昨日、小城市の本龍院で開催された第3回堂楽コンサートに行ってきました。
今回のコンサートは、田代佳代子さん・池田祐子さんによる「マリンバの夕べ」ということで、全9曲+アンコール演奏でした。マリンバは、今年天山酒造の酒蔵で開催された「蛍の里コンサート」で初めて聴いて以来の2回目です。本来は、ザ・トロンボーンアンサンブルマイナーズのコンサートであったのですが、これにマリンバ奏者の方が友情出演(?)されたものでした。
その時も感動ものでしたが、生で聴くマリンバは素晴らしいですね。打楽器特有の空気の振動というより、圧力を感じるような思いがします。和太鼓の演奏もそうですが、人間の魂を奥底から揺さぶるような何かを秘めているような気がします。
和太鼓で思い出すのは、菜の花マラソンの山川港を過ぎた辺りの登りで出迎えてくれる太鼓です。何度励まされたか判りません。これなしには、この坂は乗り切れなかったでしょう。
打楽器というのは、このように太古の昔から人と共に歩んできた身近な存在なのだと思います。小学校でも木琴や鉄琴をたたいた経験はあるでしょうし、ものを敲けば大抵のものは音が出ます。手だって、膝だって叩けばリズムがとれます。最も身近な楽器ともいえるのでしょう。
話が逸れてしまいましたが、昨日のコンサートでは全曲一台のマリンバを二人で演奏(連弾?)されました。完璧にシンクロした演奏は誠に素晴らしいというしかありません。打楽器のシンクロのズレは、かなりはっきりと認識できるのに、どうしたらこんなに出来るのかとしばらく考え込んでしまいました。一流の奏者にとっては当たり前のことなのかも知れませんが、凡人が身に着けることができるものなのでしょうか。持って生まれた才能? それとも練習? ・・・?
とにかく素晴らしい一夜を有難うございました。マリンバ、また聴きに行きたいと思います。
※ 第6回「堂楽寄席」が平成26年5月18日(日)に決定したそうです。
出演者:橘家蔵之助さん(二席)、桂梅團治さん(二席)、桂小梅さん(一席)
こちらも毎年楽しみにしております。