娘は父親に似た方が幸せになる、との言い伝えが。これは案外に間違ってないかも。しかしその為には怖い厳格な父親を嘘でも演じておかねば。娘の結婚相手に「この父親は怒らせたら恐ろしい」と印象付けておけば仮に夫婦喧嘩になった時、嫁の顔に父親の幻影が見えたら婿殿の怒りもスーと引っ込むかも。
昨今CMで「瀬戸物同士でなくばぶつかっても割れることは」の教訓が。話はコロッとだが、その瀬戸物の急須に水を入れて直接コンロで沸かそうとする、またハンバーグがミンチから作られるを知らぬ若者が急増とか。人は経験と体験でしか知識も知恵も。学校教育に文句言う前に家庭教育を見直すが先かと。
「不動明王の顔は何故怖い」と檀家の子が。「人の世界でも顔は怖いのに優しい人は数多。不動明王は人の一番厄介な喜怒哀楽を癒す仏。一生懸命にならんと導けん。その必死さが顔に出とるだけ。ところで君はあんな顔になるまで真剣に何かやってるか。不動明王を見る度に自分にそう問いかけてごらん」と。