今日の花
ガブリエル (白)
名前は分かりません。 庭のバラ
お昼前に、台風3号が南を足早に通り過ぎてゆきました。風もなく雨も普通の雨でニュースが言わないと台風がやって来たことに気づかずに終わっていたところです。
午後3時ごろには素敵な青空がのぞいてきて、まさに夏の空と白い雲が見られました。何もない青空より躍動的な雲が空に散らばっているのがわたしは好きです。その後少し高いところから海を眺めたくてみかん畑に行きました。雨も上がり天気が良くなったのでついでに飼育室のアサギマダラの幼虫を我が家のビオトープに持って行きイケマの木に放しました。飼育室の中で育てると多くの幼虫が無事に育つのですが自然の中に放つと生き残るのはわずかです。その上これから梅雨が明けると30度を超す高温になるでしょう。こんな時期に自然のアサギマダラは子育てはしません。それが分かっていても山に放ったのはわけがあります。一つは高温時期でもうまく育つかどうかが見たいのと、もう一つは家での飼育に疲れたのです。今年は冬がずっと沢山のアサギマダラの幼虫を育てました。そしてうまく成虫になったものをさらにそのまま飼育して次の世代を育てる羽目になりました。天敵のいない環境では卵の数や幼虫の数は半端ではありません。エサの準備や清掃にも多大の時間を取られました。春から3度目の幼虫ですから多少私が飽きたのもあって、あとは自分で生きて行ってほしいと思い全ての幼虫を山へ持ってゆき放しました。出来るだけ多くの幼虫が蝶になるまで育ってほしいとは思いますが、自然の中で無事に育つのはとても難しいことなのです。
この3か月アサギマダラの成虫を飼育してきましたが自然の中では見ることのできないいろんな行動を観察することができました。狭い飼育小屋ですがアサギマダラはその狭さにも適応して生きてきました。一応の目的も得られたので一昨日成虫はすべて外に放ちました。不思議ですね、狭い空間で生まれ狭いところで暮らしてきたのに外に放つと手から離れたアサギマダラは一気に空高く登って行きます。数十秒後には空の中に溶け込んで消えてゆきます。やはり広い空間が好きなのですね。
親のいなくなった飼育小屋には卵と幼虫がたくさん残されたのです。幼虫として移せる大きさになったので今日ようやく処分することができました。最後まで面倒を見ないひどい里親ですね。
飼育室に残された卵と幼虫
このタッパーはみんな元気です。
このタッパーの幼虫は何匹か死んでいました。
初齢と2齢です。
この中には沢山いました。
山のビオトープのイケマに移します。
キジョランに付いたものはキジョランに
うまく移って行きましたが天敵に見つからないように、無事に育ってほしいですね。
イケマは良く茂っていますので、少しは残ると思います。
みかん畑からの午後の青空
4時ごろ
半月より少し大きい月が出ています
夕暮れ
しばらくのご無沙汰でした。