今日、学校給食でカスタードプリンが出ました。プリンですから当然のように下にカラメルソースが沈んでいるわけですが、それを口にした子どもたちの半数近くが口を揃えて
「苦い!」
「食べらんない!」
と言い出し、ほぼ食べ残してしまいました。
私としては衝撃でした。あんな子ども向けの甘々カラメルソースでも、彼らにとっては『苦い』のかと…。
以前も、申し訳程度のカレーの香りをまとったお子さま甘々カレーライスを
「辛くて食べられない!」
と文句をつけてきた子どもがいましたが、彼らの味覚が鋭過ぎるのか、単に人間としての耐性が劣化しているのか、私には分かりません。
そんな複雑な心境のまま小学校での勤務を終え、そのまま一路あざみ野に向かいました。そして、今日も《雫ノ香珈琲》に立ち寄りました。
今日は給食のこともあって無性にちゃんとしたプリンが食べたくなり、
水出しコーヒーと自家製焼きプリンをお願いしました。
お店特製の甘さ控えめなカスタードプリンの下には、苦味の効いたカラメルソースが忍んでいます。私に言わせれば、カラメルソースはこれくらいほろ苦くてナンボです。今日の水出しコーヒーはパプアニューギニア産の豆が使われていましたが、雑味が無く飲み口が何とも爽やかで、ブラックでも飲みやすいものでした。
苦味の効いた大人なメニューを頂いて、すっかりパワーチャージが出来ました。あの子たちにこうした大人の味が理解出来る日が来るのは、果たして何年後のことでしょうか…。