今日の花
馬酔木(アセビ)の花 周防大島には馬酔木の樹がほとんどありません。不思議なことです。山口県でも本州側では、少し山に入ると何処にでも生えているごく普通の樹です。大島内の山はかなり詳しく調べているつもりですが、ごく一部の山を除いてはほとんど見られません。
今年の冬は暖かい冬でしたね。気温が氷点下に下がった日は無かったと言っても良いくらいで我が家のまわりでは野外で氷が張ったのを見ませんでした。霜が降りた日は数日ありましたが積雪もなく氷も張らない冬は近年では珍しいことです。3月も中旬になりましたのでもう寒波の心配は無いものと思われます。私の家では柑橘類を樹にならせたままで冬越しする品種がたくさんあるので、冬の寒さが厳しいと果実に被害が出る恐れがあり1月・2月は毎年心配です。今日ご紹介するブラッドオレンジも冬越しする柑橘の一つで、毎年3月から4月に収穫します。ブラッドオレンジは日本ではあまり馴染みがない柑橘ですが、ヨーロッパの地中海沿岸の国々ではオレンジの一つとして沢山作られています。ヨーロッパだけでなく世界的に見てもオレンジの仲間は剥きにくいのでジュースとして消費されることが多いようです。私もブラッドオレンジはジュースにすると色もきれいで大変おいしいと思います。果実を生で食べる場合はブラッドオレンジよりネーブルオレンジの方が食べやすく美味しいかもしれません。日本では温州みかんをはじめマンダリンタイプが剥きやすく甘いので最も好まれていますが、香りの点から見るとオレンジ類が最高に良いと思われます。と言うことで、たまにはオレンジ類も食べてみませんか。
ブラッドオレンジの畑
一瞬、林檎の樹かと思いませんか。
とても変わった柑橘ですね。
ブラッドオレンジを食べてみましょう。
剥きにくいのでカットにしてみました。
やはり剥いてみましょう。
果肉を確かめたらジュースにしてみました。
糖度は12.5度くらいですからそれほど甘くはありません。
剥かずに絞ってみました。
ジュースにすると飲みやすく美味しいです。
箱に詰めてお届けします。
先日送ったお客様から今年のブラッドオレンジはとてもいいとの返事をいただきました。一人の方はイタリアへよく行かれる方で、その方からはシチリアのブラッドオレンジにひけを取らないとのお褒めをいただきました。私はイタリアへ行ったことがないので現地で食べたことはありません。でも、イタリアから輸入したブラッドオレンジジュースは飲んだことがありますがとても美味しかったです。