1分で読める小さなお寺の法話集

子育て、人材育成に関する法話を実話と歴史から紐解いて書いております。

実れば実るほどに頭を垂れる稲穂かな。

2016-06-12 17:24:41 | 法話
失礼ながら世の中「先生」とつくほど馬鹿おらん。その中には当然坊主も。常日頃上からものを言うばかりで、上からものを言われることが。よって謙虚心なければ何年経っても相変わらず。時には未熟だった頃に戻る事も必要かと。曹洞宗故宮崎禅師管長様は100歳を越えられても弟子と一緒に座禅修行を。

人間死んだら終わりよ、じゃあまりに寂しい。

2016-06-12 11:38:27 | 法話
人間界では人は「死んだ」という言う方を。が私達坊主は「浄土へ生まれ変わった」と。生まれ変わるんなら名無しの権兵衛で逝かせる訳には。よって戒名を。先日散々迷惑を掛け続けた息子が母親の葬式で号泣。「君な。やっと楽になって浄土へ旅立とうとされとるんだ。最期ぐらいは笑って送らんかい」と。

見て見ぬ振り出来るが本当の親。

2016-06-12 06:23:04 | 法話
カワセミ(鳥)は巣立つ日を見据え急流上の枝に巣を。時期がきたら親鳥は餌をくわえ「食べたいなら飛べ」と川向こうの枝に。どんなに雛が鳴いても与えようとしない。遂にひもじさに耐え切れず勇気を持って親鳥の元へ。これで巣立ち。「這えば立て立てば歩めの親心。我が身につもる老いを忘れて」だね。