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共 結 来 縁 ~ あるヴァイオリン&ヴィオラ講師の戯言 ~

山川異域、風月同天、寄諸仏子、共結来縁…山川の域異れど、風月は同天にあり、諸仏の縁に寄りたる者、来たれる縁を共に結ばむ

モミジクイズ 第二弾

2019年11月19日 20時15分33秒 | 日記
今日も日中はポカポカ陽気の、過ごしやすい一日となりました。ただこの暖かさに騙されると、日が落ちてからの寒さとのギャップにやられます。

今日は昨日に引き続き小田原の放課後子ども教室の日でした。今日も最後に『もみじ』を歌って終わることにしたのですが、その前に子どもたちに今日も『モミジクイズ』を出しました(昨日の問題については、昨日の記事を御覧下さい)。

モミジとカエデは、分類上はどちらもカエデ科カエデ属の植物ですが、日本ではモミジとカエデを区別して呼んでいます。

では、何故モミジは『モミジ』という名前なのでしょうか?



分かりますか?



これはちょっと難しい問題なのですが、『モミジ』の由来は現在使われなくなった言葉『もみづ』に由来します。

『もみづ』とは、現在でいうところの『染める』という意味の動詞です。その『もみづ』は『揉み出づ(もみいづ)』という言葉から派生しています。そしてこの『揉み出づ』という言葉に深く関係しているのが



紅花です。

紅花は御覧のように黄色っぽい色の花を咲かせますが、これを灰汁(あく)に漬けて揉むと灰汁のアルカリに反応して紅色の染料が採れます。これで生糸を染めて織物にしたり布を染めて着物に仕立てたりしていたのですが、この紅花を灰汁に漬けて色素を『揉み出す』ことが徐々に木々が紅く染まっていくことに見立てられて、『もみづ』という言葉となりました。その連体形の『もみぢ(もみじ)』という言葉がいつしか名詞化して『モミジ』という名前なって残ったということなのです。

では、カエデは何故『カエデ』という名前になったのてしょうか?



分かりますか?



現在、カエデは漢字で『楓』と表記しますが、昔は『蛙手』とも表記されていました。これは、カエデの葉の切れ込みがモミジよりも浅いため、その様子が水かきのついた蛙の手のようだということから

カエルの手→カエル手→カエデ

という感じに訛っていったものと考えられています。

そんなクイズの後で、全員で『もみじ』を歌って下校となりました。ちょうど4年生が音楽の授業で習ったようで、低学年の子たちに分かるように率先して歌ってくれて助かります。

どうやら今年は紅葉も綺麗なようですので、大山寺の紅葉でも見に行ってみてもいいかな…と思ったりしております。




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