中小企業のための「社員が辞めない」会社作り

社員99人以下の会社の人材育成に役立つ情報を発信しています。

「全然大丈夫なっしー!」

2014年12月24日 | コンサルティング

2014年で一番活躍した「ゆるきゃら」は一体誰?と聞かれたら、皆さんは誰を挙げますか?

私の答えは、ずばり「ふなっしー」です。

2か月ほど前には、このブログの中であの「くまもん」の人気ぶりを取り上げましたので、今回ふなっしーを挙げたことに対して、「何て調子の良いことを言っているんだ」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、少なくとも今年1年で考えたら、私はやっぱり断トツでふなっしーだと思っています。

そんなふなっしー、昨日23日にロックバンド「THE ALFEE」の40周年記念ツアーのコンサートにゲスト出演した際、何と高さ約2メートルのステージから転落してしまうアクシデントが起きてしまったのだそうです。

しかし、しばらく横向きに倒れて動けないままで歌唱を続行。その後、関係者に支えられながら一旦ステージ脇に消えたのですが、約3分後に再登場し、「全然大丈夫なっしー。これが本当のイリュージョン!」と例のジャンプを見せ、大観衆に健在ぶりを示したのだそうです。(添付写真)

このように、現在大人気のふなっしーですが、正直初めは少々否定的な見方をしていた私も、ここ最近は遅ればせながら、すっかり「ふなっしー」の魅力にやられてしまっています。

当初は「ゆるきゃら」に似合わない程のハイテンションな動きと甲高い声で矢継ぎ早に繰り出されるしゃべりに、「ちょっと疲れるわ~」と少々閉口していたのですが、その後も頻繁にテレビに登場するので、いやが上にもその発言が耳に入ってきていました。

そんなある日、何気なく「ふなっしー」の会話を聞いていて、しゃべっている中身が実にウィットに富んでいることに改めて気が付いたのです。単に面白いだけでなく、相手とのやりとりの間が実に的確で、時に深い内容のことも言っていることに気づきました。今ではふなっしーの人気の大きな理由はあのしゃべりにあるのだと思っています。

そもそもウイットとは何かを考えると、ユーモアとも少し違い、当意即妙に答える機転や機知というのでしょうか。あるいはコミュニケーションの中での状況対応力とも言えるのかもしれません。

このふなっしー、梨の妖精だそうですが、ではあれだけのウィットを持ち合わせている「ふなっしー」の正体(?)とは一体どのような人なのか?本職は家具屋さんであることはあまりにも有名ですが、あれだけウイットに富んだ話ができるとはどのような人なのか興味はつきません。

羨ましい限りのこのウィットを一体どうやったら身に付けることができるのか。一つのスキルとも言えると感じますが、努力すれば簡単に身に付けられるものとは違うということは明らかでしょう。

持って生まれたセンスと言ってしまえばそれまででしょうが、ウイットに限ったことではなく、感覚的なスキルを学んだり、真似たりすることの難しさを感じます。

私も研修などで人前でしゃべる機会は多いのですが、ふなっしーのように受講者を飽きさせないようなウイットに富んだしゃべりができるように頑張り?ます。

(人材育成社)