毎日いろんなことで頭を悩ましながらも、明日のために頑張ろうと自分を励ましています。
疲れるけど、頑張ろう!
バンザイシステム(2)
2008年01月24日 / 塾
センター試験が終わった20日から、このブログの訪問者の数が激増している。別に何か特別なことをしたつもりは全くないので、不思議というより気持ちが悪かった。21日など訪問者の数が352にも上り、goo ブログ941481 中907位にランク付けられてしまった。ずっと以前に、SMAPの記事を書いたときに1000位以内に入ったことはあるが、今度はいったいどうしてなんだろう。理由を知りたくて、編集画面にあるアクセス解析機能で、「検索ワード」を調べてみた。すると、21日に関しては、
バンザイシステム 208
バンザイ システム 4
駿台バンザイシステム 3
河合塾 バンザイシステム 3
という結果が出ていた。そう言えば、1年前の今頃、「バンザイシステム」という記事を書いたのを思い出した。センター試験が終われば、自己採点をして最終的な志望校を決めなければならない。そのためには河合塾の「バンザイシステム」によって、自己採点結果から合格確率を知ることがとても有効だ(本年は23日の夕方から公開されている)。そのシステムができて以来ずっと利用してきた私であるから、1年前の記事でシステムの概略は述べておいた。今読み返してみても、まあコンパクトにまとめられていて、読む人の参考にはなるだろうと思った。だが、受験現場で毎日生きている者として、やはりもうちょっと具体的なケースを使って少しばかりのアドバイスを書き込んでおくのも、わざわざこのブログを訪ねてくれる人の役に立つのでは、と塾生A君の結果を参考にして、以下に思いつくことを記してみる。
A君(工学部志望)
国語 165点 (現代文77点、古文39点、漢文36点)
英語 筆記 134点
リスニング 30点
数学 数ⅠA 100点
数ⅡB 60点
理科 化学Ⅰ 69点
物理Ⅰ 51点
社会 現代社会 64点
A君にしてはなかなかの結果だと思う。ただ今年は問題が易化したようで、ボーダーラインが上昇した大学が多いため、かすかな希望を持っていた第一志望大学は無理だという判定が出てしまった。ならば別の大学を探さねばならない。日本中どこに行ってもいいと親から許可が出ているので、選択の範囲は広いが、近くで合格できる学校があるならそれに越したことはない。しかもA君は一応工学部志望ではあるものの、特に学科を絞っているわけではないので、とにかく合格確率の高い大学をバンザイシステムを使って探すことにした。
すると、B大学の情報学科で合格濃厚の判定が出た。この大学のセンター配点は1300点満点なので、A君の得点は868点に換算される(この配点の計算が面倒だが、バンザイシステムを使えば一瞬のうちに分かる)。合格濃厚ラインの840点と比べるとかなり余裕がある。しかも、センターと二次との配点比率が1300:500とセンターの比率が高く、二次試験はA君が得意としている数学1教科であるため、出願すればほぼ間違いなく合格できる。これを見たA君のホッとした顔が可笑しかったが、私もひとまず安心できた。
ボーダーあれば合格できるのか?とよく聞かれるが、それはセンターと二次との配点比率が大きく関係しており、最近の傾向としてはセンター重視の大学が増えているので、センター試験を足切りのためだけに使う一部難関大学を除けば、二次試験で逆転などということはなかなか困難になっている。しかし、センターで志望校のボーダーライン前後の得点があり、しかも二次の科目が自分の得意科目である場合には、十分逆転の可能性はあるだろうから、チャレンジしてみる価値はある。だが、A君のように平均的な受験生が志望するような大学では、ボーダーから濃厚ラインの間、アイコンで言えば小さなバンザイをしている大学を選択するのが大学生になる近道だと思う。
A君にバンザイシステムで調べた幾つかの大学の判定をプリントアウトして渡した。親とよく話し合うんだよ、と最後に言っておいたが、果たしてどういう選択をするのだろう。興味深い。
バンザイシステム 208
バンザイ システム 4
駿台バンザイシステム 3
河合塾 バンザイシステム 3
という結果が出ていた。そう言えば、1年前の今頃、「バンザイシステム」という記事を書いたのを思い出した。センター試験が終われば、自己採点をして最終的な志望校を決めなければならない。そのためには河合塾の「バンザイシステム」によって、自己採点結果から合格確率を知ることがとても有効だ(本年は23日の夕方から公開されている)。そのシステムができて以来ずっと利用してきた私であるから、1年前の記事でシステムの概略は述べておいた。今読み返してみても、まあコンパクトにまとめられていて、読む人の参考にはなるだろうと思った。だが、受験現場で毎日生きている者として、やはりもうちょっと具体的なケースを使って少しばかりのアドバイスを書き込んでおくのも、わざわざこのブログを訪ねてくれる人の役に立つのでは、と塾生A君の結果を参考にして、以下に思いつくことを記してみる。
A君(工学部志望)
国語 165点 (現代文77点、古文39点、漢文36点)
英語 筆記 134点
リスニング 30点
数学 数ⅠA 100点
数ⅡB 60点
理科 化学Ⅰ 69点
物理Ⅰ 51点
社会 現代社会 64点
A君にしてはなかなかの結果だと思う。ただ今年は問題が易化したようで、ボーダーラインが上昇した大学が多いため、かすかな希望を持っていた第一志望大学は無理だという判定が出てしまった。ならば別の大学を探さねばならない。日本中どこに行ってもいいと親から許可が出ているので、選択の範囲は広いが、近くで合格できる学校があるならそれに越したことはない。しかもA君は一応工学部志望ではあるものの、特に学科を絞っているわけではないので、とにかく合格確率の高い大学をバンザイシステムを使って探すことにした。
すると、B大学の情報学科で合格濃厚の判定が出た。この大学のセンター配点は1300点満点なので、A君の得点は868点に換算される(この配点の計算が面倒だが、バンザイシステムを使えば一瞬のうちに分かる)。合格濃厚ラインの840点と比べるとかなり余裕がある。しかも、センターと二次との配点比率が1300:500とセンターの比率が高く、二次試験はA君が得意としている数学1教科であるため、出願すればほぼ間違いなく合格できる。これを見たA君のホッとした顔が可笑しかったが、私もひとまず安心できた。
ボーダーあれば合格できるのか?とよく聞かれるが、それはセンターと二次との配点比率が大きく関係しており、最近の傾向としてはセンター重視の大学が増えているので、センター試験を足切りのためだけに使う一部難関大学を除けば、二次試験で逆転などということはなかなか困難になっている。しかし、センターで志望校のボーダーライン前後の得点があり、しかも二次の科目が自分の得意科目である場合には、十分逆転の可能性はあるだろうから、チャレンジしてみる価値はある。だが、A君のように平均的な受験生が志望するような大学では、ボーダーから濃厚ラインの間、アイコンで言えば小さなバンザイをしている大学を選択するのが大学生になる近道だと思う。
A君にバンザイシステムで調べた幾つかの大学の判定をプリントアウトして渡した。親とよく話し合うんだよ、と最後に言っておいたが、果たしてどういう選択をするのだろう。興味深い。
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