曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

上巳の節句(桃の節句)

2019年03月03日 | 日記

今日の花

乙女椿  服部屋敷の玄関先に咲いていました。

 


 今日は3月3日ひな祭りの日ですね。

上巳の節句はもともと中国の風習で、3月の最初の巳の日に水辺で身を清めた風習が平安時代に京都に伝わり、当時の京都の遊びと一緒になり流し雛として身に降りかかった厄を雛人形に引き受けてもらい、人形と一緒に厄を流すことになったようです。江戸時代の初めには宮中で節句の行事として行われていた人形を飾ることが江戸の武家でも行われるようになり、やがて町家でも雛人形を飾るようになって段飾りもだんだん派手になったようです。

今も残っている節句のお祝いは桃の節句・端午の節句・七夕の節句くらいですが、1月7日の人日の節句と9月9日の重陽の節句を加えた五節句が江戸時代に祝日と決められました。祝日ですからみんな仕事をお休みにして祝っていたのでしょう。「怠け者の節句働き」という言葉がありますが、普段あまり仕事をしない人がみんながお休みしている日に限って目立つように仕事をすることを言いますよね。私も怠け者ですからよくそう言われました。曜日のない暮らしだから仕方ないですよね。

節句のお祝いの仕方は各地・各家でいろいろでしょうが、桃の節句の代表的な食べ物ってありますよね。桃色白緑の三色の菱餅があげられますが、これはほとんど食べたことがないですね。雛霰は食べたことがあります。白酒はそれほど好きではありません。ハマグリの吸い物は我が家ではまったく出ません。その上ちらし寿司などを要求したらなんと言われるか・・・・・。ということで、今年の桃の節句は何のお祝いもありませんでした。カミさんの名誉のために言っておきますが、娘たちが小さいころは毎年子供たちの喜びそうなお祝いはしていました。

今日は朝から雨が降り寒々とした一日でしたが、春は雨が運んでくるものです。3月になると日の光りが強くなり、雨が降るたびに潤った土が植物たちを目覚めさせるのが目に見えますよね。雨が降っていたので朝早く服部屋敷に雛人形を見に行ってきました。服部屋敷についてはまた今度ご紹介いたしますが、今日は飾ってある雛人形の写真だけを撮ってきました。

 


服部屋敷のひな祭り

 

卵のお雛様

 

吊るし雛

 

 

 我が家の雛飾りは仕舞われて何年になるのでしょう。