「信長が餅をつき、秀吉が捏ね、家康が食べた」は国の成り立ちを表した言葉。家庭作りも代々この繰り返し。米は苗を植えて夏草と格闘し八十八夜待たんと実りは得られん。当然土壌も植える前に耕し肥えさせておかねばならない。子供が授かるその前に育てられる環境を整えておくことが親になる者の役目。
高校で餅つき大会があったと檀家の息子。蒸し上がった餅米をいきなり臼に移し先生がつき始めたと。当然米は散らばり餅にはならん。口を出したらさせられるので見て見ぬ振りを。がもうたまらんと友人3人を寄せて杵で捏ね上げ、つける状態にして先生に手渡したと。完成品しか知らない時代の象徴かいな。
大人は子供に「お金の貸し借りはならん」と言いながら銀行でお金を借りて家を建てている。「賄賂はいかん」と言いながら中元、歳暮のやり取りは日本の習慣に。物を盗んではいかんと言いながら経済はお金の奪い合いにて。さあ、この矛盾、どう子供に説明を。世の中は綺麗事で済まん事もあるを隠さずに。