「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

二番手が好きな理由~その6~

2022年08月28日 | オーディオ談義

「二番手シリ~ズ」もいよいよ6回目を迎えた。

回を重ねるごとに(アクセスが)尻上がりに好調になってくれればいいのだが相変わらず低調そのもので、「継続は力なり」という言葉は真っ赤なウソですね(笑)。

ま、どうでもいっか・・。

で、これまで実装した5台のアンプがそれなりの個性を発揮し大健闘してくれて愛機「AXIOM80」(SP)のご機嫌がことのほかよろしい。

順に行くと「071シングル」「71Aシングル」「6FQ7プッシュプル」「6AR6シングル」(三極管接続)そして前回の「2A3シングル」

これらの順番を付けたいところだが、いずれも一長一短あって迂闊に付けられない感じ、というかその日の音楽ソースや気分次第で順番がころころ変わりそうな気がする。

たとえば「071は中高音は抜群だが低音域が少し物足りない」、「71Aは少しレンジが狭いが長時間聴くのには疲れない」「6FQプッシュプルはとてもバランスがいいが響きの余韻がもっと欲しい」「6AR6はあまりにも無難で優等生過ぎる」と、いった調子。

それぞれに難癖を付けながらも、まるで可愛い5人の子供たちに囲まれて目を細めている感じかな~(笑)。

で、今回は6番目の子供の登場である。「371Aプッシュプルアンプ」。



このブログでもたびたび登場しているので重複すると思うが改めて解説しておこう。

構成は前段管「27」(メッシュプレート)による2段増幅、出力管は「371」(ナス管)のプッシュプル(4本)、整流管は「5Y3G」(レイセオン)、出力トランスは「ピアレス」(米国)、インターステージトランスは「パーマロイコア」

折しもオークションに同型のものが「球無し」の状態で出品されている。


設計が名著「魅惑の真空管アンプ」に搭載されているそうで、球の構成は「27」→「27」→「インターステージトランス」→「71APP」なので、我が家のアンプと同じ。

とはいえ、我が家のアンプはノイズの多目な「227」(なす管)を挿せるように回路に独特の対策を施しているし(「北国の真空管博士」談)、トランス類が違うので音質は「似て非なる」ものだろう。

もちろろん、どちらがいいか悪いかは「?」ですぞ(笑)。

で、肝心の我が家の「371プッシュプル」だが、これまでの印象ではさして不満はないけれども、飛び抜けていいというほどでもなく我が家のアンプ群の中ではごく平均的なレベル。

今回のテストも無難にこなすことは間違いないところだが、実は期待感がひとつ加わった。

このほど「27」の真空管を2本オークションで新たに落札したのである。相手は「北国の真空管博士」。



レイセオンの「4ピラー:刻印」とくれば見逃す手はない。しかも格安だった(笑)。需要と供給の関係でお値段が左右されるわけだが「27」を使う人はごく少数派みたいですね。

昨日の土曜日(27日)に到着したのだが、博士からわざわざご連絡があって「オークションに出品していた現物が他の真空管に紛れ込んで行方不明になりました。そこでとっておきの貴重な(レイセオン)の初期版の方を送付します。トップのマイカの部分が矢印型になってます。」

「エ~ッ、それはまたありがたい話ですね!」

さっそく、ワクワクしながら初段のカニンガム製と入れ替えて試聴した。

これで、このアンプが頭一つ抜け出してくれると言うことなしだが、と、固唾をのんで第一声を待ち構えた・・。

以下、続く。



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