(朝の大ハプニング)狭霧台~金鱗湖周辺散策~朝食~チェックアウト
今日は朝早く起きて妻と早朝の金鱗湖周辺を散歩しようと思っていた。
夜明け前に目を覚まし、廊下の窓から天気を確かめようと見たら、
昨日あんなに星がきれいに出ていたのにまた曇りか~!、とがっかり。
それにしてもずいぶん白いなあ~変な天気、これ霧?!
湯布院で「霧」といえば・・・!
慌てて廊下を走り、風呂場から由布岳の方角を見てみると
なんてこったい!
由布岳は朝日を浴びてきれいにその姿を見せているではないか。
もう一度廊下の窓から眺めると、
先ほどの霧らしきものがすでにほてい屋をも包み込もうとしていた!
前の茅葺きの屋根には霜が降りている。
夜から朝にかけて大分気温が下がった証拠。
もうここまで来ると確証を得たようなもの。
すぐに妻を連れて宿の母屋へ。
すでにスタッフの方がお仕事をしていたので「朝霧ですか?」と聞いた。
すると「珍しいですねえ、この時期に朝霧が出るのは」ときた!
間違えなかった。
すぐに二人で車の止めてあるところまで走り、出発しようかとしたら、
なんとフロントガラスが凍っているではないか!
それぐらい冷え込んだのだ。
とりあえず水をもらって溶かしてからすぐに出発。
下の写真(右下)に見えてますが、時間が7時11分そして気温「-1℃」と!
はやる気持ちを抑え慎重に運転。
私があまりに興奮していたもので、妻から「よそ見しない!」と怒られた(笑)。
目の前に現れたとても近い由布岳。
狭霧台へ向け車を飛ばす。
途中からもう見えてます!
心の中で「おい、消えてしまうなよ」と叫んでました。
5分ぐらいでしょうか、長く感じましたが着くやいなや写真撮りまくりです。
これですよ、これ!
秋から冬にかけての湯布院名物「朝霧」、いや季節はずれ3月の「朝霧」。
見事に朝日に照らされてます、光と影のコントラストが最高でした。
中心部がこんな感じ、霧の端っこがまた素晴らしいのです、まさに生きてます。
霧が湯布院の町をすっぽり覆い尽くしているのです。
刻々と霧の状態が変化してます。
霧の中央にすこし見えている小高い山がこのように見えたり、すっぽり隠れたりします。
ふと右側を見ると雲ひとつ無い晴天の下に由布岳がでで~んと鎮座ましましております。
実に見事な勇姿ではないですか。
ひとしきり朝霧を堪能した私たちは宿の朝食までまだ30分ほどあるので、
車を宿の駐車場へ戻し、予定通りとはいかないが金鱗湖へ向かった。
あまりの霧に道を間違え、ほたるの宿「仙洞」から源流橋までいってしまった。
朝霧の中の湯布院、・・・幻想的でした。
亀の井別荘界隈。
霧のなか茅葺き屋根がいい味出してます。
絵になる橋から天井桟敷方面を見る。
鍵屋さんにもまだ人影はなし。
金鱗湖へ着きました。
ほかの観光客も朝霧を見にそろそろ出始めていました。
湖面からはもうもうと湯気のように霧が上に向かってみるみる立ち込めていきます。
霧のため対岸どころか10メートル先も見えません。
でもこの雰囲気伝わりますでしょうか?
そりゃもう、言葉では表現できないくらい幻想的でした。
金鱗湖の人気者「ガアコ」も元気に羽を伸ばしておりました。
それにしてもこのガアコとてもでかい!
湯布院の「季節はずれの朝霧」を内と外から堪能した私たちはほぼ予定時刻に宿に戻り、
母屋の2階で朝食をいただいた。
8時頃だったが、もうこのころには霧がはれている。
けっこう広い食事処には昨日の風呂であった韓国の旅行者も食事をしていた。
韓国からのグループツアーのようで、広間には私たちともう一グループしか日本人はいなかった。
さて食事の方はというと。
ヘルシーなものが多く、量的にもちょうどよかったです。
この竹の棒に巻き付いているのはほてい屋自家製「手作りちくわ」です。
これが歯ごたえのしっかりした美味しいちくわでしたね。
それとこちらの豆腐が作り立て、燃料が切れるころ豆腐の上澄みを箸でからめ取るように
湯葉ができてました。
なかなか変わった趣向で美味しかったです。
朝食を済ませ下の階で珈琲をゆっくりいただきました。
下にはグループで囲める囲炉裏がいくつもあり、窓の外には出迎えてくれた
つがいの矮鶏(ちゃぼ)が・・・。
とてものどかです。
これがご主人様、なかなか凛々しいです。
そしてこちらが最近かえったひなと一緒の奥様。
ひなの何匹かはカラスやイタチに持ってかれたそうです、弱肉強食の世界が・・・。
それでも宿の方は自然のまま放し飼いにしているとか、強いものだけが生き残るのですね。
部屋に戻り荷物を整理しいよいよほてい屋さんともお別れ。
クロネコの大きな段ボールいっぱいになったお土産の配送手続きとチェックアウトを済ませ、
いろいろお世話になった親切な仲居さんと「ほていの間」をバックに記念写真を一枚。
いい思い出がいっぱい残せた湯布院「ほてい屋」でした。
ただひとつほてい屋で心残りだったのがこの絶景露天風呂。
帰る前に撮った写真だが、この由布岳のきれいな景色を見ながら風呂に入っていない!
朝風呂に浸かるつもりだったのだが、今朝の「朝霧騒動」で風呂どころではなかった。
絶対また来るぞと思いました。
絶好の観光日和になった最終日。
すでに朝からいくつもの思い出を刻んで湯布院の町へ・・・つづく。
「狭霧台(季節はずれの朝霧)」地図
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