最近花を撮ることも多く、いままで使用していたAi AF Nikkor Micro 60mm f/2.8Dを下取りに出して待望のAF-S Nikkor Micro 60mm f/2.8G EDへ変えた。
私にとっては初めての「N」が付くレンズだ、
フードのせいもあり若干前のDよりも大きく見えるが、バランス的にはとてもいいかんじだ。
<N>ナノクリスタルコート、いかがなものかいろいろなシチュエーションで試してみる、まずはベランダのシクラメンの花。
まずはなんといっても色の出方がとても良い(f/6.3)、背景のボケ方もとても柔らかい感じで好感が持てるし
この質感はやはりグレードがひとつ違うぞと感じさせてくれる。
そしてやっぱり驚かされたのは逆光性能だろうか、逆光でも画が破綻しないだけでなくしっかりとした描写をしてくれるというところだ、
この写真はおもいっきり逆光の環境で撮っている(f/6.3)、撮っている時にあまりの光の強さに中島の草や対面の緑はまず真っ黒になってしまうだろうと思っていたが、CaptureNX2にて現像時若干のハイライトとシャドーの調整でここまで再現できた。
正直驚き、ぽつんと浮かんだ中島の草の質感の再現性はどうだ、見事としか言いようが無い。色の出方は好みがあるだろうが、さすがに手持ちのレンズでは一番だろうか、とても「優しい」ところが好きだ。
こちらも逆光にての一枚(f/11)、
菜の花の黄色が出ているくらいは私の持ってる他のどのレンズでも可能だと思うが、太陽をまるまる取り込んだアングルで菜の花だけでなく背景のボケから空の色までこれまたとても「優しい」。
これなんかはファインダーをのぞいている時にはゴースト・フレアが絶対出ちゃうのかなと思いシャッターを切った一枚(f/16)、
フィルター類は使っていない、空の色といい雲の写り方といいやはり自分の他のレンズではこういう描写はしてこない、とてもモチベーションの上がるレンズである。
散歩途中に見つけたお寺にある大きな塚のようになった石仏(?)なのだが、強い西日があたった優しいお顔も非常にいい塩梅の質感描写が感じられる(f/6.3)。
50mm・60mmと標準域のレンズがとても面白くなってきた。
もうD700の重さも感じなくなってきた今日このごろである・・・。