曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

春の京都で 5.

2019年04月11日 | 日記

この日の夕食

 

昼食は少し中国風でしたので夕食は京都風の和食にしました。   この店を選んだ理由はわたしが50年ぶりで「いもぼう」が食べたかったのです。

 


 夕食の予約は少し早目の5時にしてあったので八幡市から急いで京都市内に戻ってきました。夕食を早めにしたのは夜桜を楽しむ時間が欲しかったからです。近年は京都市内ではあちこちで桜のライトアップが行われていて夜の観光も盛んです。今年は平安神宮の夜桜を見ようと計画していたのですが、食事の後、平安神宮の前まで行ってみて判ったのですが夜間の庭園公開は明日の4月4日からだったのです。誠に残念でした。

 


 夕食は「いもぼう」の平野屋本店で

この通りは八坂の円山公園の隣で、坂を上って行くと知恩院の前に出ます。狭い通りなので普段あまり通ったことがないところです。石畳に面して古い店が並んでいます。

江戸時代初期から続くお店です。

 

 

春らしい装いの八寸です。

最初に名物の「いもぼう」が出てきました。懐かしい味でした。エビイモはとろけるように柔らかく、棒だらは良く味がしみていて美味しくいただきました。

椀物はウグイス仕立て

向付、焼き物、温物・・・次々と春の食材が美しく盛合されて出されてきます。京都ならではのご馳走に堪能しました。

 

宴の跡

 

京都のお店は狭いところをうまく使っていますね。

早めの夕食も終わった時にはもう夜となっていました。

 

いもぼうの平野屋と言うお店は2軒あるのをご存知ですか。私たちが今夜行った「平野屋本店」と円山公園の中にある「平野屋本家」と言うお店です。どちらも「いもぼう」の古いお店ですがお間違えの無いように。

平野屋本家

 

せっかくここまで来たのですから円山公園の枝垂桜を見に行きました。今年は開花の状態が良かったです。そして相変わらずすごい人出ですね。

ライトアップの桜はいつみてもいいですね。50年前学生時代に見ていた桜は先代の枝垂桜でそれはそれは見事でした。枯れた先代の桜の代わりにこの桜が移植されたのです。よくこんな大きな桜の移植ができたものです。桜守りの根性と技術の賜物でしょうか。

外国の方もたくさん「お花見」をしていました。

 

平安神宮へ行ってがっかりでした。

だあーれもいません。

 

早めに宿の方へ向かいました。宿の管理をされているS様ご夫妻にはいつも大変お世話になっています。

お世話になっている宿がまたとても素敵なところです。山に接したお庭に露天風呂があるのですが、山から下りてくる冷気を肌に感じながら暖かいお湯にどっぷりつかると一日の疲れもすっかり取れてしまいます。