何度も紹介していますが、現在社会は「終わりの日の対処しにくい危機の時代」であり、利己的で、ごう慢な精神を表わす人たちが多くなっています(テモテ第二3:1,2)。神エホバは「高ぶる目(ごう慢な心)」を忌み嫌われます。(箴言6:16,17)。
聖書の西暦前460年に書き終えられた「歴代第二」の記録に、王ウジヤが、「その心は滅びをもたらすほどにごう慢になったので、彼(王ウジヤ)は、その神エホバに対して不忠実なことをし、エホバの神殿に入って香の祭壇の上で香をたこうとした」ことが記されています。しかし当時、エホバの神の殿で香をたくことが許可されていたのは、祭司のみでした(歴代第二26:18)。その時、「直ちに祭司アザリアと、彼と共にいたエホバの祭司たち、八十人の勇敢な者たちが」が、王ウジアに「香をたくのは、神聖なものとされた者たち、アロンの子らである祭司たちのすることです。聖なる場所から出てゆきなさい」と、諭しました(歴代第二26:17、18)。その結果、ごう慢な心に陥っていた王ウジヤの対応と、神エホバが王ウジヤを処罰し、直ぐにらい病にし、死ぬ日までそうしたことが次のように記されています(歴代第二26:21)。
「ところが、ウジヤは激怒し、その間にも手には香炉があった。彼(王ウジヤ)が祭司たちに対して激しい怒りを抱いている間に、その祭司たちの前、エホバの家の中、香の祭壇の傍らで、らい病が彼の額に突然現れた。祭司長アザリアと祭司たち全員が彼(王ウジヤ)の方を向くと、何と、彼(王ウジヤ)の額はらい病に冒されていた。そこで彼らは興奮して彼をそこから立ち退かせたが、彼もまた急いで(神殿の香をたく祭壇の前から)出て行った。エホバが彼(王ウジヤ)を打たれたからである」(歴代第二26:19,20)。
上の聖句に記されている通り、王ウジヤがごう慢になった結果、神エホバに不忠実になり、神聖な神殿で権限がないにも関わらず、香をたこうとした結果、神エホバに打たれ、らい病になり、死ぬ日までらい病で過ごしたこのです。私たちもごう慢な心を抱くのではなく、イエスに見倣い謙遜な者として歩みたいものです(フィリピ2:5~8)。
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穭田(ひつじだ)の 続く道行き 奉仕かな 今日の一句
庭に咲いている「秋のバラ」