石原、森、鳥越の3氏が貢献
2016年8月2日
小池百合子氏を都知事に当選させた裏には、様々な原因があるでしょう。そのなかでも私は男社会のあまりもの無神経さが小池氏の勝因、男性候補の敗因につながったと、思っています。
思わず絶句したのは、石原元知事(83)の発言「大年増の厚化粧の女には任せておけない」でした。男女差別発言ですし、セクハラ発言ですよ。企業で上司が年下の女性にこんなことをいったら、その上司は懲戒解雇に相当します。口が滑ったではすまない罪深い発言です。女性を怒らせたことは間違いありません。ご本人が「顔にアザがあるからなんですよ」とおっしゃるのを聞くと、石原発言は二重に罪深いですね。
作家でもあり、多数の著書があるにしては、言語力が恐ろしく貧困ですね。ベストセラーになっている「天才」(田中角栄論)で、いい気になってしまったのでしょうか。公職についていないから謝罪しなくてもいい、と今も考えているのですか。セクハラ発言を諫める社説を書く新聞があってもよかったでしょう。
森元首相の失態の数々
小池新知事が対決することになる東京五輪組織委員会の森喜朗会長の発言もひどかったですね。「小池さんは全体をよく見ていただきたい。よく勉強していただきたい」まではともかく、「私はボランティア(奉仕の意味か)のつもりでやっている」は、これも無神経ですね。
無報酬で引き受けているという意味ですか。組織委員会のトップがボランティアのつもりで委員会を動かしているのであれば、無責任な話です。安倍首相の直々の指名でしたよね。期待に反して、大会予算規模(総2兆円)のいい加減さ、新国立競技場の建設費、五輪エンブレムの選定のやり直しなど、この人物の失態は数知れません。
五輪予算を徹底的に洗いなおそうとしている新知事に対して、森氏は同格の立場にあります。「私はボランティアのつもり」は、どこか人をなめています。「よく勉強してもらいたい」は、本来なら森氏に向けられている言葉です。選挙後の発言にせよ、男の無神経さが際立っています。ひどい言語感覚は直る兆しはありません。
キャスターがよく務まった鳥越氏
週刊誌が書いた鳥越氏の女性スキャンダルも、女性票を小池氏に回すのに貢献しました。もともとこの人は、当選するつもりなんかなかったのではないですか。島嶼部での消費税引き下げにせよ、都政とは関係のない原発廃炉の発言にせよ、無責任な発言が多すぎる候補者でした。これでキャスターがよく務まりました。野党4党の連携をからかうために、推薦を受けたと思いたくなります。
英国では女性首相が選ばれ、米国では初の女性大統領の誕生もありえます。日本では初の女性都知事です。安倍政権が一億総活躍社会を看板にし、女性を引き立てる格好はとっています。それに対して、都知事選でみせた老いたる男性たちの無神経さは、総活躍社会が名が泣きますね。
国を良くしたいと思う志があるならば、国民の選んだ知事に対して、あの様な振るまいが果たしてできるのでしょうか?
同じ方向を目指しているのであれば、(賢ければ)全面協力の姿勢に最初からするべきでしょう。自民都議会の方には良心がないのでしょうか?
小池知事の記者団との一問一答にもただ一心に国を良くしたいという、姿勢と覚悟が垣間見えました。
保身だけを考える政治家は、全て消えて頂きたい。
森さんの様な独走する方も、早く隠居して頂きたい。
本当にやる気のある、骨のある議員を鋭い視点で、一国民として見極めていきたいです。
中村さん、応援しております。
石原元知事については、もともとあんな人とは思っていましたが、よくぞあのタイミングで言ってくださった。公衆注視の真っ只中で・・・。今までで一番の貢献でした。
森さんについては、なぜ彼が組織委員長なわけ??? いつの間に???状態で、その時点でいかがわしさいっぱい。
そのうえ、なにがあっても責任感のかけらもなく、委員長ってなにする人?威張りくさって。
それをまた誰ひとり指摘もしない。
よほどなにか裏にあるのか、と不思議でならなかった。
なにがボランティアですか。彼にはもつとも縁遠い言葉でしょ。
鳥越さん、絶句するしかないです。もうひと花?末節を汚しちゃいましたね。
コメンティターの頃から、彼が出てくるとイライラしたものです。
話しがものすごく下手。いったい何が言いたいの?状態の連続。
本人も周りも勘違いが甚だしい。言いたくはなかったけど、彼こそ完全に終わった人、だつたのに、引っ張りだした民進党、世も末です。
オリンピックも控える東京では、最もインパクトのある知事の一人になることは間違いなさそうです。私も東京都民の一人として、新しい知事には期待しています。
しかし、私が恐れることは、女性がリーダーになることで、「女性の時代だ」と騒がれ男性の存在が軽視されてしまうことです。
私たちが目指しているのは、男性・女性が平等に活躍できる社会であり、これまでの男性の活躍や今後の活躍を軽視するようなことがあってはならないと思います。
これまでの政治的リーダーは男性中心だったのかもしれません。しかし、何故そうしたことが「男性の活躍」として賞賛されないのでしょうか。「男性の活躍」という表現が差別的だというのならば、「女性の活躍」も同じことが言えると思います。
確かに石原氏の発言は、無神経なものであり、鳥越氏のスキャンダルが事実だとするならば、また別の道徳的な問題として捉えなくてはなりません。
しかし、それを「男社会のあまりもの無神経さ」として男性社会が全てそうであるかのように、一緒くたにして捉えることは男性差別であり、間違っていると思います。なぜなら、私自身も男性・女性関係なく他人を尊敬する気持ちをもっていますし、ほとんどの人がそうであると信じているからです。
加えて、職場や政治の世界で女性が男性に対して「ハゲ」など罵倒するケースも実際にありますが、男性が受ける被害は見逃されていると感じます。そうしたことも差別の問題として捉える必要があると思います。
いつまで経っても日本は良くならないんだよなー
その三者を非難したければそれ単体ですればよい、小池氏の当選と結びつける必要はないし、男たちという表現もやめていただきたい
今回は小池氏に対抗できる対抗馬がいなかったということと、小池氏の印象、イメージや、小池氏の演出にまんまと乗せられた単純な都民が多いということが、小池都知事の誕生の要因だと思う。
舛添氏も猪瀬氏も圧倒的な勝利を収めて当選したわけだが、今回も都民は何も反省せずに同じことを繰り返しただけだと思う。
小池氏の組織に属しながら、筋を通さない無神経さも取り上げた方がよいのではないだろうか
あとから謝罪して支援を求めるくらいなら先ず自分の立場を考え組織の一員として、立候補したい旨を先に党に伝えて支援を頼むべきではないのだろうか、そういう組織を無視する行為こそ企業においてもご法度の行為だと思う。
先に段取りをふんで、それを断られ納得がいかないのであれば組織を抜けて自分を貫けばよいことである。はっきり言って小池氏の行為はあざとく見える。
イメージや感じだけで判断するのではなく物事の道理でその人を判断するべきだと思う。
貴方のような視点をお持ちの年配者が多かったら、きっと日本はもっといい国だったでしょう。記事を読んで、胸がすっとしました。
石原氏の発言のひどさはほとんどの人がそう思っているでしょうが、鳥越氏に関しては、鳥越氏側がマスコミにも何か力を持っているのかと思うほど思ったより取り上げられなかった。
立候補まで鳥越氏に関しては、あまり知りませんでした。
私は、脱原発、反安倍ではありますが、鳥越氏の発言や態度はあまりにひどかったです。ただのキャスターかコメンテーターと思っていたので、ジャーナリストと知ってびっくりしたくらいです。
そして、いつもだったら鳥越氏の発言や態度に意見しそうな高名な女性作家や社会学者が、鳥越氏の応援をしたこともびっくりしました。日頃から著書やコラムを読み好感を持っていた方々だったのでとてもがっかりしました。記者クラブの質疑応答やテレビ番組での短い時間の三者討論での発言を聞いていなかったのでしょうか。
都知事選なのに、”脱原発、反安倍”だけで鳥越氏を応援する人々の様子も恐ろしかったです。でも、家族を含め私の身近な人もそうだったので、あまり強く言えないのでここで書かせていただきました。
ありがとうございました。