偉大な創造者エホバ神は、ご自分の預言者イザヤを通して、ご自分の契約下のイスラエル人に、神を畏れ、神に頼るように伝えられました(イザヤ50:10)。神エホバは絶えずご自分の民に救いの手を差し伸べましたが、ユダヤ人は神エホバのご意志を忘れ、エルサレムはローマ軍に滅ぼされました。
救いを神エホバに求めるのではなく、能力に限界のある人間に頼るのは愚かなことです。イザヤの言葉はそのように言える理由を次のように記しています。
「「火を付けて、火花を散らしている者たち、あなた方は皆、自分の火の光の中を、自分の生じさせた火花の中を歩め。あなた方は私の手により、ひどく苦しんで横たわることになる」」(イザヤ50:11)。
人間の指導者たちは、現れたかと思うと消えて行きます。人間としての規範を守らない指導者もいます。カリスマ的な人たちは、しばしの間、人々を魅了するかも知れません。しかし、いかに誠実な人物であろうと、崇高な目標が達成できるとは限りません。支持者たちの期待通りに燃え盛る火を生じさせることは出来ず、できることと言えば、「火花」を幾らか生じさせることだけです。そのような「火花」は、わずかな光と熱を放ちますが、直ぐに消えてしまいます。偉大な創造者エホバ神のご意志を学び、守り行わない人たちは「ひどく苦しんで横たわる」ことになります。それとは逆に、神エホバが約束されたメシヤ、後に遣わされるイエスに信頼を置く人々は、決して失望することはないのです。そのイエスは全ての問題を除き去る神の王国の良い便りを宣明されました(マタイ24:14)。神エホバを畏れ、日々ご意志を学び守り行なう人たちは幸いです(詩編1:1~4)。
次回からはイザヤ51章を順次紹介致します。
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好天や 田植え準備の 農家あり 今日の一句
ご近所の生垣の「椿」