話ではクロの味が梅雨時に比べてサッパリした味になっており、油分が少なくてコクが無くなったとのこと。やはり、梅雨グロという旬は伊達ではなかった。

                      

と き     2007年8月8日(水)   海上、強風・突風

ところ     Y半島T防波堤 → F防波堤

潮       若潮

釣り時間    T防波堤(8時15分~11時15分)、F防波堤(12時30分~15時30分)

釣  果    足の裏サイズ10匹前後、手の平サイズ50匹前後

メ   モ    集魚剤の種類は一考のこと
         竿のせいで右手首痛し、次回はリストバンド着用のこと

 

 

 


 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

釣り紀行♯7~猛暑対策~

2007年08月02日 | 釣り紀行

梅雨が終わって、猛暑日が続いている。8月1日(水)は暑さ対策に気を配っての7回目の釣行となった。

日焼け、紫外線の防護対策としてなりふり構わず、ご婦人用のつばの広い帽子を買ってきて、早速試してみたが、結果は無風の時はいいのだが、この日は台風5号の影響で海上ではときどき突風が吹き荒れ、広いつばに風圧がかかって帽子が飛ばされそうになる。夏の時期の限定用として風さえ強くなければという条件付きでは使えそう。

さて、前回(7月23日月曜)の大漁の原因は潮変わりの日(3日連続の小潮の後の長潮の日)を選んだ結果だったが、今回も同様に潮変わりの日(3日連続の大潮のあとの中潮の日)を選んでみた。長潮と中潮の違いがどう出るのか興味があるところ。

結果は、残念だが惨敗と言ってもよい結果だった。よく考えてみるとこれまで中潮の日に沢山釣った記憶がない。潮変わりの日といっても効果はなかった。とにかく大潮→中潮はよくない。

それでも中小クロ30匹前後、あじが20匹程度は釣れただろうか。(面倒くさかったので写真省略)。贅沢はいえないところだろう。

さて、元農林水産大臣の故中川一郎氏(中川昭一現自民党政調会長の父親)は野性味にあふれ、歯に衣をきせぬ政治家だったが、人間の心理を抉って次のような面白いことを言っている。

人は初めてお金をもらう時はありがとうと言い、
二回目にもらう時は当たり前と思い、
三回目にもらう時は少なすぎると文句を言い出す。

ワタシをこのたとえに当てはめると、

初めての場所で釣果があった時はありがたいと思い、
二回目に釣果があったときは当たり前と思い、
三回目に釣果があったときは型が小さいと文句を言い出す。

もっと大きな型を釣りたいのはやまやまだが、やはり、型の良いものを本格的に釣るならば”お天とうさん”が隠れ気味の
「朝・夕のまずめ」に限る。過去の経験では、朝方にその日いちばんの大物がきたり、あるいは夕方の18時前後から大物が海面に浮上してくる。とにかく昼間は大物は警戒して深みに潜っていて、まず釣れない。

ワタシがお目当ての海辺の近くに小さな家を購入したい、あるいは借りたいと思うのも
夕まずめにゆっくりと釣りたいのがいちばんの理由だが、カミさんの許しがないうえになにせ先立つものがない。この上は、寝泊りができるスペースを持った車を購入するのが今のところささやかな夢である。

ワタシの趣味は、音楽・オーディオ、読書、釣り、MLB観戦だがこの中でいちばん違った面白さがあるのは釣りである。とにかく青空のもと、大自然の中で狩猟本能を満たしていると夢中になって悩み事が小さくなるところがよい。(趣味三昧の生活でもやはり悩みはある!)

と き     2007年8月1日(水)   快晴、海上ときどき突風

ところ     Y半島

釣り時間    8時20分~14時

潮       中潮

釣  果    中小クロ30匹前後、あじ15cm前後20匹

メ   モ    これからは中潮の日は絶対に釣行しないこと
         飛ばしパン粉は不可。通常のパン粉にチヌパワー(集魚剤)を混ぜる  
         こと
         米ぬかはアミ2角に1袋程度にとどめること。
         次回はウキ下20cm程度に。        
    


 


 



 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

釣り紀行♯6~潮変わりの日~

2007年07月24日 | 釣り紀行

ようやく北部九州が梅雨明け。当初20日(金)に予定していた釣行は、雨の確率70%とのことでやむなく中止し、23日(月)に変更。当日は朝から快晴でやや暑そうだが雨の心配をしなくてよいのがありがたい。

梅雨の時期と違って、天候の不安がなくなると釣り場所の潮の状況を第一に考える。23日は長潮で22日の小潮からの潮変わりの日。こういう日はまず釣れる。

釣りは、一に場所、二にエサとよくいわれるが、これに劣らず大切なのが潮の変化で魚の活性度がかなり違ってくる。

いつもどおり、朝の6時出発、現地到着8時10分、釣り開始8時20分となったがマキエを開始して20分ぐらい経過してから早くも入れ喰いの状態となった。

マキエに狂ったクロがモノスゴイ勢いで海面上に上がってきて争うようにエサを食べる。まさに狂気乱舞とはこのこと。

とにかく、お昼の握り飯を食べる暇がない程で、とうとう13時過ぎからはクロ釣りに飽きたので、深場のアジ釣りに変えたが、これまた、入れ喰い状態。結局、本日は前回の不振を挽回し、今年一番の釣果となった。もう少しクロの型がよければいいのだが、これだけ釣れるとあまり贅沢はいえない。

結局、前回の釣行との違いは次の2点。
①潮の変わり目を釣行日とした。
②本命のクロとエサ取り(小さい雑魚)を分離させるためパン粉を利用した。

次回の釣行も、この2点に留意するつもりだが再度うまくいけば、今年の夏はもういただき。この調子ならY半島のクロは生簀に飼っているようなもの!

しかし、これだけ釣ると帰ってからの処理が大変だった。所定の配付が済んだ後、魚の内臓とウロコとりが一仕事。今回は、燻製、南蛮漬、天日干しなど長時間保存に挑戦するつもり。

                   

と  き  2007年7月23日(月)   天候 晴れ  海上微風で涼し

ところ   Y半島

釣り時間  8時20分~14時10分

潮      長潮

ツケエ    オキアミ(小)

マキエ    パン粉+オキアミ(1角)    エサ取り用はアミ(3角)

タックル   がま磯プレシード(0.8号、1号)

浮き下    40cm

釣果      クロ(足の裏サイズ15匹前後、手の平サイズ~60匹前後)
         アジ20cmサイズ 20匹前後

メモ      潮の変わり目の日に注目
        夏場はエサ取り対策としてパン粉をうまく利用する 








 

 

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

釣り紀行♯5~梅雨の晴れ間~

2007年07月14日 | 釣り紀行

梅雨の晴れ間は洗濯日和という言葉があるが、12日(木)は天気予報とにらめっこしながらやっと見つけた曇り空の釣り日和。

いそいそと前日から準備しての本年5回目の釣行となった。前回が6月27日なのでおよそ2週間振り。

釣りは準備や、後始末の時間を含めると結構時間がかかる。道具の修繕や調達、仕掛けの工夫や準備などに延べ2日ほどかかるのでやや面倒な反面、楽しい面もある。

自分の場合、前回どんなに大漁でも、次回の釣行では必ずどこか1箇所でも違った新しい仕掛けを工夫することにしているので釣行の都度、ゲーム感覚で自然と気持ちが弾む。今回はウキを変えてみることにしている。

釣り場所は前回のY半島だが、なにぶん人里離れたところなので途中15分間ほど離合に苦しい狭い道がありバスと遭遇しない時間帯が限られているため、結構通行時刻に気を使う。

予定どおり、7時55分に到着。曇天で薄い靄がかかり今にも泣き出しそうな空模様。大雨が来ないうちに釣れるだけ釣っておこうとあわただしく釣り開始。

しかし、残念なことに始めから小あじの大群でエサが取られるばかり。今日一日が思いやられる出だしとなった。そのうえ、予想通り、途中で一時雨が降り出すなどあまり快適な1日とはならなかった。結局、思うような釣果も得られず、中小のクロが30匹前後、アジが30匹前後となった。

数のほうはまあまあだがクロは型が小さいのがやや不満。しかし新鮮なのが取り柄ということで気を取り直すことにした。

カミさんが言うのには、自分が釣りに行きだしてから魚を買う気がしなくなったとのこと。魚も雑魚から高級魚までピンからキリまであるが、たしかにどんな魚でも
”生きのよさ”はなにものにも換えがたい。

現在、野菜などでは原産地表示が義務付けられているが、魚も表示を義務付ければよいと思う。少なくとも次の4点は必要だろう。

捕獲日時
捕獲場所

捕獲方法(一本釣りで、捕った後すぐ血抜きしたものがベスト。定置網で取った魚は、じわじわと死ぬのでおいしくない)
捕獲者、漁船名

                                               

と き   7月12日(木)  曇りのち雨、晴れ   やや風強し

ところ   Y半島田ノ浦防波堤

釣り時間  8時10分~13時35分

汐            中潮 (干潮12時)   

ツケエ    オキアミ(小粒)

集魚剤    チヌパワー

タックル    プレシード6.3m、5.1m  ダイワ・リール初おろし

浮き下     クロ50cm、アジ2ひろ

釣果      クロ(足の裏サイズ1匹、手の平クラス~30匹前後)、アジ30匹前後

メ モ      次回ではエサ取り対策を考えること(秘策あり)






 

 

 








 

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

釣り紀行♯4~久しぶりの大漁~

2007年06月28日 | 釣り紀行

沖縄の梅雨が終了し、前線が北上して現在鹿児島に停滞し大雨を降らせている。一方、九州中部はカラリと晴れているが、いずれ前線が北上してくるのは必至の情勢。

今のうちにということで、前回の21日(金)から、あまり間をおかず27日(水)の釣行となった。
ウチの奥さんはオーディオの趣味については何も言わないけれど、内心やや眉をひそめ気味なのはよく承知しているが、魚釣りは獲物があるのでなかなか理解がありご機嫌がいい。

「行ってらっしゃい」という明るい声を背に受けて、いざ出陣。高速道を利用しようか、どうしようかと迷う。料金は片道1450円。エサ代の約5割になる。結局一般道にする。何故かときどき(?)ミミッチクなる自分!

前回の釣り場Y半島のT防波堤に着いたのが8時55分。高速利用と比べると約35分の差がある。結局、35分=1450円ということで、秤にかけて自由時間をたっぷりと持った素浪人の身なのでこれからは、「帰り」だけ高速道利用にすることにした。

今日の狙いはもちろんクロ(学名メジナ)。クロの旬は、梅雨グロと寒グロと二つある。おいしいのは、厳寒期の寒グロで海苔を主食とする時期なので臭みがなく実に味がいい。しかし、残念なことに深みに潜っていてあまり数が釣れない。

一方、梅雨グロはちょうど今の時期にあたり、数はよく釣れるが主食が虫などの生きえさになるのでやや血が生臭い。これは刺身ではあまり差が分らないが吸い物にするとよく分かる。しかしY半島のクロは不思議に生臭くない。人家が少ないうえに川もなく海水が澄み切っているせいだろうか、自分がY半島に行く理由の一つ。

さて、本日は大漁だった。型はあまりよくなかったが、なにせ数だけはよく釣れた。クロがマキエに興奮して浮いてきたのが原因。普段の黒褐色が灰色に変色するのでよく分かる。ウキ下約50cm程度で錘をつけたり外したりしながら、間断なく釣れる。

ウキに独特の工夫をしているのがミソだが、これは釣りというよりも、引っ掛け漁というべきかもしれない。勝負の早いのが特徴だが釣趣はない。手の平サイズ以下は全てリリースしたがそれでも約50匹前後は釣った。結局、足の裏サイズ以上は15匹程度だろうか。マキエが無くなったので納竿は14時30分。

久しぶりの大漁に気をよくして、鼻歌を歌いながら家に到着したのが16時15分。とても家族3人では食べきれないのでまず、お隣さんにはいつもどおり”Y半島からのクール宅急便でーす”の決まり文句でおすそ分け。”主人が刺身が大好きで”といつも喜んでくれるので、こちらも張り合いがある。

そのほか、ひととおり配り終えてから道具を洗い、刺身と吸い物と焼き魚でクロを堪能した。90になる母が珍しく食欲をみせて吸い物がおいしいと喜ぶ。家庭円満になるうえにご近所から喜ばれ、しかも新鮮かつ由来のはっきりした魚を食べれるのが釣りのいいところ。
自分だけの楽しみのオーディオと比べて両極端なのがなかなか面白い。

                   
          手の平クラスはスペースが足りないので省略。

と き   2007年6月27日(水)  天気晴れ   海上無風
ところ   Y半島田ノ浦防波堤
釣り時間 9時10分~14時30分
汐     小潮
ツケエ   オキアミ(中粒)
マキエ   オキアミ1角、アミ2角、米ヌカ 
集魚剤   チヌパワー
タックル  がま磯プレシード、6.3m、5.1m
ウキ下   50cm
釣果    クロ 足の裏サイズ以上約15匹、手の平クラス約35匹
メモ     特になし

 


 

 



 

 


 




 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

釣り紀行♯3~覆面パト~

2007年06月23日 | 釣り紀行

ここ数日、パットしない天気が続き、釣りに行けなくて“うずうず”していたが、21日朝、ようやくチャンス到来、天気がいいようで梅雨の合間を縫って釣りに出かけてみた。

因みに6月21日のNHKの夕方の気象情報では沖縄の梅雨が終わり、梅雨前線が北上して九州が本格的な梅雨に入るとのこと。

さて、釣りに行く日は週の後半と決めている。土、日に釣り人がエサを撒き散らしているので週の前半は魚が満腹になって食いが悪いだろうとの単純な考えによるもの。

今日は木曜日で天気も晴、前回の釣行は8日(金)だったので12日振りである。ヤル気十分だが、自分の経験では沢山釣ってやろうと気がはやるときは大漁だった記憶があまりない。

釣り人の殺気が魚に伝わるのかも、というのは冗談だが、釣りはあらゆる局面で細かい選択の積み重ねである。たとえば竿、ウキ、糸の細さ、錘の大きさ、釣り針、ウキ下、エサ、マキエの打ち方などだが、張り切りすぎると冷静な判断力を失いこれらの選択ミスや粘りが無くなることはたしか。

釣れなくても”もともと”という大らかな気分が大切、海の新鮮な空気を吸うだけで十分と自分にそう言い聞かせながら、前回の釣り場Y半島の狩床の防波堤に着いたのは8時30分。

ところが釣り始めてがっかり。エサ盗りの小あじの大群である。日曜日のマキエの影響がまだ残っているようだ。こういう状況で釣果が上がったためしがない。案の定、エサを入れるたびに小あじから齧りとられて底の方に届かない。12時近くまで粘ったがさっぱり。おまけに、ボラが数匹群れをなして海面のマキエを食い荒らす。

頭にきたので、ウキ下40cm、極小の釣り針とウキなどの仕掛けを換えてボラ狙いに変更。見事に功を奏して、強力な引きを5分ほどいなしてようやく1匹ゲット。海が綺麗なところのボラは、信じられないほどおいしい。これでお土産ができたので途端に気が楽になる。

これをしおに、場所替え。隣の田ノ浦の防波堤までクルマで10分。この場所替えは結果的にOKだった。30cmクラスをはじめバタバタとクロが釣れたが、残念なことに折角の大物を1匹取り逃がした。先手が取れず根に潜り込まれためだが一番愛用している”ウキ”ごともっていかれたのでガッカリ。

仕掛けを作り直すうちに地合もすぎてしまい、後は不適切なウキの使用もあってサッパリ。15時になってこの辺が潮時と納竿。今日は釣り場の選択に失敗したので獲物は少なかった。

家に着いたのは16時30分 。釣りの行き帰りはどうしてもクルマを飛ばしがち。数年前にスピード違反で釣りの帰りに罰金を頂戴した苦い経験がある。

この日の帰りはスピード違反取締りが多かった。高速道で覆面パト、別府市内の一般道でレーダー取締りに遭遇。覆面パトは追い越すときに運転手のkeisatuの制服を感知し急ブレーキ。レーダー探知のときは、たまたま大型バスと並走になったので命拾い。今日は釣れなかったわりには運がよかった。

                  

と き     2007年6月21日(木)、  天気晴れ、海上の風強烈な突風
ところ     Y半島:狩床~田ノ浦
釣り時間    8時45分~15時
汐       小潮(満潮11時前後)
ツケエ     オキアミ小粒、ゴカイ
まきえ     オキアミ1角、アミ2角
集魚剤     チヌパワー
タックル    サオ(0.8号、6.3m)、がま磯プレシード、NFTチヌ竿
浮き下     2ひろ
釣果      ボラ1匹、クロ(30cmクラス2匹、手の平クラス8匹)その他小鯛
メモ       次回からはツケエはオキアミ中粒に変更
          ”どんぐり浮き”新規調達のこと
          サオは”がまかつ”以外はこれから使用しないこと
          ゴカイが小さすぎる

   


 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする