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12月だ!

 寒い、12月になったから仕方がない。といっても、無茶苦茶は寒くはない。どうしても地球が温暖化しているんだなと思ってしまうが、アメリカが京都議定書にサインしないから悪いんだ、と文句を言いたくなる。世界中の石油消費量の3分の1がアメリカだというデータを小中学生の社会科の資料で見るたびに、アメリカがサインしなけりゃ、そんな議定書、何の効果もないものだというのが実感できる。そう言えば、この間ブッシュ大統領が来日した際に京都を訪問したようだが、その時の厳戒態勢はすごかったと娘から連絡があった。ブッシュはそもそも、京都議定書などというものの存在すら眼中に全くないのではないだろうかと、疑いたくなるような騒動だったらしい。
 と、柄にもなく時事評論めいたことを言ってしまったが、相変わらず文句を言いたくなるような事件であふれている。地震で倒壊の恐れのあるマンションを平気で造って売る建設会社・不動産会社とか、アスベストが学校に使用されていて飛散の危険があるだとか、最近は「住」や「環境」に関する事件が多い。そう言えば、少し前にこのブログで取り上げた山中の産廃施設は、また一段とすごいことになっている。塾バスで夜9時過ぎに通るだけだから、暗くて全貌ははっきりと分からないが、なにか巨大な建物が建設されつつある。生徒に「あれは何を造っているの?」とたずねたところ、「水をきれいにする所らしい」と答えた。水というのが、産廃からでる汚水のことを指すのか、その辺りを流れている川の水のことを指すのかよく分からなかったが、いずれにせよ、浄化しなければならないものを産廃が出すわけだから、それを聞いただけでも不快な気持ちになる。いくら浄化したところで、完璧にきれいになるはずはないだろうから、付近の住民は不安だろう。毎回生徒を送っていく度に、いくら窓を閉め切っていても車内に入ってくる悪臭とともに、産廃施設の危うさを感じないではいられない。本当に行政は安全だと思って許可を出したのだろうか、一度調べてみなければならない。
 広島で小1女児が殺害された事件では、容疑者としてペルー人の男が逮捕された。子どもが巻き込まれる事件が起こるたびに、どうしようもないやるせなさと強い怒りを感じる。今回は、容疑者が外国人とあって、親の虐待、少女偏愛者の事件などとは違った憤りが国内に渦巻くだろうが、どういう事情であれ、どんな人間であっても、何の罪もない、いたいけな少女を殺害することなど許してはならない。悲しくつらい事件だが、真相の究明が待たれる。
 本当に暗い事件が多い。毎日の新聞を見るのが楽しくない。現在起こっていることから、目を逸らしてはいけないと、歯を食いしばって読むようにしているが、日によってはそんな気持ちも萎えてしまう。事件の1つ1つが根深いものを持っていて、ついつい考えさせられてしまい、暗澹たる気持ちになってしまう。イヤだ、本当にイヤだ・・・

 しかし、否応なしに時は過ぎる。時が過ぎるのを徒に嘆いてばかりいてはいけない。今年もあと一ヶ月だ。私には、厳しい日程が待ち構えている。それが終われば、いよいよ勝負の受験シーズンがやって来る。「ふーっ」と、大きな溜息をついて、「よしっ!!」と両手で頬をたたきながら、気合を込めて頑張ろう!!
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