曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

アサギマダラ100選 2

2011年10月23日 | 日記

 昨日の続きですが、今日はとても興味深いことが分かりましたのでご報告します。

先日10月18日に、我が家の庭のフジバカマにてマーキング(蝶の翅に文字を書いて放す調査方法)のあるアサギマダラを見つけました。私が蝶に興味を持つようになって10年くらいですがマーキングのある蝶を見つけたのは初めてです。すぐに捕獲しなくてはと思い補虫網を取りに駆けつけ逃がさないように慎重に捕獲しました。記録のためすぐに写真を取り再度放しました。マーキング蝶を見つけたことで興奮していたのでしょう自然にとまっている所の撮影をするのを忘れ再マーキングもしないで放してしまいました。


次はこの蝶がどこからやって来たのか調べなければなりません。書いてあった文字は「TSN」「349」の文字で書いた日付はありませんでした。大阪のマーキングのことで有名なホームページの書き込み欄に書いて問い合わせたところ返事があり「TSN」の記号は富山市で9月の10日頃書かれて放された模様です。現在のところマーキングされた正確な日時は分かりませんが、富山市から周防大島まで38日くらいかかってやって来たことになります。安下庄から富山市までの距離は地図の上で直線に測ると約540km位ですが実際にこの蝶が飛んだ距離は少なく見積もっても直線の1.5倍はあるのではないでしょうか。1.5倍として810kmですがそれを38日で割ると1日当たり平均21.3kmも移動していることになります。すごいことが証明されたことになります。


今年は私も師匠と一緒に山口むしの会の会員としてマーキングをやっています。今日までに約50頭のアサギマダラにマーキングをして放しました。九州か沖縄の人に見つけて頂けるとよいのですが、無事に南国まで飛んでいってほしいものです。

 

 


 

アサギマダラ 100選

10月18日に見つけたマーキングのあるアサギマダラ

富山市からやって来たアサギマダラ♂  翅の痛みはほとんどありませんでした。

今頃は何処まで行っているやら?

 

 

しばらく雌ばかり載せてみましょう。

 

 

 

ヒヨドリ花にやって来た アサギマダラ♂

 

 

 

我が家で飼育したアサギマダラ