聖書に予告されているハルマゲドンまでに起きる事柄の天界の異常現象(マタイ24:29)、「羊」か「やぎ」かに分ける裁き(マタイ25:31~33)、マゴグのゴグの神エホバの民への総攻撃(エゼキエル38:2,11,15)等々、すべての人に関係する事柄をお伝えして来ました。さらに、特筆すべき事柄で、イエス・キリストの預言の、ハルマゲドンの前に油注がれたクリスチャン(天でイエスを王とする神の王国政府を構成する人たち)の残り者たちが天に集められることが、予告されています(マタイ24:31)。これらの事柄が生じハルマゲドンに至ります。その内容を以下の通り記しますので、聖書の預言の言葉に注視し、何を行なうべきかをご理解してくだされば幸いです。
福音宣明者のマタイもマルコも、「選ばれた者たち」、つまり霊によって油注がれたクリスチャンに関するイエスの預言の言葉を、ハルマゲドンの勃発に先立つ一連の出来事の1つとして記録しています。次のように記されています。
「そして彼(神の王国の王イエス)は、大きなラッパの音とともに自分の(み)使いたちを遣わし、彼ら(み使いたち)は、四方の風から、天の一つの果てから地の果てににまで、その撰ばれた者たちを集めるでしょう」(マタイ24:31)。
イエスは神の王国の王としての自分の働きに言及し、「その時、彼(神の王国の王イエス)はみ使いたちを遣わし、四方の風から、地の果てから天の果てまで、自分の、選ばれた者たちを集めるでしょう」と、マタイの聖句と同様に予告されました(マルコ13:27)。ここでイエスは、どの集める行為を述べていたのでしょうか。油注がれたクリスチャンたちの残りの喪に最終的な証印が押されることを指しているのではありません。最終的な証印を押す行為は大患難が生じる前に起きる事柄です(啓示7:1~3)。イエスは、むしろ、来たるべき大患難の時に起きる事柄について述べています。したがって、恐らくマゴグのゴグ(悪魔サタンの支配による諸国家)の総攻撃の始まった後のある時点で、現在地上に残っている「選ばれた者たち」・油注がれたクリスチャンたちの残っている者たちは、天に集められ、神の王国政府を構成するでしょう。
油注がれたクリスチャンの残りの者たち・「選ばれた者たち」が天の神の王国政府に集められることと、大患難の壮大なフィナーレであるハルマゲドンには、どんな関係があるのでしょうか。彼らが集められる時間的要素に照らしてみると、神エホバの大いなる日の戦争であるハルマゲドンが始まる時点では、油注がれたクリスチャンたちの全員が、天の神の王国政府に揃うことになります。天で、神の王国の王イエス・キリストの共同支配者である14万4,000人は、イエスと共に「鉄の杖」を振るう権威が与えられます、その「鉄の杖」は、神の王国の敵すべてに滅びをもたらすものです(啓示2:26,27)。神の王国に敵対する悪魔サタンの支配下の諸国家の「おびただしい軍勢」が神エホバの民に総攻撃をしょうとすると時に、神の王国の王イエスと、天に集められた油注がれたクリスチャンたちと、強力なみ使いたちを伴ってその軍勢と対決します(エゼキエル38:15)。その時が神エホバの大いなる日の戦争・ハルマゲドンなのです(啓示16:14,16)。このハルマゲドンを安全に通過することの出来る人たちは、神エホバを求め、義(公正)を求め、柔和を求め続ける、神エホバのご意志を守り行なう敬虔な専心の人たちのみです(ゼパニヤ2:3.マタイ7:21.ペテロ第二3:10~13)。
それゆえ、聖書に記されている預言の言葉を熟視し、霊的に目覚め、用意の出来ていることを表わしている人たちは幸いです(マタイ24:42~44)。
「参考資料」:ハルマゲドンまでに起きる事柄は、ものみの塔聖書冊子協会発行の「神の王国は支配している!」の226~228ページ。
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