私の「外タレ体験」第1号。
白黒テレビでビートルズの「武道館公演」を観たのが小学校5年生だったろうか。
まわりでなにをそんなに騒いでいるんだろうという興味があっただけ。
TVを観たが、記憶としては前座の「ドリフターズ」の方がはっきり覚えている(笑)。
私の洋楽へ入口はそんな感じだった。
やはり衝撃だったのはクリーム、そしてレッド・ゼッペリンではなかったか。
確か中学生ではじめて買ったLPがビートルズの「マジカル・ミステリー・ツアー」、
そして2枚目がクリームの「Goodbye Cream」である。ここからは洋楽(ロック)に
ズッポリはまっていった。
クリームを聴いていてクラプトン、ジャック・ブルースが在籍した“Bluesbreakers”
に興味を持ち、聴き出したのがまさに John Mayall (ジョン・メイオール)だった。
ブルースを聴くのもこの「ブリティッシュ・ブルース」からだった。
上のアナログ盤はそんな洋楽ビギナーの中学生に、もう名前は忘れたが駒込のレコード屋の
おやじさんが選んでくれたオムニバスの一枚(もう約40年も前のものだ!)。
ピーター・グリーン時代を中心に1曲だけクラプトンのときのものが収められている。
彼の歌、ハーモニカ、ハモンドがいい味を出しています。
よく歌がいまひとつといわれるが、私はちょっと軽めの彼の歌が大好きだ。
その意味ではアル・クーパーの歌に共通するものが私にはある。
有能なプレイヤーを輩出することでも有名だった。
クラプトン、ピーター・グリーン、ミック・テイラー、ジョン・マクヴィー...etc.
上のCDは時々聴きたくなるベスト盤で「LONDON BLUES 1964-1969」。
私が一番聴いていた時代のMayallのベストである、上記のギタリストなど一番おいしい
ときの録音であり、いまの若い人にもぜひ聴いてもらいたいアルバム。
ちなみに「この一曲」はアナログ盤にも上のCDにも入っている「Broken Wings」。
彼のハモンドとバックはドラムスのみのバラードで哀愁を帯びた歌はいつ聴いてもほれぼれする。
そしてこちらのアルバムは1969年フィルモアイーストでのライブ盤。
ドラムレスの珍しい時期のもので、ちょうどこのあたりで日本に来ました。
高校一年の時、いまはなき「日劇」でのコンサートでしたが、ドラムレスで新鮮でした。
ちなみに一番安い席のチケットで入り、最前列で見ました。
というのもあのころ会場内はセキュリティが緩く、ガードマンもいなかったので親友と二人で
Johnに一番近い通路に開演前から座っていたのです。
私たち二人以外通路に座っている人はいなかったですので、そうした観方をするハシリだった
みたいです(笑)。
生のブルースハープがとてもハートに響くいいコンサートでした。
彼のブルースハープに刺激され、バンドで歌っていた私がハープを手にしたのもこのころ。
学校の休み時間に教室でカセットテープにあわせてこのアルバムの「「Room to Move」を
よく練習していたっけ。
けっこう女の子には受けていた(笑)。