「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

「嬉しさ半分、悲しさ半分」の心境とは

2025年01月27日 | 独り言

つい先日のブログで紹介した、日経新聞の「私の履歴書」だが、主人公の「岡藤」氏(現「伊藤忠商事」会長)がいよいよ社長に就任し、マンネリ化した社風に大ナタを振るう佳境に入った。

この1か月ほど「断られてからがほんとうの仕事だ!」という商社マンの意気軒昂たる姿に煽られっぱなしだった。

世の中にはガッツに溢れた凄い人が居るもんです・・、自分のような迫力の無い人間なんて繊細な「趣味の道」に生きるのが精一杯だなあ~(笑)。

「私の履歴書」で、ふと思い出したのが指揮者の「リッカルド・ムーティ」氏で、もはや長老の域に入っていると言えるが、過去にこんなことを書いていましたよ。


☆ 指揮者「リッカルド・ムーティ」氏の「私の履歴書」




ムーティ氏の記事はなにしろクラシックに関することばかりなので、毎回興味深く読ませてもらっていたが、こういう箇所があった。

90歳になる音楽家のヴィットリオ・グイ氏が当時30歳のムーティに対して次のように述べた。

「なんて残念なんだ。人生の終わりが近づいている今になって、やっとどうやって指揮をするのか分かり始めるなんて・・」

ふと「江戸時代」の稀代の浮世絵師「葛飾北斎」(享年89歳)が臨終のときに「天がせめてあと5年の命を与えてくれたら本物の絵師になれたのに・・」を思い出した。

「芸術」の本質に肉迫するためにいかに時間がかかり、そして難しいことなのか・・、それを物語るエピソードだと思うが、
実は我が「音楽&オーディオ」もそうなんです~。

「人生の幕がそろそろ終わりに近づこうとしているときに、ようやく満足できるサウンドが出るようになるなんて・・」、うれしさ半分、悲しさ半分といったところかな~(笑)。

いずれにしても、ようやく本命のシステムが固まってきたのでそろそろ「断捨離」に入らないと・・、「遺された時間は無限ではない」とわかっちゃいるけど思い切りがねえ~。

さしずめ、第一次候補に挙がるのは、

JBLの「175ドライバー」(小型ハチの巣ホーン付き)、「075ツィーター」(削り出しステンレスホーン付き)、「D123ユニット」(口径30cm:箱付き)



どなたかに有効活用して欲しいのは山々だが、いったいいつになることやら・・、ものすごい熱意にほだされると話は別ですけどね(笑)。



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