共 結 来 縁 ~ あるヴァイオリン&ヴィオラ講師の戯言 ~

山川異域、風月同天、寄諸仏子、共結来縁…山川の域異れど、風月は同天にあり、諸仏の縁に寄りたる者、来たれる縁を共に結ばむ

今日は『あんぱんの日』なので

2023年04月04日 19時30分19秒 | グルメ
今日は朝からいいお天気になったこともあって、昨日よりも暖かくなりました。なので、今日は洗濯物を済ませて買い物に出かけることにしました。

ところで、今日4月4日は『あんぱんの日』なのだそうです。これは1875年(明治8年)のこの日、明治天皇(1852〜1912)が花見のために向島にあった水戸徳川家の下屋敷を訪れた際に、お花見のお茶菓子として木村屋(現在の銀座木村屋總本店)のあんパンが出されたことに由来します

明治初期、銀座の木村屋がパンを売り出しましたが、日本人の口に馴染まずなかなか売れていませんでした。そこでパンの中に小豆餡を詰めて売りだしたところ、饅頭に似ていてしかも変わった風味だということで大ヒットしました。

このあんパンが好きだった人物のひとりに、



当時明治天皇の侍従をしていた山岡鉄舟(1836〜1888)がいました。鉄舟は木村屋の木村安兵衛(1817〜1889)に

「これまでは京都の和菓子をお出しすることが多かったが、今度の水戸屋敷の花見には純日本製のあんパンをお出ししたらどうだろうか。」

とアドバイスしました。

その言葉を受けた安兵衛はそれまでのあんパンに工夫をこらし、日本を代表する花である八重桜の塩漬をいれた『桜あんパン』を開発しました。天皇はこれをいたくお気に召し、鉄舟と安兵衛に

「引き続き納めるように。」

と命じたことによって、木村屋のあんパンは皇室の御用達となりました。

後にあんぱんは山岡鉄舟の伝手で、当時静岡で隠遁生活をしていた徳川慶喜にも献上されました。その後、この桜あんぱんを一般にも販売を開始したところ、明治天皇への献上のエピソードと相俟って大ヒットしたといいます。

さて、我が家の近くに木村屋はないし、コンビニのパンで済ますのも寂しいので



本厚木駅ビルのミロード地下にある横浜のパンの老舗『ポンパドール』に行きました。そして購入したのが



『よもぎ桜もちあんぱん』です。

蓬の香りが漂うパンの中には、甘さ控えめのつぶ餡と桜餅ペーストが入っています。木村屋の桜あんぱんとはまた違った味わいが楽しめたので、これはこれで美味しく堪能しました。

小学校勤務がないと、ついつい生活サイクルが狂いがちになってしまいます。明日は音楽教室のある日ですから、うっかり忘れてしまわないように気をつけようど思います…。


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