毎日いろんなことで頭を悩ましながらも、明日のために頑張ろうと自分を励ましています。
疲れるけど、頑張ろう!
予防接種
インフルエンザの予防接種に行ってきた。毎年この時期になると、接種に行かねばならないと頭をよぎるのだが、なかなか時間がとれず行けないことが多い。幸いなことにインフルエンザというものにかかったことはないので、塾の授業に支障をきたしたことはない。しかし、今年は息子が受験生であり、本人よりも家族が健康に注意して、風邪などをうつしたりしないようにしなければならない。3年前の娘の大学受験のときにも、インフルエンザの予防接種に行ったので、今年も行かねばならないと思っていた。ただ、その時行った病院でひどく待たされて、注射を終えて帰宅するまでにへとへとになってしまった記憶があるので、今回はできるならそれほど待たずに予防接種ができるところに行きたいものだと思った。そんな都合のいい病院はおいそれとあるはずもないと思っていたところ、妻が自分が検診で通っている婦人科の病院なら患者が少なく、ほとんど待たずに診てもらえるだろうから、男の人でも大丈夫なのか聞いてみると言ってくれた。婦人科の病院というのには少なからず抵抗があったのだが、少々気恥ずかしくても待たずに注射が打てるならそれに越したことはないと、妻に聞いてくれるように頼んだ。
すると、OKだと言われて、1週間後に行くことになった。
私は子供のころ、注射が大嫌いだった。風邪をひいて医者に行っても、注射を打つ段になると大声で泣き喚いたことを今でも覚えている。ひどい時には、母の手を振り払って走って逃げ帰ってきたこともあった。とにかく注射と言うものが大嫌いだったが、さすがに長じるにつれてそこまでいやではなくなった。まあ、今でも注射を打つとなると多少の緊張はするのだが・・
婦人科の病院に入るのは多少どきどきしたが、妻が受付をしてくれている間に問診表に体調についてのいくつかの質問に答えを書き込み、体温を測っているうちに名前を呼ばれた。他に患者はいなかったせいもあるが、びっくりするほど早い。待つことも、注射と同じくらい好きではない私にとっては、夢のような素早さだった。診察室に入って、70歳より少し前くらいの院長の前に座ると、胸に聴診器を当てられた。あまりに丁寧なので、自分の体に異常があるのかしらと訝しくなるほどだったが、何もコメントせずに左腕を捲り上げられて、さっと注射器が打ち込まれた。大して痛くなかった。昔は看護婦さんが注射をしてくれるものだったが、最近は医師がするようになっているんだな、とめったなことでは医者にかからない私は新しい発見をした気がした。
注射後異常がないか、20分ほど待っているようにと言われて、診察室を出た。昔と違って、注射のあとを腕でもむ必要もなく、そのままにしておくようにとも言われた。なのでボーっと椅子に腰を下ろして病院の中を眺めていたら、壁が淡いピンクに塗られていて、とてもきれいなのに気付いた。この病院は、数年前に産科はやめて婦人科だけにしたと言う話だが、それでも私の若い従姉妹たちがここ数年出産するときに入院していた、新しい産婦人科のような雰囲気はある。生まれたばかりの赤ん坊の顔を見に、何度か今風の産婦人科に見舞いに行ったことがあるが、行くたびに病室の豪華さに驚いたものだ。広くてBGMが流れ、生まれたばかりの赤ちゃんと母親を包み込むような雰囲気がある。母親の食事にはコース料理も出されることがあるらしいから、贅沢なものだ。たしかに出産というのは一大イベントであるから、それくらいの心遣いは必要であるのかもしれないが、私の子供たちが生まれた20年近くも前の産婦人科とは全く隔日の感がある。
いくら病院が落ち着ける雰囲気だと言っても、私にとって20分は長過ぎる。妻が気を利かせて、受付にもう帰っていいかときいてくれたら、看護婦さんが出てきて、「何ともないですか?」と私にたずねた。「はい」と答えたら、「それならもう帰ってもいいですよ」と言ってくれたので、無罪放免、一仕事終えた気持ちで病院を後にした。
これで私が息子にしてやれることは、受験したいと思う大学を自由に受けさせてやることだけになった。まあ、それがかなり大変なことなのだが、息子も息子なりに頑張っているから、親の私が弱音を吐くわけには行かない。最善が尽くせるような環境だけは作ってやれるよう努力するだけだ。
それにしても注射のあとが痛い。
すると、OKだと言われて、1週間後に行くことになった。
私は子供のころ、注射が大嫌いだった。風邪をひいて医者に行っても、注射を打つ段になると大声で泣き喚いたことを今でも覚えている。ひどい時には、母の手を振り払って走って逃げ帰ってきたこともあった。とにかく注射と言うものが大嫌いだったが、さすがに長じるにつれてそこまでいやではなくなった。まあ、今でも注射を打つとなると多少の緊張はするのだが・・
婦人科の病院に入るのは多少どきどきしたが、妻が受付をしてくれている間に問診表に体調についてのいくつかの質問に答えを書き込み、体温を測っているうちに名前を呼ばれた。他に患者はいなかったせいもあるが、びっくりするほど早い。待つことも、注射と同じくらい好きではない私にとっては、夢のような素早さだった。診察室に入って、70歳より少し前くらいの院長の前に座ると、胸に聴診器を当てられた。あまりに丁寧なので、自分の体に異常があるのかしらと訝しくなるほどだったが、何もコメントせずに左腕を捲り上げられて、さっと注射器が打ち込まれた。大して痛くなかった。昔は看護婦さんが注射をしてくれるものだったが、最近は医師がするようになっているんだな、とめったなことでは医者にかからない私は新しい発見をした気がした。
注射後異常がないか、20分ほど待っているようにと言われて、診察室を出た。昔と違って、注射のあとを腕でもむ必要もなく、そのままにしておくようにとも言われた。なのでボーっと椅子に腰を下ろして病院の中を眺めていたら、壁が淡いピンクに塗られていて、とてもきれいなのに気付いた。この病院は、数年前に産科はやめて婦人科だけにしたと言う話だが、それでも私の若い従姉妹たちがここ数年出産するときに入院していた、新しい産婦人科のような雰囲気はある。生まれたばかりの赤ん坊の顔を見に、何度か今風の産婦人科に見舞いに行ったことがあるが、行くたびに病室の豪華さに驚いたものだ。広くてBGMが流れ、生まれたばかりの赤ちゃんと母親を包み込むような雰囲気がある。母親の食事にはコース料理も出されることがあるらしいから、贅沢なものだ。たしかに出産というのは一大イベントであるから、それくらいの心遣いは必要であるのかもしれないが、私の子供たちが生まれた20年近くも前の産婦人科とは全く隔日の感がある。
いくら病院が落ち着ける雰囲気だと言っても、私にとって20分は長過ぎる。妻が気を利かせて、受付にもう帰っていいかときいてくれたら、看護婦さんが出てきて、「何ともないですか?」と私にたずねた。「はい」と答えたら、「それならもう帰ってもいいですよ」と言ってくれたので、無罪放免、一仕事終えた気持ちで病院を後にした。
これで私が息子にしてやれることは、受験したいと思う大学を自由に受けさせてやることだけになった。まあ、それがかなり大変なことなのだが、息子も息子なりに頑張っているから、親の私が弱音を吐くわけには行かない。最善が尽くせるような環境だけは作ってやれるよう努力するだけだ。
それにしても注射のあとが痛い。
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