曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

皇座山へアサギマダラの産卵調査に行きました

2015年09月13日 | 日記

今日の花

カンナの花  カンナは夏の花として暑苦しさが感じられわたしはあまり好きではありません。でもこのカンナは花弁が小さくて普通のカンナよりかわいい感じがします。

 


 久々で天気が良いので仕事をさぼって山へ行ってきました。アサギマダラの産卵状況は今が一番調査しやすいのです。皇座山のカモメヅルへの産卵がどうなっているかとても気になっています。日曜日なので山歩きの人などが多いかもと思っていたら山野草研究会の人たちが大勢で来ていました。私は蝶の卵探しですが皆さんはにぎやかに山野草の観賞を楽しんでおられました。

柳井へ向かう途中先日見つけたガガイモへの産卵場所と志度石神社のキジョランを調査してから行きました。ガガイモの卵はまだ変化が無く志度石のキジョランは予想通り新しい卵と初齢の幼虫を確認しました。

皇座山ではオスのアサギは数頭ヒヨドリバナにいるのを見ましたがメスの姿は見られませんでした。コカモメヅルに孵化寸前の卵はありましたが新しく産み付けられたものは見つかりませんでした。オオカモメヅルには卵は見つかりませんでした。また、早く生まれた幼虫がいるはずなのですがコカモメヅルには姿がありません。何処へ行ったのでしょう?

山頂付近の林の中にはミドリヒョウモンのメスが沢山いてあちこちで産卵していました。ミドリヒョウモンは年一回の発生ということになっていますが今産卵すればもう一回年内の発生があってもよさそうですが無理なんでしょうか。

 


ガガイモに付いたアサギマダラの卵

 

いい天気です

 

志度石神社へ

約500段の石段です。

キジョランの生えている所はこんな感じの所です。

 


皇座山へ

山野草の会の方たちが大勢で

最初にアサギマダラの雄が出迎えてくれました

みんなきれいな雄です。

一緒に歩いていた山野草の会の女性の方が私に質問しました。「蝶は鳥と同じように雄の方がきれいなのですか?」と聞かれたのでオスメスともに同じ模様のものもいますが、多くの蝶は雄の方がきれいですと答えておきました。なぜオスの方がきれいなのかと聞かれると簡単に説明できないところがありますが、「鳥と同じなのね。」ということで納得されたようです。

コカモメヅルに産み付けられたアサギマダラの卵

 

 


沢山いたミドリヒョウモン

メス

オス

産卵中のミドリヒョウモン

産みたての卵が3個並んでいました。ご苦労さん。

ミドリヒョウモンの産卵行動はとても珍しく食草に直接産みません。木の根元の樹皮に産んだり石や落ちている木切れ何にでも適当に産み付けます。近くに食草があればいいけれど卵から生まれたばかりの小さな幼虫は自力で這って食草にたどりつかねばなりません。

 


ヒヨドリバナにはダイミョウセセリも