前車のバンディットはキャブ仕様だったので、チョークを引っ張って始動し、暖まるに従ってチョークを戻していくために、この間はバイクを離れられなかった。エンジンが暖まった後も、気温や気圧変化等によってアイドリングの手動調整が必要となっていた。
インジェクション仕様は、この面倒くささから解放してくれる。(個人的には、この面倒くささが好きではあります)
何も考えず、セルモーターを回せば空燃比が自動調整されて暖気運転に入り、暖まってくれば規定のアイドリング回転数に調整してくれる。
CB1300のアイドル回転数は1,000rpm。HONDAのインジェクションPGM-FIが調整してくれているが、この機能は比較的最近で2008年のマイナーチェンジ以降だ。それまでは、インジェクションでありながらチョークレバーが搭載され、これを手動で引く必要があったようだ。
マイナーチェンジでIACV(インレット・エア・コンドロール・バルヴ)が付き、いわゆるオートチョーク機能が搭載されたので、始動時のチョーク機能とアイドリング回転数の安定化ができるようになった。バイクって意外と遅れてるよね。
因みに愛車CR-Zは、スロットル(アクセル)も電子化され、ドライヴ・バイ・ワイヤ方式を採用している。3つのモード・スイッチの切り替えでスロットル・レスポンスをコントロールできるようになっている。