「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

オーディオ談義~「使いこなし」あれこれ~

2010年04月23日 | オーディオ談義

オーディオ関連の記事をたびたび投稿していると、以前に投稿した内容と改めて投稿する記事との「辻褄あわせ」に苦しむことがままある。

投稿時点では正解だと思われたものがある程度の時間が経ってみると実はそうではなかったという事例がどうしても出てきてしまう。

それがケース・バイ・ケ-スで左右されるものなら仕方がないが、中には明らかに間違いだったと認められる事項もかなりあって、訂正しようにも、もはや過去の記事だし
”まあ、いいか”と良心の呵責にちょっと苦しみながらもそのまま放っておくことになる。

そして、これが新たな投稿をするときの”足かせ”になることがしばしば。

賢明な読者は
”あれっ、この記事は過去の言い分と違っている”なんて目ざとく気付かれるかもしれず、こういう積み重ねで次第に信用が失われていくのは哀しい。

そういう典型的な実例が、つい最近のブログに掲載した「アンプの雑音対策」。

中高域用のSPユニット「アキシオム80」の感度が物凄く高いので使っているパワーアンプのわずかな雑音でも見事にさらけ出す。

無音時に聴こえる”ジー"という〔ごくわずかな)ノイズが気になることを話題にし、特設の200ボルトの電源(トランスで100ボルトに降圧)に接続したところ見事に雑音が止んだと記載して終わりにしていたのだが、2日ほどして改めてスイッチを入れたところ、またまた”ジー"という雑音がしだした。

”あ~あ”、と思わず天を仰いだ。200ボルトの電源を利用してもダメだったか。それも日によって雑音がしたり、しなかったりでタチが悪い。どうしても原因が分からない。

外部の電源から、それも我が家ではなくて、ご近所で旧式のコタツみたいな電熱器を利用していてそのノイズが混入している可能性も十分考えられる。

仕方なくグーグルで「ノイズカットフィルター」で検索してみたところ、格好の商品を見つけた。

                       

安かったのでまあ、試しに使ってみるかと広島のオーディオ専門店にネットで注文したところ早くも翌日〔21日〕の午前中に到着した。上記の写真がそれで、電源コードを通すだけでいいシンプルな製品。

早速、使用して一日経過したが今のところ”ジー"ノイズがしないが、これまで散々裏切られてきたのでマダマダ油断は禁物と注意深く見守っているところ。

次に、別の話題に移って低域に4発のウーファーを導入してからおよそ1ヶ月経ったが、その「使いこなしのノウハウ」について。

                    

結論から言うと、満足のいく質感、量感を得るために悪戦苦闘で、まったく「紆余曲折」という言葉が適切。そしていまだに進行形である。


○ 設置場所

一貫してタンノイ・ウェストミンスターの横に設置しているのは変わらないが、置く場所によって随分と音が変わる。

手前のほうに置くと、ややウルサク感じるし、奥に引っ込めるとボヮ~ンとなって量感が増えすぎる。結局、試行錯誤の結果、ようやく今の位置に。

○ スピーカー・ベースの選択

                

スピーカー・ボックスの下に敷くものの材質によっても音がコロコロ変わる。はじめに薄い金属性メタル〔写真左)を敷いてみたところ悪くはなかったが、響きが足りないように思い、楓(かえで:写真中)を2週間ほど使ってみたがこれは逆にボックスが共振しすぎるみたいで音に締りが無くなる。

”ほどほど”のさじ加減が実に難しい。最後は、鋭角に削ったスパイク風のねじ〔写真右)を使用することに。どうやらこれでうまくいきそうだが、しばらく様子をみることに。

○ 吸音材の使用

後面開放型のボックスなので吸音材の使用は必須だが、当初は毛布〔木綿〕を使用していたが、途中から大量の「羽毛」を使用したところバッチリで、音の質感が一変した。これはもう決定済み。〔SPの裏の写真)

                             


○ ボックスの共振防止対策

口径20cmでも4発のウーファーを並べると、40cmウーファーに匹敵するのでその威力は大したもの。適度に共振を抑えて締まった低音を出すためにボックスの上に「重し」を乗っけて重量を稼ぐことにした。

当初は庭木用の石を置いてみて、どうも足りないようなのでステンレス製の重量級のツィーターを加えたところ、心なしか落ち着いてきた。

とまあ、以上の4つの項目をああでもない、こうでもないと日ごとに繰り返しているわけだが、音質の変化が「いい方向」に変わったのかどうかの判断は結構難しく、1週間ほどいろんな曲目を聴いてみて「耳が疲れるかどうか」という要素も入れて微妙な判定になるので結構、時間がかかる。

しかし、別にお金がかかるわけでもなし、時間はたっぷりとあるので楽しみながらもハラハラ、ドキドキで取り組んでいるのが実状。


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