1分で読める小さなお寺の法話集

子育て、人材育成に関する法話を実話と歴史から紐解いて書いております。

頼れる人が消えて初めて本腰に。

2016-06-09 17:06:34 | 法話
父他界の数時間前「仕事が」とお寺へ足を。するとドクターが「間に合わんよ」と。「大丈夫、戻って来るまでは」と。この言葉に何の根拠も。「親が死んだくらいで仕事休むな」との父の言葉に従ったまで。戻ると同時に他界。「ご苦労様。今日だけは休んでよか。が明日から手伝わんとお寺が潰れるぞ」と。

人から聞く話と自分の体験は別物。

2016-06-09 12:01:22 | 法話
8歳の時突然血尿が。「止まるだろう」と夕刻まで待ったが止まらず父に告げると「いつから出とるんだ」とその時の焦りの形相は今でも脳裏に。「聞いて極楽、見て地獄」という諺が。診断は膀胱炎だったが何せ8歳。初めて「死」を感じた体験。以来今日まで45年。毎日小便をする度にその時の父の顔が。

家の歴史を知る菩提寺に残る過去帳。

2016-06-09 06:29:02 | 法話
金剛寺檀家に200年戒名が残っている家が。これは何を意味するか。誰1人として親を粗末に扱う子供がいなかったという証拠。当然そういう家は充実。何故。感謝の心が代々子孫へ。信長公がよく口にした「人間50年下天は夢」は、この世の50年あの世の1日という意味も。なら200年は4日、短い。