スポーツというより興行
2018年7月3日
初のW杯8強を懸けて決勝トーナメントに進出、1回戦で惜しくもベルギーに破れました。「負けるが勝ち」みたいな戦法をめぐり、賛否が分かれたポーランド戦と打って変わって、今後の日本サッカーに期待を持たせる大健闘をたたえる声が内外から聞かれます。その頑張りで「負けるが勝ち戦法」も話題から消えていくことになるのでしょうか。
ただし、「俺が日本人でなければ、この試合(ポーランド戦)は見ていなかっただろう。もっと攻めの姿勢を世界に見せるべきだった」との本田選手の言葉に、私は賛成です。
「負けるが勝ち」論争より、私はもっと現代サッカー論におめにかかりたいのです。例えば、「サッカーは純粋のスポーツというより、興行に近いスポーツだ。だからルール違反の適用も厳格にしない」というような論評にもっとお目にかかりたのです。
フェアプレーより盛り上がり
多くのスポーツも商業主義化、興行化し、ビジネス化しています。中でもサッカーは、その最先端を行っています。「面白ければよい、盛り上がる方がよい」が優先されるようになり、ルール違反のプレーもプレーを盛り上げるために、影で奨励されているのだろうと思います。
手や腕を使うハンド(ハンドリング)はルール違反なのに、審判の死角で見つからなければお咎めなし、審判もしばしば見て見ぬふりです。ルール違反をいかにうまくやるかですかね。スポーツの王者といわれるほど人気があるのに、スポーツを通してフェアプレー精神を磨くこととは縁遠い存在です。
いつの大会のことだったか、W杯の総収入は2、3000憶円、放映権料はも2000憶円という記事を見かけました。主催者はぼろもうけができる。参加チームも勝てば多額のカネが懐に入る。放映すれば、広告収入が入る。「負けるが勝ち」という戦法もとられるのでしょう。
メディアはサッカー論から逃避
大々的に報道されるW杯で、多発するルール違反、審判の黙認、ばれないハンド技術の練習の問題点などを解説する記事はほとんどお目にかかりません。多くの新聞、テレビなどはW杯の主催者、協賛者側に回っていますから、サッカーの問題点を指摘すれば、自らの不利益を招くことになりますので、敬遠するのでしょう。
日本対ベルギー戦を見ていましたら、とにかく多くのルール違反が見逃されていました。「コーナーキックで飛んできたボールをヘッディングしようとしたところ、相手側の選手が腕を使って、よろけさせた」、「ゴール前でボールを蹴ろうとした相手選手のユニフォームを両手でつかみ、引っ張った」。審判がペナルティーを科すひどいケースはともかく、見逃されることが実に多いのです。
見逃しはまだまだあります。「ボールを受けようとする選手を両腕を使って押しのけた」。特に目についたのは、相手のユニフォームの袖や裾をつかみ、引っ張る行為でした。足を引っかける行為は巧妙になされるほか、もみ合っているうちに足がひっかかることもあり、判定に迷うこともあるでしょう。危険でケガにもつながるので、審判も厳しく対応し、見逃すことは少ないように思えました。
競技規則では、ハンドの判定として、「ボールを意図的に触る」ことは禁止されています。あまり頻繁に警告していると、試合の進行を遅らせるので、それほど重大でない違反は不問に付し、見逃すのだそうです。そうだとしても、ゴール前の競り合いで、ユニフォームの袖、裾をグイと引っ張る違反が相当数、見逃されているのはどうしたわけでしょうか。
ルール違反に厳しく対応していたら、つまり手や腕を使わせないようにしていたら、もっと点が入ることでしょう。違反を見逃すことで点が入らず、せったゲームになり、盛り上がる。商業主義的な興行を優先させるためには、違反を見逃すほうがいいようですね。
かなり悪質なプレーが見過ごされていた時代がありましたが年々改善され今回革新的に良くなったのが現状です。
アンフェアなプレーを分からないようにする事を一種の技術とする、ある種独自の文化が既にありその文化に配慮を示しながら徐々に改善していく姿勢は多くの国の多くの価値基準に配慮をする必要がある国際スポーツの基準を決める姿勢として立派な物だと思います。
日本人の基準からは離れていますが独善的に日本の基準こそ正しいと思い込む姿勢は国際社会で示すべき姿勢ではありません。
もう少しサッカーを取り巻く状況や歴史をについて調べられた方がいいんじゃないでしょうか。
書くに至った物差しが短すぎて驚きました。
よくいますね、その角度から見たのか、と言われたそうな記事。
まさにマスターベーション記事でお見事です。
いかなるスポーツにおいてもルールが存在しますが、サッカーなどのように常に激しいボディコンタクトがあり攻守が入れ替わる競技においてはあからさまに危険なプレーや、得点、勝敗に直結しない場面での反則であればいちいち笛を吹いて試合の流れは止めないでしょう。むしろ都度流れを切ればばそれこそ反則やったもん勝ちという結果になるでしょう。常に動きのある中では故意でない接触は常に発生しますし、それをルールブックにある反則として扱うかの線引きは審判に委ねられるでしょう。
私はラグビーをやっておりましたが、はい、それこそ試合中は踏みつけられたりとかなりルールブックからは乖離した状態も発生しますが、ある程度は競技の一部として飲み込まなければ試合は成立しないでしょう。また例えばバスケットバールなどでも、基本的に接触プレーはルール上は禁じられてるはずですが、ゴール下エリアとそれ以外では明らかにプッシング、チャージは異なる基準で運用されています。そもそも広いエリアで目まぐるしく展開の変わる競技においては審判の目が届かない部分があるのも仕方ない部分はありますね。この点他の方が指摘されているように今回のサッカーワールドカップではVARが導入され決定的場面では多少試合の流れを切ってでも見直すたいう改善がされていると言えるでしょう。
これらの競技とは異なり、野球など接触プレーが比較的少なく攻守の入れ替わりも基本的に順番に行われる競技においては細かくルールが常に同一基準で適用されることが試合成立の要素と言えますね。野球においてもストライクゾーンだったり審判の主観要素が入る場面はありますし、アウト/セーフ、ポールぎわのファール/
ホームラン判定など場合によってはルールの適用ミスは生じるでしょう。
あまりトンチンカンな記事を公開される前に一度色々とお調べになった方がよいかとおもいます。
この記事を書かれた方は、サッカーのルールブックを熟読され、この度のワールドカップをルールブックと照らし合わしながら観戦していたのではないでしょうか。
それはそれはルール違反や不条理に満ち満ちた光景を目の当たりにされたに違いありません。
今後はサッカーの試合をご覧にならないようにご注意されますように。
この記事を見てしまいこんなコメントを書く羽目になってしまいましたが、これっきりにしてくださいね。
競技規則には、襟や袖をつかんではいけない、引っ張ってはいけないと一言も書いてません。
商業主義かどうか選手や審判は関係ありません、どうでもいい話です。
そのゲームで最高のパフォーマンスをする、それだけを目指してます。
よくわかんない人が人からの伝聞で憶測で書いてる、と思ってます。
ただのブログであるため自分が見なければ良いだけの話なのですが、サッカーの反則の規定されている理由やその重さについての関係などもっと考えを深めるべきだと感じました。
それよりも問題は日本人審判のレベルの低下です。Jリーグの試合でもひどくなる一方でとうとう今回のワールドカップでは日本人審判が笛を吹くことがありませんでした。サッカーのレベルを上げるためには選手だけでなく審判のレベルアップの日本サッカー協会の重要な使命だと思います。選手がベスト4を目指すならば日本人審判はせめて3位決定戦で笛を吹くことを目指し、具体的な活動計画を定めてほしいと思います。