きのう地元のライブハウスで、40代の人中心のバンドの演奏見てきました。
サイモン&ガーファンクルや伊勢正三、世良正則とか、自分たちが10代に聞いていた懐かしい曲がたくさん聴けました。
最近のはぜんぜん覚えられないのに、30年前の歌は、なぜか3番まで歌えるんですよね。いったいどこで記憶してるんだろう。
脳って不思議だな。
ああいうのが、いわゆる僕らの世代にとっての「懐メロ」になるんだろうな。
MCで、
「俺たちはもうオヤジで加齢臭が...」
とか、
「もう古い曲で何年前のものかよく覚えてませんけど..」
とか、結構ネガティブなMCが多かったけど、
普段70、80代の人と一緒に100年以上前の曲を普通にやっている自分としては、すごく新鮮でした。
全然問題ないのになあ。
これぐらいの年代が民謡やってたら、あのステージが全部民謡だったらすばらしいな。
最近はようやく邦楽が学校の授業で取り入れられるようになったけど、今の30代~60代のほとんどが日本の伝統音楽を一切無視した教育カリキュラムの中で育ってて、僕の周りの民謡の仲間も、そこの年代がすっぽり抜けてしまってます。70代は民謡ブームがあったんで割と人数多いです。
でもその世代も引退する人が増えてきました。
尺八も太鼓も、出来る人が亡くなってしまうと次もう探すのが大変です。
自分たちの国の音楽なのに、なんでこんな事になっちゃったんだろう。
ちょっと悲しい。
観客の立場でずーっと楽しんでたけど、人のフリ見て我がフリ直せというか、
「口角を上げろ」
とか、
「客と向き合え」
とか、
「楽しそうにしろ」
とか、
前の師匠が口すっぱく何度も言ってた事が、やっぱり洋楽にも当てはまるなあと思いました。邦楽と比べて、譜面とにらめっこしてた人が多かった気が...。ま、民謡だと譜面自体がないんですけどね。
ということで、すごく楽しかったし、勉強にもなった一日でした。
打ち上げにも参加させてもらって、また知り合いが増えました。
またやるとか言ってたんで、次回も行ってみようかなと思います。
今回もスーさんにお世話になりました。
スーさん、ありがとう!