曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

アサギマダラの卵 孵化・アオスジアゲハ羽化

2011年10月11日 | 日記

 ついに蝶の卵が孵化する所をカメラで捉えました。

今まで蝶の飼育で卵からの飼育はずいぶん沢山行いましたが、たいてい気付かないうちに幼虫になっていて蝶の赤ちゃんが卵から這い出して来る所をこの目で見るのは初めてのことです。なんといってもすごく小さな世界のことですから観察もとても難しいのです。これでアサギマダラに関しては成長の全行程を写真に収めることができました。

退屈かもしれませんが連続写真をご覧になって下さい。


もう一つびっくりしたことがありました。

夕方家に帰ってみるとテーブルの裏にくっついて蛹になっていたアオスジアゲハDが今日羽化していました。もうしばらく野外でアオスジアゲハを見たことはありません。したがって蛹は来年の春まで羽化することはないと確信していました。それなのにふとテーブルの裏を見ると蛹は空っぽになっているではありませんか。それであわてて成虫になったアオスジアゲハを探すと窓ガラスとカーテンの間に隠れていました。
今から外に出ても相手を探すことはできないのではなかろうかと心配です。
今年はアオスジアゲハを6匹飼育しましたがはじめのA B Cの3匹はヤドリバエにやられて死んでしまい、Dはテーブルの下で蛹化したあともよく見ると中に黒い影があるようで寄生蜂かヤドリバエに感染している可能性が高いと思っていました。それでその蛹が羽化したことは一層驚くことになったわけです。実はEは脱走して行方不明です。どこかできっと蛹になっていることと思います。それから最後のFは前に紹介したようにとてもきれいな蛹になりました。これは来年の春までゆっくり眠ることと思います。

 

 


 

アサギマダラの卵 孵化

 

朝一番の観察では卵の中は黒っぽくなっていましたが変化はありませんでした。

 

頂部の奥側の方に少し穴があいているのが見えました。

 

時々休んではカリカリやっていました。

ついに穴から顔を出しました。

よっこらしょ !    アー窮屈だった。(お目目が大きくてかわいいですね)

 

ほとんどの幼虫は生まれてすぐに自分の入っていた卵の殻を食べます。

アサギマダラはキジョランの葉を丸くリング状にかじってからその中を食べ始めます。

 

 

みかん畑のアサギマダラ

 

 

 

 


 

アオスジアゲハの羽化