じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

曽根圭介「沈底魚」

2019-12-17 23:54:18 | Weblog
☆ 曽根圭介さんの「沈底魚」(講談社)を読んだ。

☆ 「沈底魚」とは組織に侵入した工作員のこと。普段は何食わぬ顔で過ごし、いざというときに諜報活動を行う。

☆ 日中間の諜報活動。誰かが国家機密を流している。話が進むにつれて、二重、三重のスパイが登場し、だれがどちら側なのか、さっぱりわからなくなる。案外、裏で暗躍しているのがCIAだったりする。

☆ 結局最後まで、誰がどちら側なのかわからないまま、ハードボイルダッチにエンディング。

☆ 物語では政権の中枢、総理大臣候補まで某国の息のかかった人物だったが、現実はどうなのか。
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ドラマ「夜警」

2019-12-17 13:26:58 | Weblog
☆ 米澤穂信さんの「夜警」、NHKがドラマ化していたので観た。

☆ 活字が映像化されるとこのようになるのか、と感心した。

☆ とにかく安田顕さんの演技がしぶい。苦労人の警察官役がピッタリはまる。ドラマ「小さな巨人」も良かったなぁ。

☆ NHK「満願」ドラマスペシャルはあと2編ある。読んでから観るか、観てから読むか、思案のしどころだ。
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米澤穂信「夜警」

2019-12-17 11:55:06 | Weblog
☆ 米澤穂信さんの「満願」(新潮文庫)から「夜警」を読んだ。

☆ どの職業にも向き不向きがある。少々向いていなくても経験を重ねるうちに、それなりに仕事ができるようになるのだが、根本的なミスマッチはどうしようもない。特に警察官の場合は。

☆ 殉職した新人警察官の話で始まる。刃物を持って暴れる男を発砲で制したが、頸動脈を裂かれて死んだ。彼をめぐって上司である交番長の語りで進む。

☆ 交番日記といった展開だったが、そこに意外な伏線がしこまれていた。
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