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12年。東日本大震災から学んだことを活かせているか?

2023年03月11日 23時50分30秒 | 社会・経済
今日はやはり東日本大震災のことを書かねばならないでしょう。

12年前発災当時、東京にいた身としても忘れられない出来事であり、その後の東京のいわゆる「自粛ムード」などのいろいろな社会の状況も忘れてはいけないことだと思っています。

あれから12年。
いろいろな状況が変わりましたが、あの時僕らが学んだことを今の変わった状況に活かせているでしょうか?

特に今回思うのは、原発政策の転換です。
GX(グリーントランスフォーメーション)やロシアのウクライナ侵攻よるエネルギーの安定供給などを理由に原子力発電を最大限利用する方針に転換したということですが、原子力発電を最大限利用する方針というのは震災前からもともとあっただろう方針であり、僕はむしろ元に戻ったというふうにも受け取れると思っています。
要するに今の日本の政府は震災が起こって世界最大級の原発での大事故で世界に迷惑をかけたのにもかかわらず何も学んでいないようです。
実質60年超の運転が可能になったことは大きな驚きでした。

1995年の阪神淡路大震災後、地震国・日本での原発に特に警鐘を鳴らしていた大学の先生がいます。石橋克彦教授(地震学者・神戸大学)です。
原発が震災によって大事故を起こす可能性については1970年代から言われていたことらしいですが、特に阪神淡路大震災後にさらなる警鐘を鳴らされていた先生として、東日本大震災後にその存在を知りました。

 

 

また先週放映されたNHKスペシャル「南海トラフ巨大地震」のドラマでは「半割れ」が最悪な想定として設定されていましたが、伴って起きるだろう原発の事故については何ら触れられていませんでした。
ドラマでは伊方原発のある愛媛県は震度7の設定でしたら、必ず何らかのトラブルが起きている可能性は高いはずです。なのにドラマの中では一切描かれていませんでした。
これ自体もまた12年前から学んだことを活かせていない一例と言っていいでしょう。
そして、ドラマで描かれている内容のさらなる最悪のシナリオは十分にありえるのです。

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