銀行に来る度に駐車場警備員さんに声を掛けちょっとしたお菓子やジュースなどを。この社長さんが資金繰りに困り銀行に融資願いを。融資の決定はすぐに成された。何故か。この警備員さんとのやり取りを度々支店長がカメラ越しに眺めており、その人柄の良さを常々感心されていたとのこと。これを陰徳と。
大学時代バイト先で知り合った金貸し業の方が「家を建てるのに銀行が金を貸す。プロが返済可能と判断したのに滞る。そんなルーズな人間がわしらに金を借りに。数ヶ月もしたら借りとることすら忘れよる者が。踏み倒されりゃせんか、と心配で眠れんのはこっちじゃ」と。何で頭を下げたか忘れちゃ、ね。
わが子の「何故」の疑問の投げ掛けに幼い内は献身的に答えていた親も、毎日の事からいつしかいい加減な対応に。子供の方は成長と共に切実な問題に変わってきておるのに。そんな対応する親を子供は頼りにならんと見限り、気付けば親子の断絶に。反抗期は突然来るでは。失った信用を取り戻すには時間が。