じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

山崎洋子「花園の迷宮」

2020-03-27 19:23:20 | Weblog
★ 山崎洋子さんの「花園の迷宮」(講談社)を読んだ。

★ 昭和7年、戦争の足音が感じられる日本、横浜。「福寿」と名のる遊郭に、若狭の寒村から二人の少女が買われてやってきた。その遊郭で起こる連続殺人事件。

★ 少女の一人、美津は器量がよく早速客を取ることに。年の若いふみは、とりあえず下働きをすることになった。仲の良い二人、その美津が死ぬ。自殺を装っているが殺人の気配が。ふみは美津の死の真相をさぐることに。

★ 殺人の背景には交錯する人間模様があった。

★ 謎解きは少々込み入った感じだったが、面白く読めた。

★ 少女たちを食い物にする男の欲望とカネの亡者たち。暗い世相と救いのない環境の中で、ふみの明るさが救いだった。
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先行き不安

2020-03-27 16:40:25 | Weblog
★ 小規模ながらも事業をしていると、今回のコロナ禍は本当に苦しい。

★ 政府であったり自治体であったり、政策を行おうとする人々は(唐突に)言葉で発したり、ペーパーを配ればそれで済むのだが、実際に経営をしている者にとっては、先が見えないのが一番苦しい。

★ 例えばもし外出禁止令(たぶん要請かせいぜいは指示だろうが)が出れば、営業活動はどうなるのか。収入を断たれればどうすればよいのか。緊急融資と言っても実行されるまでに日数を要するし、融資分はやがて返済しなければいけない。福祉目的の緊急援助も10万円や20万円だ。当座はしのげても、遠からず再び苦境に陥る。


★ 政府は緊急事態宣言やそれにともなう都市封鎖に向けて着々と準備を進めている。持てば抜きたい「伝家の宝刀」ではなかろうが。

★ 最悪を想定した危機管理は当然として、昨今の方針は、緩めたり締めたりと、統一感がない。日本の場合、1日に確認される感染者数は何とか100人の壁をキープしているが、この数字がポイントだ。

★ 首長のメッセージと市中にあふれる人々とのアンバランスも気になる。何が実際起こっているのか実に見えにくい。

★ アメリカの感染者数の爆発的増加も気がかりだ。より悪い何かが起こるのではないか、そんな未知への不安も募る。

★ 出口の見えない不安と自粛によるストレス。心臓の鼓動は不安で高ぶり、「コロナうつ」になりそうだ。
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