山浦清美のお気楽トーク

省エネ、農業、飛行機、ボウリングのことなどテーマ限定なしのお気楽トークができればと思っております。

佐賀弁・筑後弁お国言葉比較考(13)

2015-10-20 | うんちく・小ネタ
 毎年カメムシには痛い目にあわされております。特に今年はカメムシの被害がひどかったように思います。以前はピンセットで捕まえていたこともありましたが、ほとんど意味の無いことを思い知らされ、何もしないで放っておくことにしました。それでも、見かけは悪くなりますがちゃんと育ってくれておりますので、それで良しとすることにしております。

 カメムシのことを佐賀弁で「ふ」と言います。話し言葉では「ふぅ」あるいは「ふー」のように聞こえます。筑後弁では何というか記憶にありませんでしたので、ネット検索してみますと「つ」と言うようです。微妙に違いますね。

 ここからは、この言葉の起源を妄想してみましょう。
カメムシが植物の汁(植物の体液)を吸ったところに傷ができます。植物はこれを補修します。同様に人間も怪我をしたとき、しばらくすると「かさぶた」ができます。このかさぶたのことを筑後弁で「つ」と言います。カメムシの被害があったところが、傷ついた様相を呈するところから「つ」と言うようになったのではないのかなと想像しました。
 同様にこのような傷跡は斑模様となります。斑模様となることを斑が入るとも言います。その原因を作った虫のことを「ふ」と言うようになったのではないかと思った次第です。

 何となくこじつけてしまいましたが、語源の正確なことは分からないと思います。諸説紛々あるものでしょうからこそ面白いとも言えます。こんなことを真面目に研究しても得られるものは少ないでしょう。しかし、このようなことを面白がる心が、人類を発展させた原動力なのかも知れませんね。