1分で読める小さなお寺の法話集

子育て、人材育成に関する法話を実話と歴史から紐解いて書いております。

何でもかんでもインスタントの時代。

2016-06-23 19:02:06 | 法話
お寺に奉納される仏像は施主の思い入れから既製品等はない。ノミ入れから作り上げる。思い入れと言えば檀家の仕立て屋さんが「最近のお客は安い背広を買ってきて部分仕立て直しの依頼ばかり。糸を解くと『えっ』という様な縫い方が。これじゃ」と。「その場さえ繕えておれば」そんな時代だね、何処も。

欲が全て悪いじゃない。

2016-06-23 12:45:53 | 法話
人は寝ても寝てもまだ寝足らんと。食べても食べてもまだ食べ足らんと。手に入れても入れても欲しい物が湧き出て。人間が一番貪欲。この欲は一生涯なくなることは。が生きる原動力の役目にも。だからこそ上手に付き合っていかないと。釈尊は禁欲を説かず、欲を制せよと。「鹿を追う者は山を見ず」だね。

人は必ず誰かに見られておる。

2016-06-23 06:00:06 | 法話
大地の下は人に必要な資源(食物)が大量、所謂宝の山。宝は昔「蔵」に保管。そこで「地」に「蔵」と書いて「地蔵」という信仰が。この地蔵の化身が閻魔大王。大地が地蔵なら私達は全て見られとる。だから閻魔に嘘は通じんと。「その大地にゴミや唾を吐き捨てるんかい」と子供達に。この話は効果あり。